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色々と語っています!

今日の特集は古畑任三郎で責めてみよう~~~~



改めましてみなさんこんばんは^^



今日もお仕事お疲れ様でした^^



改めまして古畑任三郎は歴史に深く突っ込んでみよう~~~~

内容
ドラマ冒頭で、ゲスト俳優演じる犯人によって殺人事件が起こり(一部殺人以外の事件の回もあり)、視聴者は「犯行の全容」を知ることができる。完璧と思われていた犯行を、田村正和演じる警部補の古畑任三郎が、巧みな話術と卓越した推理力で犯人のアリバイやトリックを崩していき、真相を解明していくストーリー。

ドラマ様式
本作は、『刑事コロンボ』で知られる倒叙ものと言われる形式でストーリーが進行していく。これは、犯行の様子の全容をまず見せておき、刑事の古畑任三郎が真犯人とのやりとりや様々な証拠から容疑を固め、最後に自供に追い込むというパターンである。また、犯人は(ストーリーの中の世界で)有名人や社会的地位の高い人物が多いのも「コロンボ」と同様である。ストーリー展開もジェットコースターの様な展開になっているのも特徴に入る。

視聴者は「誰が真犯人なのか?」という興味ではなく、「真犯人をどうやって追い詰めるか?」という点に目が向けられることになる。そのため、放送の前半に犯人役及び犯行シーンが公開される(第40回はこの例外であり、倒叙を逆手に取った構成になっている)。犯人が最後までわからないストーリーでは犯人役に大物俳優を使うことが難しい(配役だけで視聴者に犯人が分かってしまう)が、この手法を取り入れることにより大物ゲストを無理なく犯人役に迎えることができるようになっている。

古畑は主役でありながら、冒頭のオープニングシーンには登場するものの本編に入ってからすぐには登場しない回が多い。これは前述にもあるが犯人と被害者とのやり取りや犯人の犯行シーンなどを見せるためであり、ほとんどのストーリーでは誰かが警察に通報するまで古畑は登場しない。SMAPの回に至ってはアヴァンタイトルを除き本編開始時から約1時間以上古畑が登場しなかった。

終盤の解決篇の直前に画面が暗転して、古畑が視聴者に向かって「挑戦」する構成は、アメリカのテレビ・ムービー『エラリー・クイーン』からの引用である。脚本の三谷幸喜は少年時代、東京12チャンネルで放送されていたこの番組のファンであった。

事件現場、またはその話の中で最も重要な場所で犯人と対決、犯人の自白後、スタッフロールが出る頃に全員が退場し、そのまま画面が動かずに終わる(16回・27回・37回・42回など例外もある)。

概要
脚本は三谷幸喜。主演の田村正和にとって初の本格的な刑事ドラマでもある。現在、合わせて42回(エピソード数で言えば、第37回と第38回は前後編構成、第25回は総集編であるため、本編40エピソード+総集編1エピソード)放送されている。

本稿では既に発売されているDVDの呼称に従い、「第1シーズン」「第2シーズン」「第3シーズン」「スペシャル」「ファイナル」「総集編」に大別する。

第1シーズンのみ、正式タイトルが『警部補 古畑任三郎』だったが、これは「古畑任三郎」という物々しい名前が「刑事らしくなく、時代劇だと誤解されるのではないか」という配慮から行われた措置である。ドラマが広く認知された第2シーズン以降は、「警部補」を取った『古畑任三郎』になっている。

1999年の新春スペシャルのタイトルは『古畑任三郎 vs SMAP』、2006年の新春スペシャルのタイトルは『古畑任三郎 FINAL』となっている(ただしオープニングのタイトルロゴは「vsSMAP」と「古畑中学生」以外は、第1シーズンから一貫して『古畑任三郎』のみである)。

シーズン 合計 平均視聴率 放送日
第1シーズン 計12回 14.2% 1994年4月13日-1994年6月29日
第2シーズン 計10回 25.9% 1996年1月10日-1996年3月13日
第3シーズン 計11回 25.1% 1999年4月13日-1999年6月22日
スペシャル 計5回 26.2% 1995年4月12日、1996年3月27日、1999年1月3日、1999年4月6日、2004年1月3日
ファイナル 計3回 26.0% 2006年1月3日、2006年1月4日、2006年1月5日
総集編 計1回 22.6% 1996年4月9日

放送
1999年6月22日の第3シーズン最終回時には、翌週に『GTOスペシャル』が放送される予定だったため、古畑は解決編突入前に「来週はGTOスペシャルをお送りする予定です」と予告・宣伝をしていた(ただし、再放送では局によっては次に再放送する番組をそのセリフにあわせてテロップで出すなどの措置を取っていた)。

番組の好評さから全3シリーズ共に何度も「チャンネルα」・「ドラマレジェンドスペシャル」・「土曜ワイド」など、さまざまな時間に再放送されているが、第17回(犯人・木村拓哉)および第26回(犯人・SMAP)はジャニーズ事務所が「肖像権」の管理に厳しいために放送されないことが多い(ビデオ・DVDにはどちらも収録されている)。しかし、2002年6月・2006年10月・2009年10月の再放送では、放送されていた。

2006年の「ファイナル」をもって完結となった。しかし、放送完了後の現在も、公式BBSにはたくさんのファンからの「やめないで」という復活を願う意見が絶えない。中には、本作の第1シーズンと第2シーズンが始まった時期の前後に生まれたとされる小学生までもが書き込んでいた。

2008年6月14日の19:00-20:54(JST)に、古畑の少年時代を描いた『古畑中学生』が放送された。主演はHey! Say! JUMPの山田涼介。特別ゲストで田村正和がアヴァンタイトルに出演した。

2010年4月10日に、BSデジタル放送局・BSフジでも第1シーズン放送されている。この日は、地上波・フジテレビでも「古畑任三郎ファイナル」を放送された為、午後1時から10分間だけ地上波とBSデジタル同時に古畑任三郎が放送された。


