大きな都市の真ん中にあるお城なんて、ちょちょっと歩けば、すぐに天守閣にたどり着ける・・・・と、思いっきり、なめていたら、とんでもない目に遭った
今回は、そんなお話
まずは、大汗をかきながら、和歌山城の入り口に到着
5分も歩けば、天守閣だろうと、仕事用の革靴を履いたまま、すたすたと場内へ
年輪を感じさせるデッカイ木に感動しつつ前進
まだ、多少、余裕があった
ところが、
革靴だと歩きにくいし、
なんだか、登ったり、下ったりで、
周りをぐるぐる迷走しているだけのような気がしてきた

ちょっと疲れてきた・・・
きれいな庭園だとは思うけれども、天守閣はまったく見えないし・・・
どうなっているんだか
しんどい・・・
うわ~、坂がキツイ・・・上に登れば登るほど、どんどん坂がキツクなる
何分登り続けただろうか・・・もう、こうなったら意地だ
やっと、見えてきたぞ~天守閣
でも、ここから、まだあった

や、やっと、ついた~
でも、なんなんだろう・・・この達成感のなさは・・・
眺望も、もうひとつだし・・・
東屋で、冷たいお茶を飲みながら、1時間ほど、ぼーっとしてしまった

でも、いつまでも、ぼんやりしていても、ラチがあかないので、重い腰をあげて、「下山(
)することに・・・
帰りは、ちょっと楽しかった
観光客の一団が、息も絶え絶えという感じで、登ってきた
そして、1人のオバチャンが私に声をかけてきた
「天守閣はすぐそこなんでしょ
」
「いいえ、ここから、まだかなり登らないと着きませんよ。
しかも、この先、どんどん坂が急になっていきますから・・・」と私
「えええええ、じゃ、もうやめよっか、帰ろう、みんな」と他のメンバーに提案するオバチャン
いったい、どうするのだろう・・・と眺めていたら、結局、もう少し頑張ってみることにしたらしく、また、のろのろと登り始めた
城門近くまで降りてきたら、そこに1人の女性がいて、これまた、ハアハア・・・言いながら、天守閣を目指している
彼女も私に話かけてきた
「天守閣は遠いんですか
」
「ええ、これからが本格的な登りです」と私が答えた途端、
踵をかえして、天守閣行きを断念したご様子
「あと10分くらい頑張れば、着くと思いますけど・・・」と声をかけると、
それに勇気づけられたように、しかし、力なく、重い足取りで、彼女は、ハアハア、登り始めた
でも、あの足取りでは、10分どころか、20分くらいは、かかるだろうな・・・と感じつつも、それには敢えて触れず、そのまま、私は場外に出た
いや~、疲れた~
アパホテルの自室に戻り、大急ぎでシャワーを浴び、着替えたことは言うまでもない
これから、大事な会食があるからだ
でも、疲れが出て、ちょっと眠くなってきたぞ~