ワンコが亡くなって
家族ラインでみんなに知らせました。

旦那さんから 少し経って

先生に亡くなった事と
お礼を伝えといて下さい

   と

私はムリだと答えた


ココアの治療を16年間して頂き今回もどれ程お世話になったか
お礼を言っても言い切れない

でも、今は誰とも話せない
言葉が出ない
ラインなら打てば良いだけであるが
話そうとすると涙が出てことばにならない。
だから先生へ連絡は明日にすると伝えた。




ココアが亡くなって2時間ほどが過ぎた時 
火葬の予約をしないといけない事を思い出した。
もしもの時のために 火葬をお願いする所は探してあった。

と言うより、我が家の墓地がある所でペット火葬しているのでそこに決めていた。


電話をすると、担当者は別の電話で話し中との事

その後も接客中と忙しいみたいで
ペットの火葬も近頃は多いのだと思ったけれど

少し焦りが
思った日に予約いっぱいなら?

担当者から折り返し電話があり
空きがあるのは二つの時間帯のみであった。

午後からの時間帯を予約して
その後説明を受け、書類に必要な質問などに答えた。
受付の方は男性の方でとても丁寧な対応をして頂いた。


電話中
淡々と話す自分がいた


多分 ココアの事を知らない人には 感情を出す事なく話せるのだと思った。

そして今日 お世話になった病院に電話をかけてお礼を言いかけた時

涙で声が出なかった。
受付の方も、
  家族で見送る事できてよかったね  など色々話していただき

16年間のお礼をやっと声を振り絞りながら言えた。

これから先 ココアの事で人と話す事があるであろう



いつか 涙なく話せる日がくるであろう

その時まで しばし会わないでおこうと思った。


不思議な事に 私の頭の中に今だけだと思うけれど

ココアが生きていた時の姿も
病気で闘っていたこの1週間の姿も 思い出すことができないでいます。
ココアの姿 顔の記憶が今は消されています。

思い出そうとすると ココアの顔ではなくて 違うワンコの顔になっているのです。

いつか 思い出せる日が来るとは思うけれど

寝ているココアの顔を撫でながら
今はこの姿だけしか

あなたを見ることができないのです。