。あっちこっちに取材に出て、いろんな人たちと会えて、それを記事にすることでお金がもらえるなんて、すごくいいですね・・・・・と、よく人から言われます
。しかし、現実には、取材経費も全額自分持ちですし、原稿の単価も低いので、時給300~400円くらいにしかならず、真剣に取り組めば取り組むほど生活は苦しくなります
。とくに私のように、老母の在宅介護で、仕事に割ける時間が限られる人間にとって、それは致命的なことです

。それでも何とか続けているのは、私が取り上げたことで、その相手の方が世間的に注目され、より大きなチャンスをつかんでゆくことができた時には、私のような人間でも、多少なりとも、ひとさまのお役に立てたかな・・・と思えるからです
。ただ、そうやって、より大きなチャンスにつながったという話は、ご本人からもたらされることはほとんどなく、たいていは、風の便りに聞くだけなので、「ああ、良かったなあ・・・」とは思うものの、それほどのリアリティを感じていませんでした
。ところが・・・・・・
昨年の今頃、銀座のバーを取材したことがありました
。エリートビジネスマンの地位を捨てて、夢を実現したステキな男性の記事を2回にわたって私の連載に掲載したのです。
先日、近くで会食したあと、ふと思い出し、そのバーを約1年ぶりに訪ねてみたら、銀座の土曜日の夜だというのに、繁盛していました
。カウンター席には、若手・中堅クラスの男女が、マスター相手に、大いに盛り上がっています。
このお店は、「Hanako」にも出たし、マスターは、TBSの「はなまるまーけっと」にも出演していたから、そういうものを見たお客さんかな・・・・と思っていました。
ところが、話を聞いてみてビックリ!!
どのお客さんも、私の連載記事を見て、興味をもって来店し、そのまま常連さんになったというではありませんか

マスターも、「あの記事がきっかけで常連になられた方の数が一番多いんですよ」とおっしゃる。
まさに、百聞は一見に如かず・・・・驚きました!
一年も前の、たった2回の記事で、それも別に、宣伝っぽい提灯記事でもなく、マスターのこれまでの人生模様を淡々と描いただけなのに、それがこうやってお役に立てている・・・・それを思うと、なんとなく暖かい気分になれました
。きょうも、私は、新たな取材記事を書いています
。老朽化したアバラ屋に吹き込む寒風と戦いながら、風邪薬を飲みながら(苦笑)
薬のせいで、頭がぼ~っとして、文案が浮かばず苦戦中ではありますが、なんとか頑張ります
