女「あー、今日は楽しかったね」

男友「おう」

男「妹、楽しめたか?」

妹「うん、楽しかったー」

男友「じゃあ暗くなったし、そろそろ帰りますか」

男「そうだな」

妹友「あ、私ちょっとトイレに行ってきますね」

妹「あ、じゃあ私もー」

男友「はいよー」

男「…ふう、疲れたな」

男友「だなー、久し振りにここまで体を動かしたよ」

女「…ねえ、男君」

男「ん?」

女「他に私達が出来ること、ある?」

男友「…それだけで良いのか?」

男「おう」

女「あとは、男君に任せれば良いんだね?」

男「…おう」

男友「なら分かった」

男「頼んだ、男友」

男友「頼ってくれなかった奴が何言ってんだ」

男「ごめん…」

男友「…なんてな」

女「大丈夫だよ、男友はこう見えて頼りになるんだから」

男友「こう見えては余計だけどな」

男「はは、分かってるよ」

男友「ま、任せとけ」

男「…ああ」

妹「お待たせー」

妹友「寒くなかったですかー?」

男友「大丈夫大丈夫」

女「じゃあ、これ以上寒くなる前に帰ろっか」

妹「えー」

男「もう十分楽しんだろ?」

妹「…はぁい」

女「妹友も、楽しかったよねー?」

妹友「はい、もちろんですよー!」

女「ふふ、じゃあ今日は解散でー」

男友「家まで送るぞ、女」

女「お、気が利くねー」

妹「妹友、途中まで一緒に帰ろう」

妹友「よろこんでー」

女「じゃあねー」

男友「またな」

男「女、気を付けて帰れよ」

男友「…俺は?」

女「あんたは私のボディーガードでしょうが」

妹友「女先輩ー」

女「ん、なんだい?」

妹友「……。」ニヤニヤ

女「…ば、馬鹿!」

男友「……?」

女「か、帰るわよ男友!」

男友「はいよ」

妹「今日はありがとうございました」

女「いやいや…またね、妹ちゃん」

男友「また遊ぼうなー」

妹友「…ふふ、なんだかんだいって上手くいってますねー」

妹「だねー」

男「なんの話だ?」

妹友「いえいえ、こっちの話です。ねー?」

妹「ねー」

男「……?」

妹友「じゃあ私達も帰ろー」

男「そうだな…家まで送ってくよ妹友ちゃん」

妹友「あ、途中までで大丈夫ですよー」

男「可愛い子は夜道を一人で歩いちゃ駄目だよ」

妹友「可愛いだなんてそんな、お兄ちゃんに言われたら照れちゃいますよー」

男「…楽しんでる姿が見れるからさ」

男友「…シスコン」ボソッ

男「聞こえてるぞおい」

妹友「うさぎ、うさぎも良いなー」

妹「えー、やっぱりネコだよー」

男友「まだ言ってるよ」

女「よっぽど楽しかったんだねー」

男「…女だってずっと騒いでただろ」

男友「なに先輩面してるんだか」

女「お、女の子は可愛いものが好きなのー!」

男「分かった分かった…じゃあ、残るは妹だな」

妹友「どこ行きたいか決まったー?」

妹「え、えっと…行きたいところはあるんだけど」

女「あ、あるんだ!じゃあそこ行こうよ」

妹「でも、きっとみんなは楽しくないから…」

男友「どこでも良いぞー」

男「ほら言ってみろよ」

妹「じゃ、じゃあ…」

妹「…遊んで良い?」

男「おう、行ってこい」

妹友「行こ?妹」

妹「…うん!」

タッタッタッ

女「公園ねー」

男「まあ、高校生が一人で遊べる場所じゃないか」

男友「…寒い」

男「お前も体動かして来いよ」

男友「…そうする」

女「よーし、私も童心に帰るかなー」

男「…年中童心に帰ってるように見えるってことは言わないでおこう」

