11月も中盤を過ぎ、今年1年を振り返る季節になりましたね(=^▽^=)
個人的には、大好きなオペラにもコンサートにも行かず、同じように大好きな海外/国内旅行にも行かず、大好きな美術展にも行かず、飲み会のお誘いもほとんどお断りして、実に禁欲的な一年でした(^o^;)
でも、最近、気持ち的に、擦り切れてきたので、タワーレコード渋谷店に行って、実に1年3ヶ月ぶりにCDを購入しました(^O^)/
まずは、ピエール・モントゥー指揮ロンドン交響楽団によるブラームスの交響曲第2番。
この曲を代表する名演奏として国内外で高い評価を得ながら、長らく廃盤でした。しみじみとした人生の秋を思わせる憂愁に満ちた解釈は、胸に迫ります。
ただ、ブラームスとして、この曲にそうした思いを込めたかどうかについては、解釈が分かれるかもしれませんが…
次は、ロリン・マゼールのウィーン・フィル・デビューコンサートの記録。
メインとなるベルリオーズの幻想交響曲のエキセントリックさは、他に類例のない凄まじさ(^o^;)
最近のマゼールは、巨匠風・大家風の表現となっていますが、1963年当時のマゼールは、ありあまる表現意欲を持て余しているかのごとくで、あらゆる障害物を排除して突進してゆく強靭な推進力が魅力です(^O^)/
最後は、ウィーン・フィルの自主制作盤で、ハイドンの交響曲を集めた3枚組です。
最近は、各オーケストラの自主制作盤ばやりですが、ウィーン・フィルとしては、これが2組目です。
1組目は、モーツァルトを中心とするセットでしたが、たしか10枚前後なのに35000円くらいして、一般の音楽ファンには縁遠いものでした。しかも、演奏のクオリティに関しても、ウィーン・フィルにしては果たしてどうなのだろうかというレベルだったようです。
それと比較するならば、今回のハイドンの交響曲集は、ウィーン・フィルの団員の皆さんが絶対の自信をもってお勧めできる演奏だけを集めた3枚組です。
と言っても、関係者の承諾を得られたものに限られる訳で、たとえば奇跡的な名演奏と言うべきカルロス・クライバーの「驚愕」は含まれていません。
第12番、ドホナーニ指揮1991年
第22番、メータ指揮1972年
第26番、ウェルザー・メスト指揮1998年 第93番、アーノンクール指揮2009年
第98番、ウェルザー・メスト指揮2009年 第103番、アーノンクール指揮2009年
第104番、ブーレーズ指揮1996年
ひとつの聴きモノは、小澤征爾氏の後任としてウィーン国立歌劇場の音楽監督に就任する地元オーストリアのフランツ・ウェルザー・メストです。
98年の第26番は、非常に美しい演奏ながら、オーケストラの掌握がもうひとつ甘く、やや放縦に流れるのが惜しまれます。
それに反して、彼の2009年の第98番は、オーケストラとの呼吸も合い、堂々たる風格さえ漂わせるのは見事としか言いようがありません。
今回の聴きものは、なんと言ってもアーノンクールでしょう。流石は古楽の雄ですね♪
第93番が始まるなり、音楽の大きさ、そして、音楽の練度が全く違います。
それ以上に素晴らしいのが第103番「太鼓連打」でしょう。これまでは、カラヤン指揮ウィーン・フィルの演奏が代表格でしたが、これからは、アーノンクールのこの演奏が代表になるでしょう。
ブーレーズ指揮の第104番も注目すべき存在です。
ブーレーズと言えば、バーンスタインの後任としてニューヨーク・フィルの音楽監督になった際、定期演奏会シリーズで毎回、プログラム前半にハイドンの交響曲を組み入れ、多くの定期会員を失ったことは有名ですが、このハイドンは見事です。
もちろん、カール・シューリヒト指揮シュトゥットガルト放送交響曲楽団の演奏と比較すれば、色々と言いたいことも出てくるでしょうが、現代のハイドン演奏として考えるならば、巨匠としてのスケール感を漂わせるブーレーズならではの大柄な演奏を満喫できる点は魅力です。
なんだかんだと言っても、ウィーン・フィルのハイドン演奏は、やはり素晴らしいの一語に尽きますね(^O^)/