主な登場人物
その他の登場人物、詳細については『古畑任三郎の登場人物』を参照のこと。

古畑任三郎 - 田村正和、山田涼介(中学時代)
警視庁刑事部捜査一課の刑事で、階級は警部補。第3シーズンの時点で55歳。誕生日は1月6日である。常に黒のスーツ、黒の襟無しシャツ(第一シーズンは毎回色が変わっていた)、寒い時期には黒のロングコートといういでたち。事件現場にはしばしばセリーヌブランド(ブリヂストン製)の自転車で現れる。丁寧な口調や態度で、執拗に容疑者につきまとい、卓越した推理力と犯人の裏をかく誘導尋問で、幾多の事件を解決に導いている切れ者。非常に負けず嫌いな性格。
今泉慎太郎 - 西村雅彦
古畑の部下。階級は巡査。実際ではFINALseasonの第3弾のラストシーンでは、警部に昇進して、謎のまま終わる予定だった。第41回の時点で45歳の独身。祖母と暮らしている。かなりおっちょこちょいな性格だが、今泉の無意味な言動が事件解決のヒントをもたらすことも多々あり、古畑にはよく実験をさせられるので認められている。
西園寺守 - 石井正則(アリtoキリギリス)
第3シーズンからレギュラー登場した刑事。小男。姉が三人いる(第36回)。SMAPの事件でその有能さを古畑に買われる。黒岩博士の事件以降古畑の捜査に同行することが増える。古畑も一目置く有能な部下で、事件解決に必要なデータ収集を一手に引き受け古畑をサポートする。しかし、勇み足が多い為、古畑にはよく注意される。
向島音吉(別姓:東国原) - 小林隆、タモト清嵐(中学時代)
古畑とは中学時代の同級生で、古畑を「最高の刑事」と敬愛する巡査。古畑が現場に到着すると、よく声をかけてもらえるものの、名前をなかなか覚えてもらえない。ドラマ内では、イチローの兄。
仕掛け
本作には「遊び」とも言える仕掛けが随所にちりばめられている。これは、喜劇作家・脚本家の三谷幸喜によるところがある。

アヴァンタイトル
番組の冒頭、黒い背景をバックに古畑が立ち、その回のキーワードや関連する話を披露する。
これで視聴者がどこに注目すべきかのヒントが示される。
赤い洗面器の男の話
第11回「さよなら、DJ」を皮切りに、第21回・第25回・第38回・第39回など、シリーズを通して語られる小話。最後のくだりになると、なんらかの理由によって必ず中断されてしまうため、いまだに古畑や視聴者にオチは知らされないまま(三谷幸喜によると、オチは用意されているとのこと)である。なお、この小話は『王様のレストラン』などの他の三谷作品にもしばしば登場する。
第39回ではスペイン語で途中まで語られていた。詳細については、「赤い洗面器の男」を参照。
登場人物の名前
毎回登場する犯人をはじめとして、登場人物の名前は既存の推理小説の登場人物や実在する人物の名前をもじったものが多い。三谷は日本史マニアであり、歴史上の人物から登場人物の名前を設定することがたびたびある。
名前の他にも、古畑の誕生日がホームズと同じ、第12回「最後のあいさつ」はホームズ作品のタイトル「最後の挨拶」に由来するなど、設定上でも遊びが随所に見られる。
「古畑任三郎」という名前は、東京都世田谷区、国道246号の池尻交差点角にある「古畑病院」という病院の看板と、『笑っていいとも!』で俳優の時任三郎(ときとう さぶろう)が「よく『とき にんざぶろう』と間違えられる」と語ったことに由来する。脚本の三谷がそれぞれを見た際に着想を得、命名した。
他の三谷作品との繋がり
本作と同じ三谷幸喜作品とのリンクが頻繁に見られる。中川淳一(鹿賀丈史) は、三谷脚本のドラマ『振り返れば奴がいる』の登場人物であり、中浦たか子(桃井かおり)は三谷の映画初監督作品『ラヂオの時間』に顔を見せ、赤い洗面器の男の話を披露していた。また、南大門昌男(山城新伍)、二葉鳳翆(山口智子)の元には『王様のレストラン』の「ベル・エキップ」から花が贈られ、フェアな殺人者では前にもたびたび登場したバリトンホテルが舞台となっている(登場作品…第22回・第27回・『バッド・ニュース☆グッド・タイミング』・『THE 有頂天ホテル』)。
古畑任三郎と今泉慎太郎
古畑と今泉の名前については、あべこべにしたらしい。例「古」⇔「今」、「畑」⇔「泉」、「任三郎」⇔「慎太郎」
これは、二人の性格が正反対のため、凸凹コンビとしてこの様にしたらしい。古畑についての名前の由来は上記に記載。

