くもりくもり神様の隙間くもりくもり



神様の隙間に入ろうと
私は結構努力してきたと思う

空の色を感じて
明日の希望を信じて
出逢いに感謝し、それを愛でてきた

文句や泣き言もほとんど言わず
毎日を精一杯過ごしてきた


神様の隙間に入ったら
どうしたいか
私は結構考えてきたと思う


もし、私が神様の隙間に入ったら
きっともっと世界が変わるんじゃないかって
神様の隙間に入れれば
世の中がもっと楽しくなって
こんなにたくさんの人や動物が
悲しむこともないんじゃないかって
本気でそう考えた

ほら誰かが隙間に入ると
見えなかったものが見えてくるから



あの空と雲のあいだに
神様のお休みしている隙間があるようで


あの隙間が私には神様の隙間に見える


私はあの隙間に入って
苦しんでる人や動物を救うの
この世に病気や不幸がなくなることを
この世に深い悲しみがなくなることを
そして命がもっと貴重で誇り高くなることを
神様と力を合わせて叶え伝えたい

神様だけじゃ見えないもん
神様だけじゃ見つけられないもん

もうひとりいたほうがわかりやすいでしょう


神様だけじゃ見つけられない
神様だけじゃ叶えられない
そう思ったら
どうにかしたくてたまらなくなった

だから
たくさんの輝きを蓄えて充電するから
私を隙間に入れてください

できますか
だめですか
私にも色々な考えがあるんです
できますか
だめですか
何度も話しかけた

ねぇ、神様
できますか
だめですか

それでもそれでも
それでも
全ては自分の役目だとおっしゃるなら

神様
ちゃんと見ていて下さい

幸せを祈る前に

人間がこれ以上 多くを望まぬよう
人間がこれ以上 欲深くならぬよう
人間がこれ以上 道を転げ落ちぬよう

私も襟を正していますから


神様、約束してください

隙間の中からそっとでいい

愛する者たちの生涯が永く幸せであることを