カフェに店舗は必要か? | カフェ開業勉強ブログ

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こんにちは

今回は"カフェに店舗は必要か"というテーマでお話を。

カフェといっても様々な種類のお店があるので一概には言えませんが、
お店のタイプ別に結論からいうと

・コーヒーの味勝負のお店

→豆の販売とコーヒーだけならテイクアウト店でいい。


・雰囲気重視のお店

→代替するものがないので必要だが、プラスαで経験を売るなどの組み合わせのアイディアがあるお店が必要。


・人にお客さんがついているお店

→来てもらう必要があるので、必要。



ずいぶんざっくりした答えになってしまいましたが、その理由と説明を少し。


まず、なぜ人はカフェ、喫茶店に行くのか。ということから。

昔からの主な理由としては

・待ち合わせ場所
・人と話す場所
・落ち着ける
・コーヒーを飲む
・食事をする
・雰囲気を楽しむ
・タバコを吸う
・マスターに会いに行く(話しに行く)
・集中できる(作業や考え事)

などがあります。


これを1つずつ見て行くと、
待ち合わせ場所として使われていたのは携帯の普及によってあまり必要ではなくなりました。

何日何時にどこどこで。とラインなので簡単にやり取りできるので、
カフェで待ち合わせをする機会は減りました。(以前はイレギュラーな時間変更などがすぐ伝えられなかったためカフェを待ち合わせにして何分待っても最悪いいようにしました。)


また、ラインなどのsnsの普及よって近況を報告し合えるので直接人と話す機会も減ったと思います。
(年配の方や、ラインばかりじゃなく直接会って話したい若者の層もいるので一概には言えませんが何かを伝える度に会う機会の方が確実に減りました)


食事をする。という面では
コンビニが安くて美味しいものを提供できるようになったので
食欲を満たすために喫茶店に入る機会は減りました。

今はより美味しいもの、インスタに映えるものなどの経験といった食欲を満たす以外のものに食事の価値が写っています。


コーヒーを飲む。ということでいえば、今はどこでも飲むことができます。

コンビニの100円コーヒーや、家でのドリップマシンが進化してきているので
どこでも美味しいコーヒーが飲めるという面では喫茶店に行く機会は減りました。
(昔はきっと飲めたもんじゃなかったでしょう。。)


タバコを吸うために喫茶店に行っていた人は
わかる通り喫煙者自体が減っているのでその為に利用する人は減っているでしょう。


落ち着けるという点では、街中の買い物後や会社の休憩などで利用する人は未だに多いでしょう。



これらの点をふまえると、
従来の喫茶店というのは必要でなくなってきています。


また、美味しいコーヒーを提供するだけなら
テイクアウトのお店でも十分です。
(いい雰囲気の店内で飲むコーヒーはめちゃ美味しいのですが。)

現に丸美珈琲ではテイクアウト専門のお店も出来てきています。


美味しい珈琲を提供するという点では
焙煎豆の販売もあげられますが

今までは直接店舗に行って買うのが当たり前だったのが、ネットの普及により配達する機会が多く増えました。

なので、これからは近所でコーヒー豆を買っていた人達は、有名な美味しい珈琲豆をネットで買うことになると思うので、
その分お客さんは減るでしょう。

ただコーヒーは鮮度が命なので北海道にいる人が本州の豆を買ったり海外の豆を買うことはまだ無いと思いますが、
焙煎した後1日〜7日置いてガス抜きをするのが基本なので
その時間を配送の時間に当てる工夫ができたら、全国規模でコーヒー豆の販売勝負になると思います。

それをアマゾンで販売すれば送料が無料になることも多いので、送料の問題は解決できます。


これらの点をふまえると、必然的に店舗が必要でなくなるお店が増えると思います(店舗あるお店が少なくなる)


雰囲気重視のカフェでは、そこでしか体験できないことや、
新しい付加価値(今までのカフェに行く理由以外のこと)
をつけなければいけません。




では、人(マスターやアルバイト店員)にお客さんがついているカフェや喫茶店はどうでしょう。


snsの普及によって、直接合わなくても繋がったり話が出来る時代になりましたが、

だからこそ直接会って話を聞きたい人も多くなると思います。

人に会うというベースのお店はこれからも強く生き残って行くと思います。

ただ、アルバイトの店員さんはこれからダブルワークが当たり前になるので人の入れ替わりが激しくなったり、週5でフルタイムで働く人は減って行くのでその分お客さんは減ると思います。


またマスターが色んな人に会いに行くのは時間が限られるので、家に遊びに来てくれる友達のように
会いにこれる場所が必要です。


なのでこれらのお店は店舗が必要になってくるでしょう。


最後に、これらの解決策を少し考えたいです。

コーヒーの味を中心にやっているお店は、
豆の販売をネットで行い、コーヒーをテイクアウトで提供するので時間が出来ます。
(有名なお店は大きい焙煎機を買うことで時短ができます)

その時間で別の仕事をしてもいいですし、のんびり暮らしてもいいと思います。

ただ、このマスターがせっかく技術をもっているのにそれを使えないのは惜しいので、

デリバリーのように実際にお客さんの家にいってドリップしたコーヒーを提供できるサービスがあれば面白いかもしれません。

マスターとお客さんを繋げることができるサービスを開発する仲間募集中です。笑



ではでは