初めての投稿、1冊目です。


✏『少女は卒業しない』 朝井リョウ




朝井リョウさんは、大好きな作家さんのひとりです。


廃校が決まった地方の高校の最後の卒業式。

少女たちの、7つの短編集です。

朝井さんの、ここまで女子高生の気持ちを描くことのできる筆力はもちろんなのですが

私がおすすめする理由は

✨表現の美しさ✨と✨言葉の美しさ✨です‼


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作田さん、作田さん。先生の口から私の名前がこぼれると、さくた、という音がとても美しい響きに聞こえるから、不思議だ。

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また、

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私にとって、本は読むものじゃなかった。私の指先と、先生の指先を、間接的につないでくれるものだった。シュシュは髪の毛を結ぶためのものじゃなくて、コテは髪の毛を巻くためのものじゃなくて、鏡の中でだけでも、私が先生のたいせつなひとになるための道具だった。

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私は出てくる少女たちほど、こんなにきらきらした高校生活ではありませんでした…。

しかし、朝井さんの手にかかれば

放課後の夕陽が差し込むなかで聞こえた
吹奏楽部の音楽、

運動部の掛け声、

窓からはいる風、

ひとつひとつが鮮明に思い出されて

私も作品のなかで同じように学校生活をしているような、

そんな感覚になるほどでした。


大人になる前の

甘さと苦さを思い出させてくれる本でした。

私が一番好きなのは、
「エンドロールが始まる」です😊