股関節に関するエトセトラ⑤ー6問題・医療保険1日目から補償・8日目から補償(分類⑥その他) | 変形性股関節症患者のためのノーサイド主催情報交換広場

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本日は日曜日ですがそれにもかかわらずいきなり問題を出します。
 
    問題1  医療保険をかけようと思います。1日目から補償されるもの、8日目
       から補償されるものがありますがどちらがお得なんでしょうか?
       
       
       主婦の井戸端会議では「1日目から補償されないなんて嫌よね」という
       方が多くいます
 
    答え   人それぞれです
 
       最近は入院期間がどんどん短くなっています。医療の進歩とともに欧米
       型の考え方の浸透や「国の医療政策」の方向性も影響しています
 
       全ての疾患の平均値ですが「14日以内の入院が60%、30日以内
       の入院が80%」となっています病院病院病院
 
       国の診療報酬は年々改定されますが「入院の短期化」を推進する
       方向に進んでいます。医療財政の赤字という背景もあるからです
 
       股関節手術についても特に「人工股関節手術」は「MISなどの医療
       技術の進歩」などもあって「入院の短期化」がさらに進んでいます
       最も短い入院期間は3日という例も出てきています。いずれは
       「日帰り手術」が出現する可能性も十分にあります 
 
       さて本題に戻ります
 
       そもそも「保険とは『とても個人では賄い切れない大きな負担を賄う』
       
       ための互助制度」であるとご説明しました 
 
       一方で入院期間の短縮化によって「1日目からの補償」はニーズに
       合致しています
 
       しかし「より大きな負担である医療費を賄うために保険加入する」と
       考えると「8日目からの補償」は合理的な選択ということになるのです
       掛け金(保険料)は当然のことながら安くなります
 
       昨日述べたように「人工股関節の手術で2か月入院」したとしても
       そのことで「家計が破綻」するケースは稀でしょう
 
       この保険に加入して「無駄になることはない」ことも昨日までに述べ
       ましたが優先順位としては「自動車保険の対人、対物賠償」「火災
       保険」などと比べると後順位になるでしょう
       「生命保険」の「死亡保険」よりも場合によっては後順位になるでしょう
 
       従ってこの問題の答えは
 
       どちらとも言えない
 
     人それぞれ
 
       ということになります
 
      単純に「1日目から補償が良い」と言って欲しく
 
        ありません
 
        次回は「告知義務違反で不払い?」です