各種食品の偽装事件もあって、いまや食の安心・安全が脅かされている日本・・・・・価格は高くても、最近では、オーガニックにこだわる人の数は、とても多いですよね


いったん世の中にそういう流れができてしまうと、化学肥料はまるで悪玉のようになってしまうのが、日本という国の特性のひとつでもあります

ところが、アメリカのオレゴン州で、エコロジーをめぐる新しい動きが発生し、世界的にも大きな話題になっています。
それが、表題に掲げた「サーモンセーフ」です:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
そう、鮭が安全という、文字通りの意味なんです(笑)
どういうことかと言いますと・・・・・
アメリカ西海岸、カリフォルニアの北に位置するオレゴン州は、世界的にも有名な鮭の漁場です


それと同時に、オレゴン州は、ワインスペクテーターでも高い評価を得ているオレゴン・ワインの産地でもあります

一時期、オーガニック・ブームに乗って、ブドウの完全有機栽培をおこなっていたのですが、その汚泥が川に流れ込んで、川が汚れ、鮭が大量に死んでしまったのだそうです

そこで、鮭にも安全で、なおかつ出来るだけ有機栽培の良い点を生かしたブドウ栽培はできないものか、いろいろと検討されて登場したのが、「サーモンセーフ」の考え方。
ポイントは、必要に応じて、最小限の化学肥料も使用することで、鮭の安全と、ブドウの有機栽培を両立させようとすることにあります

なんでもかんでも有機肥料にしなければ・・・・という思考からいったん自由になることの大切さに気づいたということですね

その結果、今年のブドウは素晴らしい出来栄えで、来シーズンのワインは非常に期待できるようです

ところが、この「サーモンセーフ」の考え方は、意外なまでに日本の生活者に知られていません。
それどころか、有機肥料と化学肥料を使い分ける手法であるはずのサーモンセーフが、有機肥料によって鮭を守る方法という風に変えられて日本に伝わっているケースが多いようなんです・・・・・( ̄□ ̄;)!!
オレゴンから日本に来た環境技術者も、その現状を見て、ただ苦笑するばかりでしたが・・・・・
いまや情報社会といわれ、世界中の情報が、瞬時に、そして正確に入手できる、ということになっていますが、実際には、今回のようなケースは、実は、非常に広く見られますよね(>_<)。
いずれにしても、サーモンセーフの考え方が、もっと広く伝わると良いなあ・・と感じる今日この頃です
