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共産党などは消費税導入は「逆進性があって貧しい人を虐める税金なので反対」
と言っています。
本日はこの主張に反論します。
(そもそも)逆進性とは「例えば食料品の購入で考えると所得の多い人も少ない
人もさほど消費額に差がないので、結果的に所得が少ない人の所得に
占める食料品購入額の割合が多くなってしまう。だから所得の少ない人を
虐める税金である」という主張です。
例えば 年収 200万円→食料品購入額 50万円→25%
1、000万円→ 100万円→10%
即ち、食料品という生きるための消費は所得が低くても節約に限界
があり、また逆に所得が増える割合ほどには増えないという性質を
持ったものであり相対的に所得の少ない人の負担増になる、という
考え方です。
上記の解決策としては①所得の少ない方への個別の所得補填
②食料品などの生活必需品を無税にしたり軽減する
などが考えられますが①は収入の把握が難しいことや収入は少ない
が資産のある世帯にも補填してしまう②は必需品の線引きが難しい
などの問題点があります。
(私の主張)
*税金の全てが消費税であれば共産党の主張に共感する部分も
あるが所得税・地方税(税率0%~40%)相続税・贈与税(税率
0%~50%)などで十分に累進課税が実施されている
*食料品の消費について(外食費なども含めると)必ずしも逆進性
とはなっていないというデータもある(つまりほぼ所得が増える
割合で食料費支出が増えている)ということです。
*そもそも消費税は万人が平等に負担して、なおかつ取りっぱぐれ
の少ない税である
*今後、財政再建に本腰を入れないと日本国は破綻国になってしまう
ので、そのためにも消費税の増税は必須である
増税は歓迎する人はいません。それでも将来に禍根を残さないために
必須であるというのが私の主張です。
次回は「私的責任、業務上の責任」か「ラグビ-とサッカ-」か「こんな輩
(やから)は許さない」です