3ヵ月で顧問になれる。「メンタルヘルス実践プログラム」

 

(第1回・前回は緊急告知となります)

 

<企業のメンタルヘルス対に就いた経緯>

 

はじめまして、まずは私の肩書や経歴をあえてお伝えせず、私がカウンセラーとして、そしてメンタルヘルス対策の職に就いた経緯を自己紹介を兼ねてお伝えできればと思います。白紙の状態でお読みいただければ幸いです。

 

 私は、家業が建築設計事務所と不動産業を営んでおり、その会社を継ぐべく、都内の四年制大学の工学部建築学科に入学しました。卒業後は父の会社に就職したのですが、どうも設計という業務が好きになれず(というか明らかに向いていなかった気がします)、会社に籍を置きながらブラブラとしていました。今思えば親に感謝しかありません。

 

 そんな中、数年が経ち、ある事がきっかけで人生の転機が訪れ、3年半医学部を志すこととなります。試験勉強は、要領が良く比較的得な方でしたので、3年あればどうにかなるとは思い猛勉強に励みました。予備校の授業抜きで1日最低でも8時間前後。追い込みの際は最低ラインを15時間で設定し、鬼の形相で勉強していました。因みに一級建築士は取得済みですが、一次試験の初回受検の合格率は約3~5%といわれる中、1カ月半の勉強で初回合格です。これは自慢でもなんでもなく、綿密な計画と圧倒的勉強量の賜物です。この一カ月半は食事とお風呂と睡眠以外、全て勉強で、一日約15~16時間は確保していました。夢で構造計算の公式が出てきて、起きて確認してからまた眠りにつく感じでしたね。

 

 結果、第一志望の聖マリアンナ医大に見事に滑りました。北関東の医学部であればいけそうだったのですが、父が高齢で(まだぴんぴんしていて喜ばしいことに気ですが笑)、もし地方に6年に行っている間に何かあったらと思い、断念するに至りました。今考えれば行っても良かったと思いますが笑

 

さぁ、そこでどうしようかという話ですよ。もう設計はやりたくないし、就職は当然したくない。そこで思いついたんですね。この思い付きこそが私の一生を大きく決定づける大きなきっかけとなった訳です。

 

「大学で心理学を学んで企業のメンタルヘルス対策やろう。それなら精神医療の分野に関わる事が出来る」

 

このルートが決まった後はひたすら突き進むだけでした。都内の大学で4年間心理学と福祉を学びました。在学中に国家資格の社会福祉士と㈳産業カウンセラーの資格を取得しました。卒業後は、医療系専門学校に入学し、精神保健福祉士の資格を取得しました。

 

当時、およそ15年前、企業のメンタルヘルス対策は自殺者年間3万人を受け、ようやく意識され始めた時で、云わば業界の先発隊でした。しかし逆を言えば、ある意味「何をすればよいか分からない、、、。」

 

そんな時、これも本当に幸運でした。ネットでメンタルヘルス対策を実施している会社を検索しました。なんか入札案件の企業を高らかに宣伝している企業ばかりで、内容というか実力が見えてこない。「うーん,どうもしっくりこない」、若干焦りながらも、さらにさらに検索を進めました。

 

見つけましたよ。関東で産業カウンセラーで個人事業主として活躍されている先生を!実績もそうそうたる企業ばかり、小手先の宣伝文句もなく自分の関心はマックスです期待に胸が膨らみ胸囲2メートル級です。

 

直ぐにコンタクトを取り、先生の実施している講座を受講しました。きわめて実践的且つ論理的。素晴らしい内容でした。どんなに疲れていても全く眠くならない。講座は4日間、一日数時間の講義でしたが、この講義が私の一生を決定づける事となります。この内容に関しては後日機会があれば触れたいと思います。

 

その先生のおかげもあり、奇跡的に在学中より県警察本部や大手家電量販店といった通常では関わることが困難な大手組織でのメンタルヘルス業務を行う事となります。稼働は多忙を極め、フライトは年間約30回、取引先従業員のカウンセリング数は、年間1,000人近くとなりました。高校の時までは警察官を志していたので、県警本部で多くの警察の方と接することが出来たのは、正に至福の時間でした。大手家電量販店では、北は北海道、南は九州まで、日本の多くの空気を実際に肌で感じることが出来、とても貴重な体験でした(カウンセリングをしたみんな、元気にしているかなぁ)。ご教示頂いた先生は大変厳しい方でしたが感謝しかありません。この場を借りて改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

しかし、順調と思われる中、私は大きな壁とぶつかる事となります。それも結果的に振り返れば打破することになるのですが(第2回へ続きます)。

 

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