プール大嫌い。。 -3ページ目

浮気。

その後もどっちつかずの状態がしばらく続いた。

長くなるにつれて欲がでてきたのだろう。嫉妬心がでてきた。


でも彼に言えば嫌がられる。


ぐっとこらえるのに精一杯だった。

でも、そんなある日いつものようにたわいもないことを話しているうちに彼がいった。


『もっかい付き合ってみるか?』『えっ…?』『嫌ならいいんだけど。』『嫌じゃない!!』

結局付き合った。

人目をはばからずあったりできることがありがたかった。


普通に喧嘩ができるのが嬉しかった。



あの日も普通に彼のうちに出掛けた。

いつものように窓から入ってベッドの上でくつろぐ。いつもそんな感じだった。


彼の友達が窓から顔をだした。


『あれっ?どうも、こいつの彼女?どこがいいの?こんな浮気者!』

彼が焦った。

直感した。



……。女だ。


そのあとすぐに帰らされた友達は帰り際にごめんね。と言い残した。



私は問い詰めることもなくいつものように彼とねた。


疑問だらけのまま。

むしろ、“やっぱりか”とすら思っていた。


そしてつかれて寝ている彼をおいて家をでた。



その夜電話が来た。『きづいたよね?』 『うん。って言うか何なの!嫌がらせ?』『いやっ、違う。』『この間飲みにいったときに女と合ったんだ、そいつ帰省中でその理由がお母ちゃんが鬱にかかっていて自殺するって言ってて心配で帰ってきたんだ。してそれを聞いてかわいそうで酔っぱらった勢いで付き合って。』 『何だかよくわからない。ごめんね理解してあげられなくて。私にはわからない。』『そうだよな、すぐ別れるからちょっとだけ待って。』 『わからない。待てる自信がないよ。』


彼はどうおもったかわからないけど。


考えている余裕や広い心はなかった。




1ヶ月ほどほぼ毎日電話がきたがでなかった。


わからない番号から電話がきてでた。


かれだ。友達の携帯を借りたらしい。

酔っぱらった声で1つだけ言うことをきいてあげるよ。と。


『女とわかれて。』

一瞬黙り答えた。

『わかった。じゃあまた後で電話する。』


10分ほどして電話がなった。


『今ちゃんと別れたからね。ごめんね、お前にばっかり嫌な思いさせて。』と。


すきだったからなのか、未熟だったからなのか、結局許してしまっていた。



でもまた数ヵ月後別れてくれと。


原因は喧嘩がしたかった。

自然な流れなのか?

彼とねた。


自然な流れだった。

お互いに言うこともなく、ただそのときだけの恋人になっていた。

終わった後もただ彼は抱き締めてくれた。一言、『セックスフレンドにならないか?』

どきどきした。
前だったら絶対断っていただろう。でも今は『自分さえよければいい。』なんて思ってしまった。

胸の高鳴りを押さえるのに必死だったし、彼女のことも聞きたかったが、この一時を壊すのがいやで、聞かなかった。


聞けなかった。


そしてそんなことが続くうちにかれから『別れた』ときいた。


嬉しかったけど半信半疑だった。


帰るときも、大通りに出るまでは一緒でもそこで離れて帰る。

そんなことが続いたある日、離れようとしたら彼が言った。

『一緒にいこう。』『いいの?』『うん。』

嬉しかった。

そしてその日のきいた。

『まだすき?元カノのこと。』『ご想像に。』



好きなんだ……。


そんな気がした。

でもよかった。


元カノを忘れる口実に使われても。

一緒にいれる、彼に触れられる。

それだけでよかったのに。


数日後、誰からの負い目もなく彼の部屋にいた。

一緒に彼の部屋を掃除した。彼がジュースを持ってくると部屋を出た。

ごみを投げようとした。ごみ袋に写真があった。



元カノだ……。


彼の膝枕で横になる彼女…。そのおでこにキスをする彼。


『あっまだあったんだ。そっと元の場所へ。』彼がジュースを持ってきてごみを投げようとしたとき。

気づいたんだろう。

『みた?』『なに?』『写真。』『あっ…。うん。』『ごめんな。』『……。』

ゴミに投げただけ許してやろう。そうおもった。


それがまだ前兆のひとつでしかなかったのに……。

いなくなってから。

居なくなってから。

正直すっきりしていた。

気を使わなくていいなんてすら思っていた。


これを機会に携帯を変えた。

番号もかえて、、。

でも数日してから彼から電話が来た。

『嫌ね、実話お願いがあるんだけど。』『なに。』『俺の女が熱だして、桃の缶詰食べたいってゆうんだけど、金なくて。』『知らない。』『お願い。』『取りに来て。』『ごめんね。』『いいから、はやく。』

彼は取りに来た。


私はただ、惨めな男だなと思っていた。

その後も友達としてなのかなんなのか、連絡をとりあっていた。

電話の内容はたわいもないことだった。でも楽しかった。昔の馬鹿話や思いで話。楽しかった。

いつもより。


その会話のうちに、うちにこないかと。

まだどこかで好きだったんだろう。


バカだなと思いつつ家に向かった。


足取りは軽かった。