実は、外来にいくその日まで、というかその診察室のドアを開けるその時も迷っていました。

抗がん剤の治療をするべきか、やめるべきか・・・・・・

ネットで調べてみても、人それぞれの症状 体力 環境に違いがあり

一概に、言えない。

 

抗がん剤で、癌が消失し緩解した方 

抗がん剤の副作用で、体力を消耗していった方

 

治療をどうするか、

しかもそれを他人の誰でもなく、主治医 薬剤師 家族でもなく、

自分が決めなくてはいけないということ。

朝起きてお日様を見るとやってみようとおもい、

ベッドに入って暗闇の中で目が覚めた時はやめたほうが良いと思い。

なかなか決断することはできませんでした。

いくら 原発の胃がんは治癒して消滅していると主治医に言われても

だからと言って、転移している癌細胞が同じように消滅するとは、

楽観的な私でも そんなに甘くなないと思っているし

 

癌になりここまで、幾度か決断してきました。

婦人科の診療所から大学病院Aに紹介してもらった時

原発不明癌とわかったときに、大学病院から癌専門病院へ移った時

 

生きていると この選択という行為がそれからの人生を決定する 

 

いままで、いつも、内なる声を聴いてきました。

しかし、今回はなぜかなかなか決断が出きない。

こういう時は普通、伴侶に相談する人がほとんどだと思いますが

私は、自分で考え、考えて決めてから相手に話すという生き方をしてきているので、

今回も、結構一人で考えている時間が多かった。

 

癌の場合は、ほかの決断よりも重い。

1歩 1歩 一つ一つ 決断を積み重ねて、

癌とともに生きるということになるのだろうな・・・・・これから先も

自分のした決断の積み重ねが結果となるのでしょうね。

 

究極の(この言葉は好きではありませんが)生きる選択ですね、癌患者は・・・・・