女「…口に出てますよ」

妹「ブランコ…難しい」

男友「こうだよ、こう!膝をぐっとやって、ぐんって!そしたらぎゅーんっといくからばーんって!」

女「それじゃあ全然分からないでしょ…あと、そんなに漕ぐと危ない」

男友「ははは、大丈夫大丈…って、わわわー!」

妹「うー…私も漕いでみたいー」

男「俺が教えてやるよ、妹」

妹「え、やったぁ!」

妹友「お兄ちゃん」

男「ん?」

妹友「妹、公園楽しそうですね」

男「…まあ公園で遊ぶの、初めてだろうしな」

妹友「……。」

男「ほら、そんな顔してないで、妹友ちゃんも行くぞー」

妹友「…がってんしょうちのすけー」

妹「にいさん、早く教えてよー!」

女「暗くなってきたねー」

男「そろそろ行くぞー、妹」

妹「え、もう少しー」

妹友「もう少しー」

男友「もう少しー」

女「男友まで…」

男「じゃあ後少しだけ」

妹友「やったー」

妹「妹友、シーソーやってみようー」

妹友「え…シーソーはちょっと」

妹「あれ、なんでー?」

妹友「私、妹より…お、重いもん」

男友「じゃあ女とするかー?」

妹友「あ、なら良いですよー!」

女「おい」
男「ほら、ゆっくりと見て回ろう」

妹「おー!」

男「妹、こういう場所は静かに」

妹「は、はいな…」

妹「女先輩、妹友よりも真剣に見てましたね」

女「凄かったー、絶対また行くよ!」

男友「女に絵の良さが分かる感性があるとは」

女「失礼な、こう見えても私は美術選択だぞ」

妹友「あ、私と一緒ですねー」

女「帰ったら久し振りに絵でも書こうかなー」

男「……。」

妹「どうしたの、にいさん」

男「女の絵はな…まあ独特というか」

男友「先生に平成のピカソって言われてたな」

女「いやー、そんなに褒められてもー」

男「…まあ良いや、次は誰だ?」

男友「じゃあ俺!カラオケで俺の美声を聞かせてやろう」

男「……。」

女「…出た、平成のジャイアン」

男友「ア゛ーア゛ーア゛ーア゛ー♪」

男「…もはや何を歌ってるのかすら分からない」

妹「……。」

妹友「……。」

女「ごめん…私がこんな企画をしたばっかりに…」

男「耐えろ、3時間パックだから…フリータイムじゃないから…」

妹友「…い、妹、なに歌うー?」

妹「わ、私?知ってる歌ならなんでも」

妹友「じゃあこれー」

妹「ね、ねこ?にゃん?…し、知らないよー」

妹友「なんだ、残念ー」

男友「ウ゛ーウ゛ーウ゛ーウ゛ー♪」

男「な、なんでも良いから歌ってくれ…」

女「耳の保養…耳の保養をお願い」

男友「さあ、次々ー!」

男「…もう疲れた」

女「同じく…」

妹「楽しかったねー、妹友」

妹友「そうだねー」

女「…若いなー」

男「楽しんでるなら良いんだけど」

妹友「さあ、次は誰ですかー?」

男友「あとは男と妹さんだけだな」

男「と言われても、俺は別に行きたいところないんだけど」

妹「わ、私もまだ決まってない…」

男友「そんなこと言ってないで、ほら次は男の番な」

女「どこでも良いからさー」

男「うーん、だったら…」

キャンキャン

ニャー

女「ペットショップかー」

男友「男、動物好きだもんなー」

男「まあそれもあるけど…」

妹「わー、わー!」

妹友「いっぱいいる!ネコさんもイヌさんもいっぱいー!」

男「この二人が喜ぶかと思って」

女「…それ、自分の行きたいところじゃないじゃん」

男「良いんだよ」

妹「ミャー連れて来れば良かったかなー、お友達たくさんなのにー」