ライオンのパラドックス
第13回にて、二本松晋(陣内孝則)の出した論理学の問題。古畑は、かなりの短時間でこれを解いている。
ライオンに捕まってしまった探検家が命乞いをすると、「俺の考えていることを当てられたら、食わずに逃がしてやろう」とライオンが言った。さて、探検家は何と言えば、危機から脱することができるか?という問題。
この正解は、「あなたは私を食べようと思っていますね?」である。
ライオンが探検家を食べようと思っていたら、自分の考えていることを当てられたのだから、約束通り食べることができない。もし違うのであれば、ライオンには最初から食べる気が無いのでやはり食べられない。結局、ライオンは自分の言葉に辻褄を合わせるために、探検家を食べられなくなるというパラドックスである。
以上のパラドックスは通常ワニのパラドックスとして知られているもので、もともとは不思議の国のアリスの作者として知られる数学者ルイス・キャロルが創作し、クロコディルズ(ラテン語: Crocodilus)というタイトルで発表したものである。
事件の発生順序
事件の発生順序は、必ずしもテレビで放映される順序と一致しない。このことは、登場人物のささやかな会話や向島音吉巡査の苗字の変遷、SMAP事件の話、小石川ちなみの事後状況、劇中で語られる他の挿話の「解決後」の捜査状況など1話完結のドラマでは珍しく以前放送した話の後日談などがセリフに挟まれることからうかがうことができる。DVDに収録される順序はほぼ放映順に従っているが、VHSはテープの容量などから、第1シーズンと第2シーズンのVHS(第1巻-第9巻)では若干順序が異なる。
『古畑』シリーズでは、意図的に時間軸をずらした構成を取っており、これは企画の石原隆によれば、「視聴者が時間軸を直す楽しみのため」との言。
一例(1stシーズン)
第1回・小石川ちなみ(中森明菜)編で「ええ、あの今泉の馬鹿が…ですので幡随院の取調べは明日と言うことで…」と語っていることから幡随院 大(笑福亭鶴瓶、第4回)編が時系列では先。
第5回・米沢八段(板東八十助)編でもう一泊しましょうと頼む今泉に古畑が「ダメ!新幹線に乗って酢豚弁当食べるのが私の夢なんだから」(中川淳一(鹿賀丈史、第8回)編の中で酢豚弁当を食べようとするシーンがある)と言っている。実時間では第8回は第5回の直後。
第2回・中村右近(堺 正章)編で古畑が今泉を呼んだ時「君…今泉君って言ったっけ?」「はい!今泉慎太郎であります!」というやりとりを行っていることからこの時が二人の初対面である。三谷幸喜が田村正和に依頼する時、最初に見せた脚本がこの話である。
小石川ちなみ
シリーズ第1回の犯人である少女コミック作家の小石川ちなみ(中森明菜)は、第2シーズン以降も語り草となり、ストーリーの随所でその逸話が語られている。
彼女は、やり手の弁護士・小清水潔(明石家さんま、第14回の犯人)の弁護により無罪判決を受け、結婚してアトランタで幸せな生活をしているという後日設定がなされている。古畑を結婚式に呼んだり(第20回)、アメリカに招待したり(第23回はちなみを訪ねた帰途でのエピソードである)と懇意にしており、ほかにも彼女の愛犬・万五郎は古畑の友人・安斎亨(津川雅彦、第32回のゲスト)に預けられ、第1回の事件の舞台となった山荘「ボーズヘッド荘」は古畑が借りて使用している(「消えた古畑任三郎」)。
完結編である第42回では大野もみじ(松嶋菜々子)によく似た女性として古畑が彼女の半生を語るなど、劇中で語られる古畑との関わりは多い。犯人としては一番待遇が良く、どうして彼女だけ幸せな後日談を与えたのかについては脚本の三谷幸喜が、小石川ちなみを演じた中森明菜の“大ファン”という理由による物である。
ラストダンスは私に
越路吹雪の名曲。第11回に古畑が歌ったものが披露される。その後、42回の副題としても使われ、ドラマ内でも使われている。
サン・トア・マミー
第11回に犯人が犯行に及んでいるところに流れている曲。後に、第20回にも、古畑が結婚式で歌ったという曲(この曲は別れの曲である)で、古畑と今泉が口ずさんで歌っている。
作品の概要 [編集]
各作品の詳細については古畑任三郎の作品を参照。

第1シーズン
タイトルは『警部補 古畑任三郎』。ストーリー毎にシャツの色が違っていた(白、青、紫など)。部下の今泉慎太郎は、古畑の助手的な役割が強い。また、第8回は三谷幸喜が脚本を務めた『振り返れば奴がいる』の後日談、もしくはパラレルワールド的要素を兼ね合わせた内容になっている。なお、この頃は今泉に「慎太郎」の名前がクレジットされていない(第12回で初めてフルネームで表示される)。第3回時点での今泉は普通の刑事であり、第5回では古畑に頼らず死亡推定時刻を導き出す。

また、三谷幸喜、プロデューサーの関口静夫、監督の河野圭太が古畑任三郎 DVD(「すべて閣下の仕業」)のコメンタリーで語っているが、初めて撮影されたのは実際の放送順では第3回の古手川祐子編である。クランクインは 1993年12月で、4月スタートの新番組としては異例の早さである。メイン監督は星護だったが、星監督が当時別番組(『幕末高校生』)を担当していたため、初回を撮影したのは河野圭太だった。記念すべき放送第1回目の中森明菜編は制作順では第4回目で、星監督にとっては笑福亭鶴瓶編に続く2本目である(かつて鶴瓶自身は『パペポTV』内で自身の出演した「殺しのファックス」が1話になる可能性もあったが放送されなかったと語っている。ビデオ版ではこの回は第1巻の最初に入っている)理由は事件の発生順序参考。

放送開始の1994年4月から警察官の制服が変更されたのだが、裏番組の『はぐれ刑事純情派』が早速同月開始のシリーズから新型制服を登場させていたのに対し、この第1シーズンでは制服警官は一貫して旧型制服を着用していた。

番組ポスターのキャッチコピーは「殺人者は、後悔する。」

通算回 放送日 サブタイトル 犯人役(メインゲスト) 視聴率 演出 備考
第1回 1994年4月13日 死者からの伝言 中森明菜 14.4 % 星護 後に無罪判決
時系列では第4回の後

第2回 1994年4月20日 動く死体 堺正章 13.8 % 河野圭太 ストーリー上は最初の事件
第3回 1994年4月27日 笑える死体 古手川祐子 12.9 % 河野圭太 唯一、解決編直前にCMが入らない
第4回 1994年5月4日 殺しのファックス 笑福亭鶴瓶 12.4 % 星護 時系列では第1回の前
第5回 1994年5月11日 汚れた王将 坂東八十助
(坂東三津五郎) 16.3 % 河野圭太 犯人の姓は判明しているが名は明かされない。
小説版未収録
現在は坂東三津五郎だが、当時はまだオープニングに、坂東八十助とクレジットされている。
第6回 1994年5月18日 ピアノ・レッスン 木の実ナナ 13.4 % 松田秀知 古畑の魚肉ソーセージ好きが判明
第7回 1994年5月25日 殺人リハーサル 小林稔侍 13.0 % 星護 小説版未収録
第8回 1994年6月1日 殺人特急 鹿賀丈史 16.6 % 松田秀知 『振り返れば奴がいる』と世界観を共有
時系列では第5回の直後
第9回 1994年6月8日 殺人公開放送 石黒賢 14.8 % 星護 小説版は古畑との対決がない

