★前回の動画の鳴きの主は、ギンバシの赤目の若鳥。生後53日。

どうやら弱視。うちでは初めて。やっとここまで成長した。



★生まれた時は、赤目2羽目と喜んだ。

1羽っ子。順調に両親に育てられ、
撮影するも、その後も親鳥に任せる。
ただこの後から少し違和感。

動く物を目で追う時、変な頭の動きを見せる。

巣立ちが遅く、外に出ても、とまり木に止まれない。手を近づけても逃げない。目の前の指に無反応。

★赤目、アルビノは、視力も含め、弱い子が多いと聞く。

でも1羽目の子、姉は超元気。
インコのように天井にぶら下がる。
尾がピンク。正確には「アルビノ」ではなくて「イノ」。

海外のギンバシのサイトには、3つのイノが紹介されている。
・「イノ」上の画像のような個体。
・「イノブラウン」は、体全体がクリームで、尾がピンク。
・「ブリイノ」白い体に尾が黄色。
「アルビノ」は何故か紹介されていない。
弱くて育たないからだろうか。オランダ語なので分からない。


で、この子は、ほぼ白。
僅かに淡く色乗りの尾羽。
ギンバシのイノ場合、尾の発色は濃い方が健康体なのだろうか。

この子は、一ヶ月半以上、親から餌をもらっていた。普通なら給餌をやめて、次の産卵期に入るが、この両親はずっとこの子のそばにいた。床に降りてもそばにいる。
夜は親が鳴いたりして、つぼ巣まで呼ぶ。


怪我なら病院に連れて行く。
迷ったが、これが自然界ならと、ケージの中ではあるが、酷だが人の手を入れず、親鳥のフォローにつとめた。

新鮮な野菜、補助餌のサプリ、ビタミン剤。それが両親から雛に与えられるように。

★そして今。
目指したとまり木に飛び、餌の容器に向かい、自分で餌を食べる。近づけた指を恐れて飛ぶ。

目で物を追う時の、変な頭の動きも少なくなった。前より、周りが見えている動きが確認出来る。

体は小さくきゃしゃだが、成長している。
視力も上がっている気がする。

諦めず任せる勇気を学ぶ。

前回のコキンチョウの場合は、人の手を入れた。彼らにもこれ位の育児姿を見たい。


生きようとするこの子の強さ。
立派に成長しますように。