『ずーと ずっと 大好きだよ』
ビビのことを話します。
ビビは世界で1番素晴らしい犬です。
私たちは一緒に歳をとった。
でもビビの方が、ずっと早く、歳をとったよ。
私は、ビビの暖かい体といつも一緒に寝るのが好きだった。
そして、一緒に夢を見た。
兄さんや弟もビビのことが大好きだった。
でもビビは私の犬だったんだ。
2016年8月10日午前5時14分
大切な家族が天国に旅立った。
小学1年生の時にどうしても犬が飼いたかった私に
持久走大会で10位以内に入れたら買ってあげる
と話を持ち出した両親。
どうしても飼いたかったら頑張って走って
結果は4位。
そうして我が家にやって来たのが
ミニチュアシュナウザーの
ビビ。
2002年12月27日生まれ
当時2ヶ月
ビビは
血は繋がってないし
人間ではないけど
大切な家族
大切な妹
大好きな家族
大好きな妹
とっても可愛い家族
とっても可愛い妹
いなくてはならない
大切な大切な家族の一員。
決してペットなんかじゃない。
家族。
サッカーボールをがぶがぶしてボロボロにしたり
ぬいぐるみをガブガブしてボロボロにしたりする。
ただいま〜って帰ってくるとお出迎えに来る
そしてご褒美のおやつを催促。
寝っ転がってるとお腹のところに来て
撫でて撫でて!って鼻でクイクイする。
撫でるのをやめると
もっと撫でてってさらに鼻でクイクイする。
冬は布団に入れて〜って自分から入ってくる。
そして足元で丸くなって寝る。
夏は暑いから涼しい玄関のタイルの上で寝る。
「ごはん」「おやつ」「おさんぽ」の3つの言葉にはやたら敏感。
とっても食いしん坊。
きっと、あげればいくらでも食べる。
人が大好きで
甘え上手。
散歩の時犬に会うとワンワン吠えるけど
ドッグランに連れて行くとひびってこっちから離れようとしない。
犬には吠えるし
インターホンが鳴ったら吠える。
でも、
ぜったい噛まないし
ベロベロ舐めたりもしない。
車で出掛けたら帰り道ずっと寝てるのに
家が近くなるとムクッと起きる。
出窓とかベランダとかが結構好きで
よくそこで日向ぼっこをする。
お留守番中になにか悪いことをした時は
怒られるのが分かってるからお出迎えに来ないで隠れてる。
パパには
「バカいぬ!」とか
毛が伸びると「ボロ雑巾!」とか
言われてたけど
それでも
人の言葉わかってるし
怒られる事をわかってるし
待てって言えば食べないし
お散歩以外ではウンチもオシッコも漏らさないし
誰かが怒られてると助けに来るし
誰かが泣いてると慰めに来る
そんな
めちゃくちゃいい子な家族。
めちゃくちゃ可愛い家族。
パパが家の定位置でタバコを吸ってると
目の前でお座りしておやつをくれるのをずっと待ってる。
待ってれば絶対おやつくれるの知ってるから。
本当に大切だし
本当に大好き
でも時には
お散歩行くのが面倒くさいって思ってしまったり
撫でろ撫でろってやって来るのをうざいと思ってしまったり
こんなにも可愛いのに
こんなにも大好きなのに
時にはそんなひどい事を思ってしまった。
思ってはいけない事を思ってしまった。
ビビは偉いからお散歩以外ではウンチもオシッコもしない。
だからこそ、お散歩に連れて行ってあげなければならないのに。
自分ではトイレしに行けないから連れて行ってあげなきゃなのに。
昼間は学校や仕事で誰もいなくてきっといつも寂しい思いをしてるのに。
一緒にいる時くらいたくさん可愛がってあげなきゃいけないのに。
でも、悪いと気づくのはいつもそう思ってしまった後。
それじゃ遅いのに。
ここ3年間は、
うちがおばあちゃんの家に住んでるから
それまでより全然会えてなかったし
全然お世話もしてあげられなかったし
一緒に寝たり
なでなでしてあげたり
全然何にもできなかった。
そして、
こんなタイミングで
もう一生会えなくなるなんて。
もう一生一緒に寝れなくなるなんて。
もう一生なでなでできなくなるなんて。
もう一生お散歩行ったりご飯やおやつをあげたりできなくなるなんて。
全く思ってもなかった。
眠りにつく前の最後に会ったのは
幸いにも2日前。
たまたま実家に帰っていて会えた。
6日の夜から8日の夜まで実家にいて
一緒に寝た。
なでなでしたり写真撮ったりした。
お散歩とご飯を自分がやらなかった事が後悔の1つ。
これが最後だとわかっていたら
絶対に自分がお散歩に連れて行ったのに。
絶対に自分がご飯をあげたのに。
おやつを欲しいって言ったらいくらでもあげたのに。
いくらなでなでしてって催促されてもずっと撫で続けたのに。
もっと言ったら、
7日も8日も出かけずにずっと一緒にいたのに。
これが最後だとわかっていたら。
8日の夜、ビビに「またね!」と言って家を出た。
9日の夜、パパからのLINEで「ビビが死にそう」「呼吸が速くてやばい」って。
でも、ここ何日間か呼吸が速かったけど歳も歳だし夏バテじゃない?って話してたから、そんなひどい感じだとは思ってなくて。
ちょうどママもかんかんもも9日の朝から兄ちゃんがいる山口に行っちゃって家にはビビとパパしかいなくて。
朝はいつもみたいにご飯にがっつきはしなかったけど手であげれば食べたみたいだし、お散歩も外まで抱っこして連れて行ったら全然歩かないけどオシッコとウンチはしてから帰ってきたって言ってたし。