第10回 1994年6月15日 矛盾だらけの死体 小堺一機 15.2 % 河野圭太 犯人「佐古水茂雄」と被害者「鵜野忠邦」は小説版とは名前が異なる
第11回 1994年6月22日 さよなら、DJ 桃井かおり 15.1 % 松田秀知 「赤い洗面器の男」の話が初めて話される
第12回 1994年6月29日 最後のあいさつ 菅原文太 12.3 % 松田秀知 小暮は警視だが小説版では警部、また名字が小説版では「木暮」。桑原万太郎が初登場

平均視聴率 14.2%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ)

第2シーズン
タイトルを『古畑任三郎』に改めてのレギュラー放送。シリーズとしてのフォーマットが決定したシーズンと位置付けられる。芳賀が捜査に参加するようになって、今泉は第14回で「自律神経失調症で長期休養中」という設定が与えられて以降、奇天烈な言動が目立つ道化役として強調されるようになっていく。また第1回目の明石家さんま編は実際の撮影順では1本目ではなく、沢口靖子編が初回でクランクインは1995年10月である。第21回「魔術師の選択」の犯人役である山城新伍は刑事コロンボの第38話で犯人役(ウィリアム・シャトナー)の吹き替えを担当しており、両作品の「犯人役」を経験したことになる。なお、この作品にはまだメジャーになる前の松たか子も出演している。

フジテレビ On Demandでも第1・第3シーズンとともに、2010年4月1日から配信されたが、肖像権の関係上、第17回と第22回は配信されなかった。

番組ポスターのキャッチコピーは「殺人者は、死にたくなる。」

通算回 放送日 サブタイトル 犯人役(メインゲスト) 視聴率 演出 備考
第14回 1996年1月10日 しゃべりすぎた男 明石家さんま 25.4% 河野圭太 芳賀刑事が初登場
唯一今泉が容疑者になった回

第15回 1996年1月17日 笑わない女 沢口靖子 20.8% 松田秀知
第16回 1996年1月24日 ゲームの達人 草刈正雄 22.7% 河野圭太 初の連続殺人
第17回 1996年1月31日 赤か、青か 木村拓哉 26.1% 松田秀知 古畑が唯一犯人に手を上げる
時系列では第14回の直後
第18回 1996年2月7日 偽善の報酬 加藤治子 26.6% 河野圭太 犯行シーンは存在するが、凶器が解決編まで明かされない
第19回 1996年2月14日 VSクイズ王 唐沢寿明 26.0% 松田秀知 ファルコンの定理が再登場
時系列では第13回より前
第20回 1996年2月21日 動機の鑑定 澤村藤十郎 24.3% 河野圭太 唯一犯人の実名が不明
拳銃による殺人では唯一リボルバーを使用
時系列では第26回より前
第21回 1996年2月28日 魔術師の選択 山城新伍 27.8% 松田秀知 同じ三谷作品、王様のレストランと同じ撮影場所

第22回 1996年3月6日 間違えられた男 風間杜夫 26.5% 河野圭太 犯人は二人殺害しているが、最初の犯罪は明かされずに終わる
第23回 1996年3月13日 ニューヨークでの出来事 鈴木保奈美 26.9% 河野圭太 既に無罪が確定している
事件風景がない完全な安楽椅子探偵方式
ラストに9/11テロによって崩壊する以前の「ワールドトレードセンター」が映っている

平均視聴率 25.3%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ)

巡査・今泉慎太郎 (古畑任三郎スピンオフ) [編集]
本作の番外編として、今泉を主人公として作られたスピンオフの10分番組。

第1シーズン第12回で尺に数分の余りが出たので、研究室での今泉と桑原技官のやりとりを加えたところ好評だったため、第2シーズンとあわせて制作され、本編が放映された直後の深夜にオンエアされた。第12回のときの桑原はマッドサイエンティストの趣が強かったが、第2シーズン以降の桑原は性格が明るくなり、今泉と同い年の後輩という設定になった。

第3シーズンでは制作されなかったものの、2004年のスペシャル「すべて閣下の仕業」で復活した。しかし、桑原役の伊藤俊人が死去していたため、今泉・西園寺・向島・花田兄の四人となった。その時のオープニングCGは新規に作成されておらず、第2シーズンの使い回しである。

ビデオ化された際は「今泉慎太郎」単独でのリリースだった(全2巻)が、単独でのDVD化はなされず、「古畑任三郎」第2シーズンのDVDに同時収録されている。なお、第12回「今泉慎太郎 大空の怪事件」は、ビデオ・DVD共に「古畑任三郎 すべて閣下の仕業」と同時収録になっている。

フジテレビ721では第2シーズンの各回の終了直後に放送することが多いため、諸事情で放送できない回に伴ってカットされる。巡査・今泉慎太郎のみの一挙放送の時のみ完璧に見られる。

現在の携帯電話やネット配信によるスピンオフ番組の元祖的な企画といえよう。

各話 放送日 サブタイトル 演出
第1話 1996年1月10日 帰って来た慎太郎の巻 河野圭太
第2話 1月17日 慎太郎怒るの巻 松田秀知
第3話 1月24日 慎太郎名推理の巻 河野圭太
第4話 1月31日 ライバル登場の巻 松田秀知
第5話 2月7日 慎太郎危機一髪の巻 河野圭太
第6話 2月14日 まいったぜ慎太郎の巻 松田秀知
第7話 2月21日 負けるな慎太郎の巻 河野圭太
第8話 2月28日 フニャフニャ慎太郎の巻 松田秀知
第9話 3月6日 箱入り慎太郎の巻 河野圭太
第10話 3月13日 慎太郎逆襲の巻 平野眞
第11話 3月27日 さらば慎太郎の巻 平野眞
第12話 2004年1月3日 大空の怪事件 河野圭太

