先日ある方から「独り言」というコメントをいただきました。
患者会のコンプライアンス記事の時にです。内容は「37年前のこと。股関節に違和感があり患者会に電話で相談。神奈川の病院で自骨手術をしたらどうかと言われてその病院に行ったが『自骨手術すべき状態とまでは言えない』と言われ現時点までそのまま」という内容です。そのコメントを受けて当ブログで少し思考した
結果先日の記事(4月7日、9日)と一部内容が重複しますが過去記事を再掲することにいたしました。8回シリーズの予定です。
内容は題記の通りで2023年8月記事です。「そもそも論」から
記します
1.そもそも「変形性股関節症」とは・アットランダムに記す
①「股関節症」は自然治癒しない
②「貧乏ゆすり」で軟骨再生という情報が流れたこともあった
がエビデンスとは言えない
③「保存療法」は股関節症の悪化を遅らせるという効果に留ま
るだろう
④「保存療法」は「他の手段」がなければ選択する意味はある
⑤人工股関節手術に「手遅れ」はないとされている。90歳の
方の手術例もある
⑥ただし年齢とともに「体力」が失われたり「他の疾患」が
増えたりするので「可能であれば手術は早いほうが良い」
⑦60歳まで人工股関節手術を待つ、65歳まで待つ という医
師はガラパゴスにでも行って貰おう
⑧人工股関節手術、自骨手術の目的は「QOL改善」である
⑨人工股関節機種の耐用年数は間違いなく伸びている
⑩上記についてエビデンスがないと言う方がいるが「エビデン
ス」は手術してから○○年後でないと「当該機種の耐用年数
」が確定しないのだから「エビデンスの検証は常に先送り」
されてしまうことになる
⑪一定の時期に専門家による判断が下されればそれを信じる
ことがベターな選択となる
⑫ある専門家による記事では「1970年から1980年に装着され
た機種の25年後の生存率が80%」と書かれている
⑬2011年に承認された機種では「負荷試験」で「摩耗粉」の
産生が従来製品と比較して99%抑制と書かれている
⑭上記機種がその後どの程度用いられているか?どこの病院で
使われているか?については確認出来ておりませんので1つ
の情報としての提供ということになります
⑮「自骨手術」は「できる病院」が減っております。適用条件
は「50歳ぐらいまで」「進行期初期」「進行期末期」
程度までとなっております
⑯自骨手術には一定のニーズがありますので「自骨手術」が
できる病院は「患者に優しい」という言い方もできるでしょ
う
⑰人工股関節の耐用年数が長くなっていることにより「人工
股関節手術」の「低年齢化」も進んでいます
⑱医師も40歳代ぐらいまでは「人工股関節手術」を躊躇する
事がなくなっていると思われます
⑲上記により当ブログの主テーマでもある「障害厚生年金3
級」の「受給低年齢化」も進んでいます
⑳山中教授のIPS活用の再生医療も股関節症患者に朗報をもた
らす可能性があると期待されましたが現時点で大きな進展は
ないようです
以上アットランダムに記してみました。次回以降はもう少し
「病院選び」について記します
次回は「②変形性股関節症の方の病院選び」です