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本日は日曜日ですがそれにもかかわらずいきなり問題を出します。
問題1 医療保険をかけようと思います。1日目から補償されるもの、8日目
から補償されるものがありますがどちらがお得なんでしょうか?
主婦の井戸端会議では「1日目から補償されないなんて嫌よね」という
方が多くいます
答え 人それぞれです
最近は入院期間がどんどん短くなっています。医療の進歩とともに欧米
型の考え方の浸透や「国の医療政策」の方向性も影響しています
全ての疾患の平均値ですが「14日以内の入院が60%、30日以内
の入院が80%」となっています
国の診療報酬は年々改定されますが「入院の短期化」を推進する
方向に進んでいます。医療財政の赤字という背景もあるからです
股関節手術についても特に「人工股関節手術」は「MISなどの医療
技術の進歩」などもあって「入院の短期化」がさらに進んでいます
最も短い入院期間は3日という例も出てきています。いずれは
「日帰り手術」が出現する可能性も十分にあります
さて本題に戻ります
そもそも「保険とは『とても個人では賄い切れない大きな負担を賄う』
ための互助制度」であるとご説明しました
一方で入院期間の短縮化によって「1日目からの補償」はニーズに
合致しています
しかし「より大きな負担である医療費を賄うために保険加入する」と
考えると「8日目からの補償」は合理的な選択ということになるのです
掛け金(保険料)は当然のことながら安くなります
昨日述べたように「人工股関節の手術で2か月入院」したとしても
そのことで「家計が破綻」するケースは稀でしょう
この保険に加入して「無駄になることはない」ことも昨日までに述べ
ましたが優先順位としては「自動車保険の対人、対物賠償」「火災
保険」などと比べると後順位になるでしょう
「生命保険」の「死亡保険」よりも場合によっては後順位になるでしょう
従ってこの問題の答えは
どちらとも言えない
人それぞれ
ということになります
単純に「1日目から補償が良い」と言って欲しく
ありません
次回は「告知義務違反で不払い?」です