総集編
第2シーズン終了後に放送された特別編。

古畑が突如として消息を絶ち、刑事仲間や第24回までの犯人達及び知人にインタビューしてその行方を追うというストーリーを軸にした総集編である。インタビュー場面は新たに撮りおろしされたものだが、古畑役の田村の撮りおろしのシーンはない。また、菅原文太のみ声のみの出演をしている。 撮影は、スタッフが犯人役ゲスト所に行き、ガラスと衣装をもって、スタジオではなく犯人役の人がいるその場所で撮影をしていたらしい。

番組のラストで古畑は、小石川ちなみの別荘の地下室に、今泉の不注意によって数日間閉じ込められていたところを発見されるが、好物のチョコレートを持っていたので助かった(この地下室は第1回の事件現場でもある)。

通算回 放送日 サブタイトル 犯人役(メインゲスト) 視聴率 演出 備考
第25回 1996年4月9日 消えた古畑任三郎 ※備考参照 22.6% 河野圭太 第1-第24回までの犯人役全員出演
OPのアヴァンタイトルは唐沢寿明

第3シーズン
「今までとは違う古畑」を志向したシーズン。事件、殺害方法に様々な趣向を凝らし、古畑が全く捜査に参加しない、視聴者からの葉書を読むなど今までの本作におけるお約束的な流れを無視する実験的な話が多くあるのが特徴である。西園寺、花田の新レギュラー投入など新しい試みも行っている。なお、第28回「若旦那の犯罪」の犯人の師匠・気楽家有楽の役をつとめた梅野泰靖は、「刑事コロンボ」の第4話、第12話、第21話の3回にわたって、犯人役(ロバート・カルプ)の吹き替えを担当している。

連続ドラマとしては異例の、スペシャル(第27回)放送の翌週からのスタートとなり、西園寺と花田が参加して初のレギュラーシーズン。クランクインは1999年2月。西園寺にワトソン役を分担させた結果、今泉の設定は完全にお笑い担当(コメディリリーフ)となった。花田のキャラクターは視聴者の視点を持ち、解決編前に事件のあらましを整理し、説明する役割として設定された。第37回・第38回は編成上2時間スペシャルが組めないことなどから前・後編の体裁になった。また、一部のサブタイトルが後に変更になっている。最も前編のエンディングでは「この続きは次回にお送りします」と古畑が告知し、後編では『GTOスペシャル』を古畑が番宣をしている。 ※表中のサブタイトル欄の括弧内は放映時に新聞のラテ欄に表記されていたもの。

再放送も1年たたずに2回以上も放送されていることがある。2010年3月頃では同じ三谷幸喜の新作、わが家の歴史が放送されるため急遽チャンネルαで第3シリーズのみ古畑が再放送されている。その頃は5か月前でも『古畑祭り』として全シリーズ再放送されていた。(スペシャルは除く)その後土曜スペシャルで古畑任三郎FINALも41回を除いて再放送される。

番組ポスターのキャッチコピーは「シロをクロにする。」

通算回 放送日 サブタイトル 犯人役(メインゲスト) 視聴率 演出 備考
第28回 1999年4月13日 若旦那の犯罪 市川染五郎 25.5% 河野圭太 15分拡大版で放送
第29回 1999年4月20日 その男、多忙につき
(忙しすぎる殺人者) 真田広之 24.5% 鈴木雅之 唯一エンディングクレジットが中央に表示されていた。
第30回 1999年4月27日 灰色の村
(古畑、風邪をひく) 松村達雄、
岡八朗 22.1% 河野圭太 OPでは岡八朗と二人でクレジットされている
時系列的には第32回の直後
第31回 1999年5月4日 古畑、歯医者へ行く
(アリバイの死角) 大地真央 26.0% 佐藤祐市 犯人が医者役はここで3度目。唯一、犯人で一番多かった職業と言える。
第32回 1999年5月11日 再会
(古い友人に会う) 津川雅彦 27.8% 河野圭太 シリーズ中、唯一未遂で終わる
時系列的には第31回より前
第33回 1999年5月18日 絶対音感殺人事件 市村正親 24.6% 佐藤祐市 時系列的には第28、29回よりも前
第34回 1999年5月25日 哀しき完全犯罪 田中美佐子 23.7% 河野圭太
第35回 1999年6月1日 頭でっかちの殺人
(完全すぎた殺人) 福山雅治 26.2% 河野圭太 唯一事件現場のシーンが一切出てこない
第36回 1999年6月8日 追いつめられて
(雲の中の死) 玉置浩二 23.8% 佐藤祐市 全編飛行機内(のセット)でのシーン
古畑が事件に全く参加しない
死因は事件ではなく事故
第37回 1999年6月15日 最も危険なゲーム・前編
(最後の事件) 江口洋介 23.2% 河野圭太 殺人は発生しているが、メインの事件(テロ事件)に直接の繋がりはない
第38回 1999年6月22日 最も危険なゲーム・後編
(最後の事件) 28.3% 河野圭太

平均視聴率 25.1%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ)

スペシャル
単発的に放送される。通常は1時間の放送だが、スペシャルでは第24回以外は2時間以上にわたる長編となっている。

第24回の「しばしのお別れ」の視聴率34.4%は、古畑任三郎の全シリーズ中、最も高い視聴率を記録した作品である。また、犯人役の山口智子がドラマ中で披露したフラメンコは、実際に山口本人が当時趣味としていたことがテレビ専門誌などにより明らかになっている。更に、この話はスペシャルだが90分ドラマで他のスペシャルより時間が短いので、2009年秋のチャンネルα再放送によって唯一この回だけスペシャルが再放送されている(時間枠が足りたため)

