文筆家hideの徒然ブログ

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文筆家、そして経営学の大学教員として活動するhideが、日々の雑感を徒然なるままに綴る。
日々の取材のこと、出会った人々、世相・ライフスタイル、音楽、美術、読書、歴史、旅、そしてグルメなど。

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長年いただいているフェラガモセールの招待状が今年も届いたので、昨日、伺ってみた。

以前は、恵比寿ガーデンプレイスで開催されたりしていたが、近年は六本木1丁目の泉ガーデンギャラリーに会場を移している。

日本経済は長期にわたって停滞し、消費もすっかり冷え込み、ファッション系の企業はどこも苦戦し続けている。特に海外高級ブランドは、ファストファッションの普及でより厳しい状況に置かれている。

そんな固定観点に凝り固まっていたが、しかし・・・爆弾ドンッ

 

会場に着くなり、あぜんとする光景が!!!

いきなり長い行列ができているではないか!!!!!

昨年までは考えられなかった光景だ。

そしてようやく入場できたと思ったら、さらに驚く光景が!!!

場内大盛況で熱気が渦巻いている・・・

レジでは20万円も支払っているお客さんがいたり・・・・

いつの間にか、私の知らないところで日本経済は復活していたのか!?

思わず頭が混乱するガーンうずまき

 

さて、私はといえば、今回、ネクタイを買うつもりで訪問した。

近年は、仕事の場でもボタンダウンでOKのことがほとんどなので、

もう何年も新しいネクタイは買っていなかった。

でも、いくら定番モノとは言っても、いつまでも古いネクタイを後生大事にしていては、運気も落ちると思い、そろそろ新しいものを購入しようと意を決して会場に向かったというワケグッド!

1時間以上もかけて慎重に吟味し、ようやく決めてレジに行ったが、そこで、今回の大盛況の理由がはっきりとわかったビックリマーク

それは・・・値引き率の高さだクラッカーアップアップアップ

結果的に、ネクタイも、量販店でノーブランドのものを買うよりは少し高い程度の価格で購入することができたニコニコ

これは超超お買い得だ!!!

 

そうだとしても、会場にあふれる女性たちの購入額の大きさには正直圧倒された!!

不況だ、デフレだ、1億総貧困化だ・・・と言われる一方で、人知れず、お金はしっかりと回っている、あるところにはある・・・という現実を目の当たりにした気分だ。

良い買い物ができただけではなく、少しだけ視野が広がったような気分合格

やはり、自分の足でいろいろな場に出向いていくことが大切だ。

日頃、取材のために結構いろいろと行っているつもりだったけど、まだまだだな・・・とちょっぴり反省あせる

きょうは土曜日・・・天気は悪いけど、フェラガモセールはさらに一段と過熱しているに違いない。

 

 

 

 

 

国立新美術館で折から開催中の「ウィーン・モダン」に行ってきた(^^♪

日本・オーストリア修好150周年記念事業のひとつだ。

 

上野の東京都美術館で開催されている「クリムト展」もまさにそうした事業の一環であり、先月観てきたばかりだが、昨日行った「ウィーン・モダン」はまさに圧巻であった。

 

名称からすれば、19世紀末から20世紀初頭にかけてのウィーンの美術にフォーカスしているように見えるけれども、実際は、18世紀のマリア・テレジアの時代から20世紀初頭のオーストリア表現主義の時代に至るハプスブルク帝国の美術の流れを俯瞰的に捉えた壮大な企画だ。

 

「クリムト展」が1時間半ほどで見終わったのに対して、「ウィーン・モダン」の方は3時間かけても足りないほど!!!

 

東京都美術館の「クリムト展」が1時間半であっさり見終わった理由はいくつかあるけれども、

たとえば、「アッター湖畔」のシリーズのような魅惑的な風景画が、ウィーンで観たときほど「映えていなかった」ことが大きいと思う。

そして、「映えていなかった」理由は照明にあるのではないかと個人的には感じる。

「美術作品を生かすか否かは照明によるところが大きい」と、さる美術関係者から聞いたことがあるが、少なくとも私個人の感覚では、ウィーンで観たときの照明とはずいぶんと異なるように感じたものだ。

 

そういうこともあって、国立新美術館の「ウィーン・モダン」も果たしてどうなのかな・・・と正直不安を感じながら行ったのだけれども、結果はまさに上々!!!

