昨日のメインはセカンドオピニオンだったけれど、大変なことが起こった。

午前中は 仕事メインなので、朝8時半には東京駅にいた。

スタンドで、お味噌汁を飲んでいてメールがあることに気が付く、

開けてみると、癌友がサウナで倒れて意識不明で、緊急搬送されたというという内容が奥様から来ていた。

しかも昨日の夜・・・・・・・

じつは、今朝早いので、早くねてしまった。しかも、充電した携帯を開けずそのまま新幹線へ

 

慌てて電話すると、癌が直接の原因ではないらしいが意識不明は続いてICUにはいったままだとか。

「癌で、死ぬのは、容認できても 今の状態で死ぬのは耐えられない・・・・・・」と彼女

すぐ言葉がでない。

 

セカンドオピニオンで、東京へきているので、午後に病院に寄ることにした。

彼女はもともと、親しい友達でもなんでもなく、お店のお客様だった、たまたまご主人が癌になり、それからのお付き合い。

でも、それほど親しいわけでもない私にメールして来たということは彼女なりの精いっぱいのSOSに違いない。

 

午前中、仕入れの関係の仕事をこなして、早お昼をたべて (ここで、食べておかないと きって機会がない)

それから午後1時予約のセカンドオピニオンへ

 

でも 私もなんだか落ち着かない。

セカンドオピニオンでも、また、衝撃な問題・・・・・が

「私の身うちなら、その手術はうけさせない、リスクが大きすぎる、あなたの今の生活はできない。」

「・・・・・・・・・・・・・」

手術で、身体はボロボロになり、免疫はさがり、今は転移していないが全身に一気に転移する可能性もある。

横隔膜のガンの切除で、穴が開き肺も切除した例もある、尿管を切断されて、自力で、排尿できなくなった場合もある、

手術後も抗がん剤は一生続く。行うのは自由だが、一か八かの手術で、一気に死ぬという選択肢をとることになるかも

手術の合併症で、今のあなたの生活は望めないでしょう。

 

今 腹部ポートをいれ、7月に手術予定が入っている私にとって、

これほどのセカンドオピニオンの言葉はない。

 

癌はどこまで、私に選択をせまるのだろう・・・・・・

これで、しばらく、暗い癌の治療という選択肢の中で、溺れるしかない。

 

そんな思いを持ったまま、ご主人を見守っている彼女の緊急病院へ行った。

夕方のロビーに たった一人で、やつれた彼女が立って、こちらを見ていた。・・・・・泣いている、

 

癌じゃないのに、こうなった状態に彼女は、納得していない。納得できない・・・・・

多分何も食べていないであろう彼女に何か食べさせないと

きっと食べたくないというにきまっているが・・・・・新鮮な大きなイチゴと卵サンドをとりあえず、無理無理たべさせて

イチゴは美味しかったようだ、夜 たべられるかもしれないからとサンドイッチを持たせる。

それと、チョコレートも・・・・・

 

夕方6じころまで、一緒にいた、「近くの親戚より、遠くの他人だね?」といって少し笑ってくれた。

彼女も一人っ子で、年老いた母親がいるだけ、ご主人も家族とは疎遠らしい。

 

まあ、うちもそんなところであるので、彼女の立場は理解できる、

私も実の姉に弁護士を立てられたりしたので、決して幸せな家族の幻想はない。

 

本当に辛いときは、誰でもいいから助けを頼もう。

きっと、それに呼応してくれる人は必ずいると信じて、そんな世の中に生きているということを信じよう。

 

癌患者ステージ3から4の私にとって、体力の必要な一日だった。

体力のない身体で、足は痙攣しそうに筋肉が痛い。

帰りの電車の窓ガラスに映る顔、ぼんやりと手術とこれからを考えていた。

とにかく、今夜は考えないことにしよう、今考えても堂々巡りで結論は出ない、時間がもったいないもんね。

 

彼が新幹線の駅まで、迎えに来てくれた、 ありがとう。 もう歩けない・・・・・