第26回では、シリーズ初となる三谷幸喜自身による自作解説が冒頭に挿入された(ビデオ及びDVDにも収録)。また、この回に西園寺が初登場。第27回に2度目の登場を果たし、第3シーズンに正式なレギュラーとなる。第27回に花田が初登場。第3シーズンから準レギュラーとなる。

第39回は、第26回と同様に番組冒頭で三谷幸喜による解説が入る予定であったが、時間枠の都合上カットされた。その部分は後に発売されたDVDに「幻のオープニング」としてセル版にのみ収録されている。また、本来はこの第39回によって古畑は完結する予定であったという。

通常の60分枠よりも長く、平日の再放送枠の番組「チャンネルα」では編成の都合上放送できないため、土曜日昼間の「土曜ワイド」枠またはゴールデンタイム・プライムタイムの「ドラマレジェンドスペシャル」枠にて再放送されることが多い。

フジテレビ On Demandでも2010年4月1日から後述のファイナルも含めて配信されたが、肖像権の関係上、第26回は配信されなかった。

通算回 放送日 サブタイトル 犯人役
(メインゲスト) 視聴率 演出 備考
第13回 1995年4月12日 笑うカンガルー 陣内孝則
水野真紀 18.8% 松田秀知 初めて海外が舞台となった
解決前に画面が暗転しない
主犯者は陣内孝則だが、opでは水野真紀もクレジットされている。
第24回 1996年3月27日 しばしのお別れ 山口智子 34.4% 河野圭太 90分スペシャル)
王様のレストランと世界観を共有
第26回 1999年1月3日 古畑任三郎 vs SMAP SMAP
・中居正広
・木村拓哉
・稲垣吾郎
・草彅剛
・香取慎吾 32.3% 鈴木雅之 西園寺守が初登場
初めて犯人が実在の人物
冒頭で三谷幸喜が解説
時系列的には、第27回より後
第27回 1999年4月6日 黒岩博士の恐怖 緒形拳 25.6% 鈴木雅之 放送は第28回の1週間前だが単発
時系列的には第26回より前
花田が初登場(この時点では名前は付いていない)
2008年10月に緒形拳の追悼特番として再放送。
第39回 2004年1月3日 すべて閣下の仕業 松本幸四郎 20.0% 河野圭太 古畑の判断ミスにより犯人の拘束に失敗した希有なケースであったことが後に語られる
脚本の都合により今泉、西園寺が登場しない
(後付深夜番組「今泉慎太郎」には登場)
また、第3シリーズで犯人役であった津川雅彦が別の役で登場している
DVDのみ、冒頭で三谷幸喜が解説
シリーズ初のハイビジョン製作

ファイナル
シリーズ完結篇。前回の「すべて閣下の仕業」で本来の完結を迎えられなかったことから、その名もファイナルとして正式な完結篇の位置付けとなった。放送前から「古畑ついに完結」とスポーツ紙を賑わせ、「終わらないでほしい!」というファンが後を絶たなかった。

第40回は、この作品の中でも衝撃的なトリック(ただしこのトリックには、アガサ・クリスティの作品に前例がある)など、特にファンからの評価が高い回で放送まで犯人が明かされない趣向であったが、三谷本人にそのような意思は無く、朝日新聞に自身が連載しているエッセイ「ありふれた生活」の中で犯人を明かしている。また、2008年6月のドラマレジェンドスペシャルの対談でもコメントしている。

同様に第40回の裏番組では、同じ三谷幸喜脚本の大河ドラマ『新選組!』の続編(NHK大河ドラマでは史上初)『新選組!! 土方歳三 最期の一日』が放送された。なお、視聴率はこの回(第40回)は21.5%だったのに対し『新選組!! 土方歳三 最期の一日』は9.8%と振るわず、これに関してフジテレビ側は「調整が間に合わなかった」(日付を移動したらクロスネット局であるテレビ大分・テレビ宮崎で同時ネットができなくなることもあるだろうが)と謝罪しており、三谷ファンを泣かせる編成となった。

第41回には、イチローが本人役として出演しているが、当初は架空の選手「ハチロー」として登場する予定であった。イチロー本人の希望により、イチロー役として登場することになった。なお、登場人物のイチローは「名前が同じで顔もそっくりだが、別の人物」とされており、古畑(田村正和)も視聴者に語りかけるシーンで「この番組はあくまでもフィクションであり実際のイチローは殺人をしない」と説明した。イチローのキャラクター設定に関しては、三谷も苦心したらしく、「死体を食べちゃうとかいう役にはできませんし」などと冗談めかして語っている。なお、エンディングのクレジットに田村正和のみレギュラー時と同じく役の名前「古畑任三郎」がクレジットされていたが、その他の出演者は役の名前のクレジットがなかった。尚、フジテレビ On Demandでは肖像権の関係上、この回は配信されなかった。

本作の打ち上げは1月10日に行われた。出席者は主演の田村正和他、イチロー、松嶋菜々子、そして小林隆、だいぶ遅れて石井正則が出席。簡潔なスピーチやビンゴ大会が執り行われた。出席した小林によると、「大人の雰囲気」だったという。

通算回 放送日 サブタイトル 犯人役(メインゲスト) 視聴率 演出 備考
第40回 2006年1月3日 今、甦る死 藤原竜也
石坂浩二 21.5% 河野圭太 唯一、真犯人が伏せられていた
倒叙を逆手に取った叙述トリックが使用されていた
第41回 2006年1月4日 フェアな殺人者 イチロー 27.0% 河野圭太 イチロー初のセリフ付きの本人役
第42回 2006年1月5日 ラスト・ダンス 松嶋菜々子
(双子役の二役) 29.6% 河野圭太 本作ではシリーズで初めて古畑の内面へと迫っている。
また、演出を手がけた河野圭太は後の三谷幸喜との対談の中で「哀しい女性に対する古畑の優しさ」などの趣旨の発言をしている

