中期中絶を経験した体験談になります。
悲しい内容になりますので
閲覧は自己責任でお願いします。
最近多くの方に見ていただくようになりました。ありがとうございます。
お腹の子のNT発覚から
精密な検査、家族との夜な夜なの話し合い、
中絶手術、火葬、
経過観察のための病院受診まで
あっという間の1ヶ月でした。
まだまだ
ふとした瞬間に
涙がこぼれてしまったり、
お腹にいた子のことを思って
目の前の楽しいことを享受できない自分がいたり
街中で
妊婦さんや赤ちゃんを見ると
辛い気持ちになりますが
やっと普通の生活が送れるように
なってきたと思います。
この経験をして思ったことは大きく2つあります。
1つ目は、
「みんな言わないだけで
大変な経験をしている」
のだということ。
辛い経験をすると
自分だけが不幸のどん底で
周りの人が幸せに見えますが、
きっとそんなことはなくて。
みんなも時期や種類は違えど
辛い経験をしていると思います。
今回のことを
周りに伝えたところ、
実は私も…
と中絶経験をしたことがある方や
不妊治療をしても
何度も流産してしまい
結局、子供を持たない選択をされた方もいました。
今回の経験をして気づくことができて
よかったと思います。
きっと、人に優しくなれる気がします。
そして、もう1つは
「この子が私のお腹の中に来てくれた意味」
です。
実はこの子のNTがわかってから
ずっと考えていました。
ネットを見たり、
一人で考えたり
夫と話したり…
きっとこの子は
私にもっと強いお母さんになりなさい
夫にもっといいお父さんになりなさい
と伝えに来てくれたのだと思います。
今回のことで
金銭的にも、人間的にも
自分も夫もまだまだすぎる、と痛感しました。
「妊娠」を理由に
だらけた生活を送っていたり、
イライラすることも多かった気がします。
夫婦でぶつかることも多かったです。
子供が生まれる前からこんなにダメなのだから
子供が生まれても
親としては子供に苦労をかけっぱなしになっていたでしょう。
だから、この子は
もっと強く、しっかりした人にならないとダメだよ
と伝えに来てくれたのだと思います。
きっと、この子はまた帰ってきてくれる。
そう信じているので
この子が帰ってきてくれた時には
「この子が誇れる人間、お母さんになっている」
と決意してこれからは生活していこうと思います。
私のお腹にきてくれて本当にありがとう。
また待っているからね。