エゴン・シーレの「自画像」や「ひまわり」をはじめとする名作群はもとより、

ヴァルトミュラーの「バラの季節」のような、なかなか観る機会のない名作にも出逢え、しかも展示環境に強い違和感を感じることもなく、たいへん満足度の高いひとときであった。

添付した写真は、言わずと知れたグスタフ・クリムトの「エミーリエ・フレーゲの肖像」だが、日本の美術展としては異例といってよい”写真撮影可”という大サービス!!

 

ちょうど「高校生無料」を実施中で、女子高校生のグループがたくさん来ていたけれども、若いうちから、こうした優れた作品群に接することができるのは本当に素晴らしいことだと思う。

彼女たちの鑑賞マナーが見事だったことも感銘深い。

それと比較して・・・あまり言いたくないが、年輩の日本人男性たちには、かなり困った人々もいて、いささか閉口した。

それ以上近づいてはいけないという線が引かれているのに、それを乗り越えて個々の作品に異常接近を繰り返す男性、

美術館の女性スタッフをつかまえて、他の客の迷惑も顧みず大声で薄っぺらなうんちくを傾け続ける男性、

他の人々が鑑賞している前を平然と横切る男性、

さらには、他人の足に躓いて他人にケガをさせ、それどころか謝罪すらしない男性(→その被害者は私です! 一日経った今もじくじくと傷が痛んでいます)・・・

挙げだしたらキリがないし、思い出すのも不快なのでやめておくけれども、

なにかとマナーについて苦情を言われがちな中国の団体客が非常にマナーよく鑑賞し、女子高生たちも素晴らしいマナーで鑑賞している中にあって、そうした一部の日本人中高年男性たちの姿はかなり目立っていた。残念なことだ。。。。たまたま昨日だけ例外的にそういう人たちが紛れ込んでしまったのだと信じたい。

 

その点だけを除けば、久々に満足度の高い美術展だったし、期間中にもう一回行こうかなとも思っている音譜

 

 

 

 

 

約1年ぶりの‟復活”!!!

 

昨年1年間は、本当に怒涛のような日々で、ハードなスケジュールの出張(地方取材)が続き、執筆する記事の本数の多さに加え、記事提出日程のタイトなこともあって、結局、お正月から大晦日まで、完全オフ日はゼロという状態だった。

そのため、11月ごろから次第に体調を崩し、‟このままではヤバイ!!”ということで、仕事先を少しずつ減らし、新年度を迎えた今、仕事先の数は昨年の半分ほどに減っている

当面は、体調の回復をメインにして、十分に回復・充電できたら、あらためて再始動したいDASH!

それに今までとは違う活動もしたい。

 

もちろん‟出張が多かった”ということは、それだけ多くのことを見聞できたわけで、その点はたいへんありがたいことだ。

多くの都道府県を訪れて、各地域の状況をつぶさに見聞きする機会を得たが、地域の創生は、‟道のり遠し”と感じるケースがとても多い。

特に状況が悪いのは、(名をあえて伏すが)封建的な価値観が色濃く残っている県(や市区町村)だ。

男尊女卑を含むさまざまな差別や、相互監視・相互牽制などが今も息づいている

 

そういうところは、仮に合計特殊出生率が多少高くても、進学・就職を機に、若い世代の多くが大都市圏に転出してしまい、老年になるまで戻ってこないため、地域の人口減少・過疎化・高齢化がどんどん深刻化していっている。

 

彼ら若い世代には、大都市圏で第3次産業(販売・接客などサービス業)に入職する人が多い。

ところが、日本のサービス業は付加価値が低いので、収入レベルは総じて低く、生活は不安定で、日々、まったく余裕がない。

しかも、程度の差こそあれ、収入の低さは、サービス業だけでなく全般的特徴のようで、

1997年に「30代で最も分布が多かった所得額」は500~699万円/年だったが、

15年後の2012年には300~499万円/年

と、実に200万円も低下している(2017年版「少子化社会対策白書)。

 