古畑中学生
古畑任三郎の中学生時代を描いた特別編。古畑任三郎の中学生役は山田涼介。

通算回 放送日 サブタイトル 犯人役(メインゲスト) 視聴率 演出 備考
第1回
(計43回) 2008年6月14日 古畑任三郎、生涯最初の事件 原田泰造 13.3% 河野圭太 アヴァンタイトルからそのまま本編に移行した。(オープニング、暗転も無かった)
犯人が最後までわからなかった。
時系列的には第1回『死者からの伝言』よりも前

幻のエピソード
タイトル:殺意の賛美歌
犯人役:勝新太郎
職業:ウエスタン歌手
ストーリー:勝新太郎扮するウエスタン歌手が被害者を殺害した後、死体を隠し、時計を細工して古畑に挑む予定だった。
放映予定日:1996年‐第2シーズン
備考:正式にオファーを出し勝も承諾したが、舞台の出演と重なってしまったために収録直前で降板。
タイトル:不明
犯人役:三上博史
職業:文楽の人形遣い
ストーリー:不明
放映予定日:1999年‐第3シーズン
備考:『リップスティック』に急遽主演することになったために降板。テレビ雑誌によるとシナリオも完成していたが、お蔵入りになったという。三上の出演は放送開始前のテレビ雑誌でも予告されていた。
犯人役候補
   物故者
島田正吾※灰色の村の設定を変更。
渥美清※殺人リハーサルの設定を変更。
伊丹十三
   現役
織田裕二※振り返れば奴がいるの司馬江太郎
水谷豊:裁判官
宮本信子:鑑識官
安達祐実:天才少女
めちゃイケメンバー:実名
志村けん※オファーを辞退。またTVガイドのインタビューで石井正則は、「志村けんさんに白衣を着て髪を縛って出演してもらいたい」と答えていた。
名取裕子
小林薫
柳葉敏郎
中井貴一
宮崎美子
西村雅彦※今泉慎太郎とは別の役。詳細は下記を参照。
石井正則※西園寺役自身で出演するはずだったが、石井曰く「西園寺が人を殺すなんてありえない」と言う事で犯人役は降板した。その時三谷と諍いになり、第39回には出演はしなかったという。
       

