近畿日本ツーリスト(KNT)グループの

株式会社ツーリストエキスパーツで添乗員をしている

卒業生にお話を伺いました!





(1)専門学校で勉強して、現在の仕事に役に立っていること



旅行業務取扱管理者の勉強は

すべて役に立っているといっても過言ではありませんが、

その中でも一番役に立っているのは時刻表の見方です。

国内の電車・飛行機はもちろん、

海外での時刻表であるトーマス・クックの読み方は

本当に役に立ちました。

添乗員は非常時にその真価が問われる仕事です。

急な用事で観光地から帰らなくてはいけなくなったとき、

そのお客様がいかにスムーズにいかに

無駄な出費なく帰れるようにご案内できるか。
普段から時刻表や観光地などを

詳しく勉強しておかないとできないことです。

学校の勉強で時刻表を引いて電車だけでなく

路線バスや飛行機の時刻を調べたのはとても役立ちました。





(2)国内・総合旅行業務取扱管理者の勉強方法



管理者試験で一番難しいのは観光資源だと思います。

行ったこともない観光地を詳しく覚えるのはとても難しいので

私はよく友達と仮の行程表を作ったりしていました。

その観光地までのアクセスの仕方やその周囲に何があるのか。

主に二泊三日くらいの予定を組んで、

どれくらいのお金がかかるものなのか?時間は?など

観光の本を見ながら考えたりしていました。



また、個人的に行っていたのは

観光地を舞台にした本(たとえばミステリー小説)を読むことです。

本なら勉強して覚えたことではないので、

試験の時に簡単に思い出せました。




(3)今の会社を選んだ理由


現在の会社は、インターネットで募集を見つけました。

会社自体は大阪にあるのですが、

その時は岡山でも試験をしておりましたので、

ダメもとで応募してみました。



そもそも添乗員をしようを思ったのは、

在学中にインターンシップで

ツアーのお手伝いをさせていただいたからです。

とても大変でしたが、このことがきっかけで

添乗員という職業を意識するようになりました。



入社してから、しっかりと研修をして業務に入りましたので、

この会社に入社して本当に良かったと思っいます。






(4)仕事のやりがい


添乗員という職業は、

旅行中何も問題がないなら必要がありません。

修学旅行などに添乗員は必ず一人はいるはずですが、

その添乗員の記憶が残っていないのであれば

その旅行は何も問題なく終わったということです。



私たち添乗員の仕事は非常時に必要とされます。

急病人が出たとき。

急なご不幸があって帰らないといけなくなったとき。

悪天候で交通機関等がストップしたとき。

そのときにこそ添乗員としての真価が問われます。

病院の手配。帰着チケットの手配、案内。代替え輸送手段の手配。

お客様を混乱なく、予定通りにすべての行程をこなし、

最終帰着地までご案内する仕事です。



そして最後にお客様とお別れする際に、
「添乗員さんがいてくれたおかげで無事旅行を終えることができました。ありがとう」
と、言っていただければ

添乗員の業務は完璧だったということです。



人の記憶に残ることも少ない。

縁の下の力持ちの役割ですが、

お客様が最後笑って帰っていけるように頑張る。

それが、添乗員という職業のやりがいだと思います。





(5)後輩へのメッセージ

今、就職をどうしようか悩んでいる人がいたら、

ぜひインターンシップを活用してみてください。

添乗員だけでなく、ホテルマン、旅行代理店、

そしてテーマパークの従業員まで。

インターン制度を実施している会社はたくさんあります。

就職して、添乗員の約半数は1年以内に辞めてしまいます。

理由は「こんな職業だとおもわなかった」という

理想と現実のギャップのためです。




添乗員は、確かに色々な所へ行けますが、その分体力勝負です。

仕事中は、たとえ夜中だろうと病人がでれば病院へ連れて行くし、

朝は朝食前には用意しているので、

六時には朝食会場にいるということが普通だからです。

体力的にも精神的にも、覚悟ができていないととても厳しい職業です。

仕事を辞めてしまうというのはとてつらいことです。

そんなことが起きないよう、

限られた時間の中で精いっぱい体験をしてみてください。

実際にやってみないと分からないことはたくさんあります。

憧れや理想だけでは、絶対に続かない仕事です。



皆さんが悔いのない選択ができるようお祈りしています。

ぜひ頑張ってください。

そして、どこかでお会いできるのを楽しみにしています。



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ご協力ありがとうございましたドキドキ


インターンシップを通して

仕事のやりがいも大変な部分も知った上で

就職活動を行うと入社後のギャップも少なく仕事に取り組めます。



非常事態でも、冷静に対応できるのは

学生時代に身につけた知識と仕事を通して得た経験

そして、お客様の役に立ちたいと言う思いだと思います。


学生時代は、たくさんの経験をして

知識と教養を身につけましょう!