
昨日の経済ニュースの大きなポイント
昨日の市場を振り返ると、以下の3点が重要なトピックでした。
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自民党の衆院選大勝を受けた「高市ラリー」の継続と一服 衆院選での与党絶対安定多数確保を受け、高市首相が掲げる「責任ある積極財政」への期待から、日経平均は一時5万8,000円の大台を突破しました。しかし、昨日は利益確定売りが優勢となり、小幅に続落して引けています。
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食料品等の消費税2年間「ゼロ」検討の報道 政権による大胆な家計支援策が、内需関連株の買いを誘う一方で、国債増発への懸念から長期金利が上昇し、マーケットには警戒感も混在しています。
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為替市場での円高進行(1ドル=153円台前半) 米景気後退懸念が根強く、ドル売り・円買いが進んだことで、輸出関連株の重しとなりました。
【私の視点】 私が考えるに、今の相場は「期待」で大きく膨らんだ後、ようやく「実力」を試されるフェーズに入ったという印象です。かつて私も、今回のような「お祭り騒ぎ」に飛び乗って、高値掴みで痛い失敗をしたことがありました。大切なのは、過熱感が出ている時にこそ、一度立ち止まってファンダメンタルズを見直すことです。現在は「高市政権への期待」という強力な買い材料がある一方で、短期的な過熱は否めません。私はここを「冷静な押し目待ち」の好機と捉えています。

現在の価格
日経平均株価(現物):56,806.41円(前日比 -135.56円)
日経225先物(3月限・夜間):56,750円(前日比 -150円)

具体的戦略
スイングトレードの観点から、ファンダメンタルズを重視した本日の戦略を提示します。
エントリーポイント設定
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買いエントリーポイント:56,300円付近 (理由:心理的節目の5万6,000円を前に、直近の支持線として機能しやすいレベルであるため。積極財政への期待は根強く、底堅い買いが入るでしょう)
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売りエントリーポイント:57,300円付近 (理由:5万8,000円からの調整局面において、戻り売りの壁となりやすい抵抗帯。昨日の高値圏での「しこり」を意識した戦略です)
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エントリー根拠: 高市政権の財政政策への期待というプラス要因と、米国の利下げ観測・円高進行というマイナス要因が拮抗しています。トレンドは上昇継続ですが、短期的にはレンジ内での調整が続くとみています。
利確/損切ルール
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利確目標価格:買いの場合 57,500円 / 売りの場合 55,800円
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損切価格:買いの場合 55,700円 / 売りの場合 57,900円
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利確/損切根拠: 上値は直近高値の5万8,000円手前を強力な抵抗線と設定。下値は25日移動平均線や心理的節目となる5万6,000円割れを明確なトレンド転換のサインと見なします。

分析結果
価格推移と整合性分析
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価格推移: 過去10日間で約7%という驚異的な上昇を見せましたが、直近2日間は5万7,000円台を維持できず軟調です。
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出来高: 7兆円を超える大商いが続いており、市場のエネルギーは非常に高い状態です。
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テクニカル指標: RSIが一時80を超え、現在は70近辺まで低下中。MACDもデッドクロス寸前であり、ファンダメンタルズが強くとも、テクニカル的には調整が必要なシグナルが出ています。
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想定レンジ: 56,200円 ~ 57,500円
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寄付き価格予測: 56,700円前後
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ボラティリティ: 高め(高市政権の閣僚発言等で上下に振れやすい)
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評価: 中長期では「買い」ですが、現在は過熱を冷ます「健康的な調整」の最中であると判断します。