犯人役について
脚本を担当した三谷幸喜によれば、今泉慎太郎を演じた西村雅彦は、第3シーズンでは当初今泉としてではなくクールな犯人として出演させたかったとTVガイドにて述べていた。また、今泉慎太郎として三谷と対談していた西村はその出番の減少について抗議したが、三谷は西村に「(今泉と犯人役)どっちをやりたい?」と聞いたら「どっちもやりたい」という曖昧な返事が返ってきたために、結果として今泉の出番を減らすことになったのだと反論していた。
織田裕二は第1シーズンに『振り返れば奴がいる』の司馬江太郎役としてオファーが来たが、「司馬先生だよ」、「負けるんだよ、僕は司馬先生が負けるとこ、見たくない」という理由から断った話を、2003年に開催されたDEPSツアーのフェアウエルパーティーで明かしている。また、ツアーには亀山千広、石原隆も同行しており、フェアウエルパーティーで、古畑任三郎が踊る大捜査線に出演する企画も立ち上がっていたが、田村正和が丁度舞台と重なっており、仕事を2本は取らない主義だったために結局実現には至らなかったという裏話を披露している(今泉役の西村雅彦はノリノリだった)。
雑誌「ザ・テレビジョン」に掲載された三谷幸喜のインタビューによれば、第1シーズンの段階で「事件が全く発生しない」エピソードや、「野球チームの選手9人で監督を殺す(複数犯の犯行)」エピソードなど、後の第3シーズンに通じる構想があったという。また、第1シーズン最終回の案として「田村亮が田村高廣を殺す」といった、古畑役の田村正和を含めた田村三兄弟の共演も挙がっていたことや犯人が古畑に推理で追い詰められ自殺しようとするのを古畑が寸前で止めるなどサスペンスドラマのよくあるラストも考えていたと話している。
撮影裏話
笑福亭鶴瓶(幡随院大役)
第4回に犯人役として出演した笑福亭鶴瓶によれば、ホテルのレストランで食事をしているシーンの撮影中にパフェを食べている田村正和が突然「なかなか減らない」とアドリブを入れてきたが、田村の前でNGは出せないために、鶴瓶は笑いを堪えるのに必死だったという。また「いいとも見てます」と自身のレギュラー番組を見ていると言われ驚いたそうである。
小堺一機(佐古水茂雄役)
第10回に犯人役として出演した小堺一機によれば、小堺は『古畑任三郎』で初めて田村正和と対面することになっていた。そして、車での撮影の間に何と田村と二人っきりになってしまう。長い沈黙が続く中、突然、田村が「…真似してんだって?」と自身の物真似をしていることを聞いてきた。焦った小堺は「はい。ぎんざNOW時代からやらせて頂いています」と正直に告白してしまう。すると田村は「見たいな…」と自分に見せるよう迫ってきたという。この要求に小堺は覚悟を決め、本人の目の前で本気でやってしまう。すると田村は「ハッハッハッハ…」と4回笑ってまた沈黙してしまった。それ以来まともに口を聞いてもらえないそうである。
桃井かおり(中浦たか子役)
第11回に犯人役として出演した桃井かおりによれば、桃井は学生時代に陸上部に所属していたので、ラジオ局を疾走するシーンの撮影はとても楽しかったと語っている(三谷はこの事実を知らないで書いていた)。また、犯行シーンの「痛い?」と言うセリフは、桃井が三谷に頼み込んで言わせてもらった完全なアドリブである。撮影終了後、田村に飲みに行こうと誘ったが、店が全部閉まっていたため「じゃあ、正和ちゃん家で飲もうか?」と尋ねてみると、田村は「…家はさあ…普通の家だからさあ…あんまり遅く来られても困るんだよ」と断ったそうである。このやり取りはその後、「消えた古畑任三郎」で内輪ネタとして披露している。
陣内孝則(二本松晋役)
第13回に犯人役として出演した陣内孝則によれば、オーストラリアでの撮影中、周りにいるスタッフが田村正和ばかり「殿」、「殿」と優遇していることに憤慨して自室に閉じこもってしまう。だが数分後、「まずいことしちゃったな…」と自分のやったことを後悔し、反省したという。だが、その後スタッフと和解し、陣内もスタッフから「若」、「若」と呼ばれるようになったそうである。しかし、肝心の田村からは「駄目だよ…我慢しなくちゃ」と言われ「アンタのせいだろ!」と心の中で叫んだという。このドラマ以降、田村とは家族ぐるみの付き合いをしている。またかつては公式ガイドブック『古畑任三郎大辞典』では「もし田村さんが飽きたら僕がやりますよ、でも木村拓哉君に振られちゃうかもしれないけど」とコメントしていたが、脚本の三谷幸喜とは舞台『巌流島』降板騒動の件で、10年以上絶縁状態が続いている。
明石家さんま(小清水潔役)
第14回に犯人役として出演した明石家さんまによれば、撮影中、田村正和がNGを連発するさんまに対して、「今度間違えたら自分が帰りますよ」と窘めていた。(さんまは事前にセリフを覚えない主義)だが、今度は田村がNGを出してしまい、さんまは冗談半分で「はいNG、貸しね、貸しね」と言ってしまう。現場はひどく敬遠していたが、さんまは構わず「はい、とちりました、貸しでーす」「はい!貸しね、田村さん失敗しましたよ!」と場違いな発言を連発してしまう。やっと気まずい空気を察したさんまに、沈黙していた田村は「すいません、ごめんなさい」と謝った。撮影後、西村雅彦に別室に呼び出されたさんまは「あれは言っちゃダメ、さんまちゃん」「だからそれはダメなの、さんまちゃんね、これから気をつけて」と諭されたという[1] 。さんまは、田村とは『古畑任三郎』が初対面であったため、田村が普段NGを嫌っていることを知らなかったそうである。
なぜさんまが弁護士の役になったかというと、本来は、落ち目のロックシンガーがマネージャーを殺害するという設定だったのを、さんま自身が「なんか全編、古畑と犯人の会話だけで成り立っているような、そんな話にならんかな」と法廷を舞台にした弁護士役を提案し、法廷物も好きな三谷が「そのアイディア、頂きました」と快諾したというやり取りがあったためである。またタイトルそのもの『しゃべりすぎた男』はまさに芸人・明石家さんまのことを意味し、「犯人がしゃべりすぎた結果ボロを出し犯行を究明された」というドラマの筋書きにもぴったりのうまくできたストーリーになっている。撮影終了後、膨大なセリフと慣れない専門用語が飛び交う弁護士役に閉口したさんまは、「もう、弁護士は嫌や」と嘆いていたそうである。しかし、その二年後『世界で一番パパが好き』で再びさんまは弁護士役を演じることとなる。
イチロー(イチロー役)
第41回に犯人役として出演したイチローによれば、出演のオファーを受けたのは、2004年11月。「話を聞く用意はあります」とだけ返答していた。(『古畑任三郎』の大ファンだったイチローは、同じく大ファンの弓子夫人と共に古畑の1シーンをよく再現していたという。また、古畑のDVDも全巻所有し、自宅でBGMとして流しているそうである)その後、オファーを承諾。三谷が滞在しているホテルを訪ね、役者としての勘を見るために「すべて閣下の仕業」の1シーンを演じ、三谷からお墨付きをもらった。だが、実際撮影に入ると、本物の役者達との競演に緊張を強いられたそうである。撮影終了後、試合中に「古畑さん、古畑さん」と隠れて練習していたこと、向島音吉役の小林隆が遅刻してきたことなどを自身の出演している番組内でたびたび語っている。
パロディ [編集]
第10回(第1シーズン)の犯人役である小堺一機(もともと小堺は田村の物真似で定評があった)をはじめ、古畑の物真似をする者は多い。

以前から田村の物真似をしていたとんねるずの石橋貴明による「新畑任三郎(あらはたにんざぶろう)」(『とんねるずのみなさんのおかげです』)では、1999年1月3日の正月スペシャル「古畑任三郎 vs SMAP」放送に合わせてパロディ「新畑任三郎 vs 野猿」を放送していた(『とんねるずのみなさんのおかげでした』)。

第17回(第2シーズン)・第26回の犯人役である木村拓哉による「古畑拓三郎〈ふるはたけたくさぶろう〉(『SMAP×SMAP』)」では、三谷幸喜が脚本を書いた回もあり、第37回・第38回(第3シーズン)の犯人役の江口洋介(こちらでも犯人役であった)や、今泉役の西村雅彦が出演した回もあった(放送時、田村正和自身も木村の物真似を「凄く上手い」と褒めていた。西村はサプライズゲストとしての出演だった)。

また、第27回に被害者役で出演した物真似タレントの栗田貫一は『ものまね王座決定戦』や栗田が2代目声優になったアニメ『ルパン三世』の1996年に放送されたTVスペシャル第八弾『ルパン三世 トワイライト☆ジェミニの秘密』劇中などで古畑の物真似を披露していたのが縁で出演に至ったと言われている。

アニメクレヨンしんちゃんでは、刑事コロンボと古畑が物真似をしていて、コラボしているシーンがあった、他にもひろし扮する古畑ヒロ三郎と言うキャラクターやひまわりが見とれるテレビに田村正和っぽい刑事が写っている。

爆笑レッドシアターでは、我が家の坪倉扮する坪畑任三朗が、レッドシアターメンバーの疑惑や悪事を暴いていくというコーナーがある。そのほかにも我が家は、『ものまね王座決定戦』でドラえもんと古畑がものまねでコラボしていた。




古畑任三郎 オープニングです^^




これからポケモン映画見てきます~~~~~


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