でも、夜はお散歩に行けるような状態じゃなかったみたいで、ご飯も口元まで持っていっても嫌がったみたい。
その夜はパパが一緒にビビの横で寝て、1・2時間おきくらいに起きてお水飲ませたりしたらしい。
10日の朝、起きたらおしっこを漏らしていたらしく、それを拭いたりしてたらビビが立っててそれなら外に連れて行こうとしたけど、抱っこした時にまたおしっこ漏らしちゃったみたいで、それを拭いたりしてる間にウンチもしちゃって。
ビビやばいからパパが抱っこしていたら、その腕の中でビビは眠りについたって。
最後は
パパと2人きりの家の中で。
パパの腕の中で。
10日の朝、連絡を受けたけど、その日は1日バイトが入ってて、慌てて店長に連絡して休ませてもらおうとしたけど、そう簡単にはいかなくて14時までバイトして、終わったらそのまま急いで実家向かって、家に着いたのは15時。
パパも朝から仕事でいなくて家には眠っているビビだけ。
駅から歩いて家に向かってたけど、気持ちが抑えられなくて途中から全力で走って走って走った。
家が近づいてきて、気づいたら洋服は汗でビチョビチョだし涙はボロボロ出てきて、鍵を開けて、玄関を開けた。
そして、いつもみたいに玄関入って「ただいま〜」って言って、リビング入って「ただいま〜」って言ったらビビが「おかえり〜」ってお出迎えに来てくれるんじゃないかと思って、わざといつもより大きな声で言ってみたけどやっぱりビビはベットで眠っていてお出迎えには来てくれなかった。
お出迎えに来てくれなかったけど、おやつは持っていったら食べてくれるんじゃないかと思って口元まで持っていったけど食べなかった。
わかっていたけど、
自分の目で見て
自分の手で触って
自分の声で話しかけてみて
そうしないとどうしても信じられなくて。
そうしてからじゃないとどうしても信じたくなくて。
でも、そうしたらそうしたで
現実を受け止められなくて
泣いた。
こんなに暑い日にビビは冷たくなっていた。
こんなに暑いのにビビは冷たかった。
眠っているビビの隣で同じように横になって
泣いた。
これでもかってくらい撫でて撫でて撫でまくって
まだ撫でながら
大きな声で「ビビ!」って呼んだ。
大きな声で「起きて!」って叫んだ。
大きな声で話しかけたけど反応はなかった。
そして
泣き続けた。
何時間か泣いて、
ふと、ビビとのこれまでを思い出して
家にある写真を全てあさって
ビビが写ってるのを全部携帯で写真撮った。
懐かしいものがたっくさん出てきた。
ビビも若かったし、家族みんなが若かった。
写真をあさりながら、思い出に浸って、静かに泣いた。
12日にママとかんかんが帰って来るから13日に火葬する予定になった。
11日は練習で12日から15日までは合宿だから
ビビの最後の最後には立ち会えないから
11日の朝がビビとの最後の別れとなった。
10日の夜は、パパとビビと3人でリビングで寝た。
しっかりビビの横で。
11日の朝、ビビにいつもと何も変わらない「行ってくるよ!」をあえて言って家を出た。
いつもと変わらない「行ってくるよ!」だったけど、家を出るまでに後ろを振り向いたら、涙が止まらなくなる気がして、家を出れなくなる気がして、決して1回も振り向かずに家を後にした。
これがビビとの最後。
その後
13日に予定通り火葬が行われた。
ビビの歯と骨の少しを残し、その他は粉骨マシンというマシンにかけ、粉になった。
そして、骨壺と小瓶に入っている。
小瓶の1つとビビの写真をおばあちゃんの家に持ってきてくれたみたいで、合宿から帰って来たら、まるでおかえりってお出迎えをしているようにテレビの前からこっちを見ていた。
ふいに、おやつをあげないとって思ったりした。
頭では現実を受け止めていても、心がついてこなくて、ふとしたときにすぐビビのことを考えてる自分がいて、ふと気づくと涙が出てて。
やっぱりビビの事は考えちゃうし、考えると涙が出てきちゃう。
でもね、
パパが、火葬の日の出発する時に、LINEくれて
「もうすぐ出発します」
「ビビは生まれ変わって帰って来ます」
「また、うちの子に…」
って。
そうだよね。ビビは生まれ変わるんだから、いつまでもくよくよしてられないなって。
ビビは優しいから泣いてたら慰めに来てくれちゃうから
いつまでも泣いてたらビビが生まれ変われないなって。
とか書きながら、書いている間ずっと涙が止まらない。
でも、
49日過ぎたらぜったいに泣かない。
本当に成仏できなくなっちゃうからね。
これからは
感謝の気持ち
ありがとう
と想ってビビに
「行ってくるよ!」
「ただいま!」
を言っていきたいと思う。
これまで通りね。
ビビはうちの家族で
幸せだったかな?
楽しかったかな?
嬉しかったかな?
良かったと思ってるかな?
ビビはどう思って生きていて
どう思って眠りについたんだろう。
ビビがどう思っていたかは最初から最後までわからなかったけど
うちは、
ビビがこの家に来てくれて
ビビが家族になってくれて
ビビが妹になってくれて
13年間生きてくれて
とっても幸せだった。
とっても楽しかった。
とっても嬉しかった。
とっても良かった。
そう思ってる。
13年間じゃ足りなかったけど
もっともっと
ずっとずっと
一緒に居たかったけど
それでも
それでも
ありがとう。
ずっとずっと
忘れない。
ずーとずっと
大好きだよ。












