A先生との面談のあと、相当動揺してしまった私は東京在住の友人にメールを送りました。

友人は事情を察したらしく、これから会いましょうと30分後に恵比寿で、待ち合わせ。

 

彼女は聡明な人で、変な相槌など打たず、的確に意見を言ってくれる頼もしい友人です。

彼女と話しているうちに、現実、自分の気持ち、そして解決しなくてはならない事などが鮮明になってきました。

じつは、A病院のあと代官山で、仕事があったのですが

動揺した気持ちのまま行ってもダメだろうなと今の自分の気持ちの解決を優先した結果です。

 

A先生は、私がB病院を転院したことには、驚いた様子はありませんでした。

ただ、転院先の先生の名前を言った時 顔色が変わりました。

いつも温和で、優しい先生が強い口調で、話始めました。

 

「なぜ決める前に、相談しなかったのか」 こんな怖い顔の先生はみたことがありません。

温熱治療の先生は賛成してくれましたが、この先生は腫瘍内科の先生なので、あまり詳しくは知らないようでした。

ただ、かなり過激な手術ということは知っていたようです。

 

A先生は外科の先生なので、勿論 転院さきの先生のことはご存知です。

その評判とかも・・・・

 

D先生は、癌の標準治療から逸脱している治療法ですから、

丸山ワクチンのように、認められず、阻害され中傷されてきた先生ですので、

標準治療をしている外科医からは、非難の対象だということは、知っていましたが、

その現実を目の当たりにしたわけです。しかも、一番信頼できると思っている先生に・・・・・・・・

 

A先生は噂だけだけではなく、実際にどうなった患者が、どういう状態でA先生のもとに送られてきたかという話をしてくれました。

そういう医者にまかせられるのですか?と問われ、返事できませんでした。

 

ただ ここで、A先生に相談していたら、勿論 今 腹部ポートが入っていなったとおもいます、確実に。

 

ポイントは二つあると思います、

たとえB病院を辞めて、 D病院の手術もやめて、A病院の腫瘍内科に戻ったとしても、

することは、癌の標準治療として、B病院と同じことをすることになるのです。

病院がかわるだけで、手術することはありません。

 

そこで、難色を示しているA先生に聞いてみした。

「ここでも、腹膜播種の手術はしないのですよね?」 先生の答え・・・・

「いや腹膜播種のひとで、子宮を切除したことは、あります。」

 

(私は、疑問あり、だったら私の時、なぜ卵巣と卵管だけとって、子宮は切除しなかったという理由が分からない。

想像するに、本当は、腹膜播種で、手術不可だった患者さんが何らかの理由で、どうしても子宮を切除しなけらばならなかった)のでは?

 

なので、A病院にきても、腹膜播種の積極的治療はない。と思う。

緩慢な死へ向かっていく治療をするということ。抗がん剤と延命治療

 

そこで、先生に聞いてみた。

「先生、私の症状から行くと、あと1~2年というところですね?」

先生、しばらく無言のあと 「いや~ 寿命はそれぞれ違うから一概には言えない。」

 

私の受け止めは・・・・・否定はしなかった。

 

そうすると、緩慢な死に向けて、1~2年生きる。

リスクを負っても 治療 手術するには、D先生しかいない。という二者択一しか、ないのだ。ということ

 

それを選択するのは患者しかいない。

ただ、そのリスクを回避する努力は必要だし、そのヒントをA先生は私に示してくれたと思う。