きのうから、なぜか、アンドレ・ジョリヴェのコンチェルトに嵌まっています
。
ジョリヴェは、フランス近現代を代表する作曲家のひとりなのですが、とにかく、アフリカとか、アジア太平洋など、当時のフランス植民地に題材を求めた、異教的・土俗的・神秘的な雰囲気の楽曲が多いのが特徴です![]()
![]()
。
それだけなら、西欧人の怪しげな「異国趣味」というだけの話なのですが、ジョリヴェの曲は、音楽として、とても楽しめるんですよ
。
ジョリヴェは、「現代音楽に人間性と民族性の回復を!」というのをスローガンにしただけあって、その音楽には、原初的なパッション、エネルギーが充溢していて、聴く者の心にぐいぐいと入り込んできます
。
フルート協奏曲、トランペット協奏曲第1&2番、ピアノ協奏曲などが代表作ですが、特にピアノ協奏曲は、かつては「赤道コンチェルト」の名で知られた名作です。
この「赤道コンチェルト」は、第1楽章がアフリカ、第2楽章が極東、第3楽章がポリネシアの音楽的イディオムを用いているとされます。
かつてのフランス植民地が題材なので、アフリカは・・・たとえばモロッコみたいな国なんでしょうか・・・・極東はインドシナ(ベトナム)、ポリネシアは、ニューカレドニアとかタヒチとか・・・なんでしょうかね・・・・・・( ̄_ ̄ i)![]()
モーツァルトやシューベルト、あるいはブルックナー、マーラーなど、オーストリアの18~20世紀初頭の音楽を愛好する私ですが、同時に、20世紀フランスの音楽にも魅力を感じてしまいます
。
いま、私の背後で鳴っている「赤道コンチェルト」は、かつてハンス・ロスバウトと共に現代音楽の推進者として知られたエルネスト・ブールが、フランス国立放送管弦楽団(現在のフランス国立管弦楽団)を指揮したものです:*:・( ̄∀ ̄)・:*:。
世界初演から4年後(1955年)の録音なので、演奏者たちには、「同時代の音楽」(コンテンポラリーミュージック)の素晴らしさを広く知ってもらおうという使命感が漲っているのでしょうか、非常に「熱い」演奏が繰り広げられています![]()
![]()
。
とてもステキな音楽であり、演奏でもあるので、もっともっと広く聴かれても良いのではって思いますv(^-^)v。