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山形県、秋田県、静岡県などで水害が発生しましたので補償一覧を記事にします。
1.火災保険
以前述べた「竜巻などの風災」とは異なり保険種類によって異なります。
*住宅火災保険 補償の対象外です
*住宅総合保険 「洪水、高潮、土砂崩れ」による損害は補償されます。
但し、30%以上の損害または床上浸水が支払い要件です
*各社個別の火災保険(名称は異なります)
概ね補償対象になっています。商品ごとの約款やパンフによって
ご確認下さい
*住宅金融公庫特約火災保険
住宅総合保険と同じです。補償対象です。
なお、水害の場合は浸水地区が一定の地区に限られていますので
保険会社(または代理店)から「請求のお知らせ」が来る場合も多く
あります。
2.自動車保険(車両保険)
一般の車両保険であれば対象となります。補償金額は修理可能で
あれば修理金額、修理不能であれば保険金額全額(全損)が支払わ
れます。
補償を限定して保険料を抑えた車両保険もありますので確認が必要
です。
3.傷害保険
水害によってケガをしたり死亡された場合、補償対象になります。
傷害保険の支払い要件は「急激・偶然・外来」の事故であって
免責条項に謳われていない事故です。水害はOKです。
4.医療保険(入院保険)
病気・ケガによる入院が対象で免責条項にも入っていないと思われ
ますので支払い対象になります。免責の日数が設定されている場合
は、その日数を超えていることが必要です。
5.生命保険
水害が原因で死亡された場合は補償対象になります。保険金額全額
が払われます。
いつも申し上げることですが今は各社ごとに商品内容が異なりますので
実際に被害に遭われた場合は必ず約款・パンフなどで補償内容を確認
するか保険会社、代理店に確認を取って下さいね
以上を纏めると「地震・噴火・津波」とは異なるので火災保険の最も基本
となる契約以外は「殆ど補償対象となる」のです。
但し、火災保険の補償対象になる場合でも「床上浸水」以上の被害に遭う
ことが支払う要件になることが多いのでご注意が必要です。
次回は「NPOの適正な繰越金」か「原子力賠償金」か「多重衝突」です