指揮者でウィーン国立歌劇場・音楽監督の小澤征爾さんが、食道がんのため、向こう半年間、すべてのスケジュールをキャンセルし、療養に努める旨の報道がありました∑(゚Д゚)
私は、1993年だっだと思いますが、小澤さんがウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を率いて来日し、バーバラ・ボニー(ソプラノ歌手)とともに、マーラーの交響曲第4番を演奏したコンサートが忘れられません
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その後の音楽評論家による評価は、散々でしたが、私が、小澤さんのコンサートで最も強い感銘を受けた一夜となりました![]()
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2002年、小澤さんは、ウィーン国立歌劇場において、総監督ホーレンダーの下、音楽監督に就任し、「東洋人として初!」ということで、大いに話題となり、我々も期待したものでした
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しかし、陰謀渦巻く伏魔殿、あるいは魑魅魍魎が跋扈する![]()
・・・などと昔から言われ、実に多くにの大芸術家が志半ばで去っていかざるを得なかったのが、このウィーン国立歌劇場です\(*`∧´)/
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総監督として君臨した作曲家・指揮者グスタフ・マーラーがその好例ですし、戦後は、指揮者カール・ベーム、ヘルベルト・フォン・カラヤンなどの巨匠が挫折し、比較的最近では、ロリン・マゼールがその地位を追われています![]()
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きっと、そういう環境の中で凄まじいストレスがあったのでしょう!
小澤さんは、音楽監督就任以来、様々な病気に苦しみ、しばしば公演をキャンセルし、休養していた時期も少なくなかったようです
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今年退任しますが、過去8年間、小澤さんの指揮したウィーン国立歌劇場での公演は、ガラ公演は別にして、オペラ全曲のCDもDVDも、一切、発売されませんでした。(´д`lll)
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小澤さんとウィーン国立歌劇場とのCD/DVDは、音楽監督就任前の、デビュー公演(チャイコフスキーの歌劇「エフゲニ・オネーギン」)のみです
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1955年に戦後復興(再建)されて以降、総監督を務めたカラヤンもマゼールも音楽監督を務めたアバドも、セッション録音ないしはライブ録音による数多くのオペラCDを出してきたのに、小澤さんだけは皆無・・・・というのは、寂しい限りですね
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それは、見方を変えるならば、小澤さんの演奏に対する評価の現われなので、致し方ないとも言えますが・・・・・
今、私の背後では、小澤さんが40年以上も前にザルツブルク音楽祭に登場した際に指揮したモーツァルトの歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」が鳴っています
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小澤さんならではの好演ですが、巨匠カール・ベームあたりと比較されると、どうしたって分が悪いですよね。あるいはリッカルド・ムーティと比較しても、やはり・・・・!
たしかに、小澤さんは、ウィーン国立歌劇場で最も重要なレパートリーである18~19世紀のドイツ・オーストリア系のクラシック本流の作曲家たちのオペラ作品よりは、ロシア・東欧系、ないしはフランス近代などのオペラ作品を得意としたのは事実です。
そうした点も、不利に働いたとすれば、残念なことです。
指揮者クラウディオ・アバドは、ベルリン・フィルの音楽監督を辞した後、自由な立場になってから、スイスのルツェルンを舞台に、新境地を開き、素晴らしい演奏を、また聴かせてくれるようになりました
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小澤さんも、今年、ウィーンを退任されるのを機に、アバドのように、新境地を切り開いてくれれば・・・と願わずにはいられません
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そのためにも、まずは、ガンの完治を祈りたいと思います。