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高齢者とは何でしょうか?感覚的なこと、法的なこと、など視点の違いによって
その定義は異なります。感覚的なことで言えば「自分の年齢」によって全く異なる
でしょう。
団塊の世代である私の場合も「感覚的には自覚がありません」。高齢者と呼ばれると自分のこととは思えないのです。
以下に視点の違いによる高齢者の定義について述べます。
1.国連の定義 60歳以上は高齢者、80歳以上が後期高齢者
2.国際保健機構(WHO) 65歳以上が高齢者、80歳以上が後期高齢者
3.「老年学」という学問 65歳以上が高齢者、65歳から74歳までが前期
高齢者、75歳から84歳までが中期高齢者、85歳以上が後期高齢者
4.国民の意識調査(内閣府 2002年) 年齢による感覚の差があるが
全体として「70歳以上を高齢者と考える」人が50%と最も多い
5.各制度上の定義
*公的年金の受給開始年齢 65歳
*医療費の自己負担が30%から10%に 70歳
*老人福祉保健法 障害なし 75歳
障害あり 65歳
*所得税法(老人扶養親族) 70歳
*国民基礎調査における高齢世帯 65歳
*道路交通法 70歳
*定年制度 65歳
(私の主張と希望)
日本老年学会では「高齢者の定義を75歳以上にすべき」という提言が
あります。また日本の平均寿命はさらに伸びています。
そして何より「身体の自由がきかない」ということがありません。頭も
正常です。希望的観測では見た目も高齢者ではないと思っています。
しかし上記制度どれを見ても65歳以上は高齢者となってしまいます。
従って「高齢者の仲間入り」は否定できないのかも知れません。
「高齢者」とか「老人」とか言われた際には返事をしないことで抵抗
することにしましょう
次回は「NPO法人の適正な繰越金」か「被後見人の選挙権」か
「米100俵」です