また、東京大学とスウェーデンのカロリンスカ研究所による研究発表では、

日本の18~39歳の1万人以上を調査した結果、

「異性間の性交渉経験がない」人の割合が2015年には25%に達し、1992年の20%を上回る結果となった。

25%の内訳は、男性25.8%、女性24.6%だそうだ(2019年4月8日付、日経電子版)。

しかも彼らの8割に結婚願望があり、‟草食男子”などという流行語とは裏腹に、好きでそうしているわけではなく、状況的に難しいということだ。

要は、デートするお金もないし、そもそも、そういうことを考えるだけの心的余裕もない人が多いということ。ましていわんや、結婚とか子づくりは夢のまた夢ということか。。。

 

話を戻して、古い封建的価値観が色濃く残存している県や市区町村・・・これが実はとても多いのが残念な点だ。

上野千鶴子さんが東大の入学式の祝辞で、社会に出れば女性差別が根強いことなどを赤裸々に語り、話題になったが、東京などの大企業でもそうなのだから、地方に行けば、もっと激しい差別が多々存在することは容易に想像できるはずだ(都内には、それを想像できない男性経営者が多いようだが・・・)。

 

各地に今も脈々と息づき、その地で生まれ育った若い世代に強烈な嫌悪感・拒否感を催させ、故郷を捨てさせる要因となっている‟封建的風土”の解体がない限り、地域からの人口流出は決して止まらず、地域は‟衰退から崩壊へ”と着実に歩みを進めざるを得ない。

 

ところが、地方自治体単位で行っていることは、インバウンドを促進したり、工場などを他都道府県から誘致したり、都会からの移住者を募ったり・・・というのが多い。

だが、インバウンドで成果を挙げている観光地(市区町村)は、おしなべて人口流出・過疎化・高齢化が以前にも増していっそう深刻化している。

また、大都市圏の大学で学んだ若者は、東京などでの本社採用を目指すので、現地採用で工場に勤めることはほとんどない。

移住者を増やしても、その子どもたちは進学・就職を機に大都市圏に転出するため、結局、地域の人口減少・過疎化・高齢化は進行するばかり。。。

何もしないよりは良い・・・との意見もあるだろうが、効果が限定的過ぎ、抜本的解決に決して結びつかないことは明確だ。

 

こうしたことを嫌というほど思い知らされた・・・そんな2018年ではあった。

 

今年は、もっと明るく希望のある話題と向き合いたいな~

とはいえ、まずは体調回復を図らねば・・・

 

今月、私の大好きなクリムトの展覧会が上野で始まるし、

しかも、ウィーンで観て感動したアッター湖畔のシリーズも一部展示されるらしいので楽しみだ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後の投稿から100日!私の最近は・・・

 

まだ生きていますよーーーーー、みなさーーーーん!おばけくんおばけくんおばけくん

 

「え、まだ生きてたの!? 意外としぶといヤツ」

という声が聞こえてきそうえーん

 

先週だけで3本。。。最近は、講演やら対談やらで、登壇する機会が増え、

トークがさして得意ではない私は、いよいよゲッソリゲッソリ汗汗汗

(声が通らないし、活舌が悪いのですよ)

 

テーマは、インバウンド対策(=訪日外国人観光客の誘客)やら、

地方創生(=地域における人口減少をくい止める施策)やらが中心で、

内容的には、長年自分なりに考察を深めている分野なので、いいんだけど!!

 

今週(明日月曜からの週)は一転して”取材ウィーク”で、

ロングインタビューを何本もこなす予定になっており、

週の後半は、特急電車に乗って、ちょっと遠方へGODASH!

 

体力が失われてきたのか、

以前のように安酒をカパカパ飲んで寝ると、

翌日、体調が悪いので、

最近は、ちゃんとしたお酒を“適量”飲みように

心がけている私酔っ払い(⇐ 寝る時の私の顔・・・笑)

 

さて、さて、今から、サーモンを調理して、ワインに合う”アテ”を作ろうかなニヒヒ音譜