受付に戻り、再び開廷表に目をやると、ストーカー事件があった。
その法廷に行き、例の覗き窓から中を見ると、結構人がいた。
なんか高校生で私服の僕が入ると浮いてしまいそうな空気だ。
意を決して中にはいるとすぐに目に被告人の顔が飛び込んだ。
被告人の名前は藤原とでもしておきましょう。
初めて見るストーカー犯。
思っていたよりも見た目は好青年だったのが意外だった。
ただ顔色が尋常じゃないくらい悪い。
なんか灰色っぽかった。
中では写真撮影はできないので絵を描きました。
こんな感じ。
んで証人として被害者が証言台に立った。
名前は紀香とでもしておきましょう。
これについても絵を描きました。
こんな感じ。
絵が下手だからわかんないと思うけど清楚で可愛らしい感じだ。
事件の始まりは今年の7月ごろ。
藤原と紀香は共に職業訓練学校に通う学生。
紀香は、友達との恋ばなの中で「クラスの中だったら藤原君がかっこいいわ」
なんて言っていて、それから紀香は藤原に話掛けた。これが7月始め。
それから少し仲良くなるまでは良かったのだが、今度は藤原の方からアプローチをかけだす。
といっても藤原の方は付き合っていると勘違いしていたわけだが。
そしてその藤原の行為がエスカレートする。気持ち悪いと紀香は思いだした。しつこい。私から身を引いてくれない。
…と紀香は苦しんでいた。
ん~まあ、よっぽど藤原がしつこかったんだろうなあ。勘違いしてたわけだし。
検察が紀香に質問する。
「あなたは、被告人と付き合っていたんですか?」
(紀)「いいえ。付き合っていた記憶はございません。」
文章じゃ分からないと思うけど紀香はわりとどっしりと構えていて藤原を懲らしめてやろうという気迫が伝わってくるのである。見た目と違って頼もしい。
(検)「証人(紀香)は具体的に被告人からどういうことをされたんですか?」
(紀)「やめてと言ってもしつこくメールをしてきて家にも来ました。メールには『君のことをずっと見ているから授業に集中できないじゃないか』とありました。」
おぉ







これはさすがにキモい。
このことを紀香は友達に相談。そして藤原の本性が学校で噂になり藤原は学校をやめた。
それでもメールは続いた。
(紀)「『俺のところに戻ってこい!俺みたいな男は2度と君の前に現れない!』ともありました。」
(検)「それに対してあなたはなんと返信しましたか?」
(紀)「『なにうぬぼれてるんですか?それに元々あなたのところにいた覚えはありません。それにあなたの様な男が私の前に現れないんだったら嬉しいです。あなたに関わりたくありません。気持ち悪い。生理的に受け付けない。』と返信しました。」
素晴らしい右ストレート。ついでにボディーブローの威力までをもこの言葉は藤原の心にダメージを与えたに違いない。
このメールのあと、紀香は藤原のことを警察に相談。
しかし藤原は引き下がらない。それどころか
この続きは②でみてね




