
昨日の経済ニュースの大きなポイント
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日経平均株価が一時51,000円台を回復し、史上最高値圏での推移となりました。企業業績の好調期待と自社株買いなどの需給改善期待が相場を強く押し上げています。
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企業業績に関する調査で、2025年度の増益を見込む企業が予想を下回ったとの見方が一部で出ており、特に輸出関連企業の先行き不透明感が警戒されています。これは米国の関税政策の影響を意識しているからです。
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日本銀行による金融政策の正常化(利上げ)観測が再び強まり、金利上昇の恩恵を受ける銀行株や不動産株といった内需・金融セクターに資金が流入しました。デフレ脱却への期待が株価を下支えしています。
私が考えるに、昨日の51,000円台回復は素直に喜ばしいことですが、その急激な上昇には少し過熱感を覚えます。過去、私も市場の熱狂に流されて高値掴みをして「痛い失敗」をした経験があるものですから。大切なのは、強いファンダメンタルズの裏にある短期的なリスクを冷静に見極めることです。今晩のイベントも控え、私は一旦ポジション調整のチャンスを探る戦略で臨むべきだと考えています。

現在の価格
51,028.42円 (2025年12月4日 大引終値)

具体的戦略
投資は自己責任でお願いします
エントリーポイント設定
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買いエントリーポイント:49,800円
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売りエントリーポイント:51,150円
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エントリー根拠:
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ファンダメンタルズの過熱感と、今晩の米国雇用統計を前にした大口の利益確定売りの波に乗るため、短期的な調整を狙います。
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51,150円は、昨日の高値(51,028円)をわずかに上回ったところで売ることで、短期的な達成感による反落を狙う、堅実な「逆張り」の思考です。
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49,800円は、昨日大幅上昇する前の心理的節目(49,864円)を下回ったところで買い戻しを狙う水準です。
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利確/損切ルール
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利確目標価格:50,500円
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損切価格:51,500円
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利確/損切根拠:
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利確目標の50,500円は、昨日の大幅上昇の半値戻しに近い水準であり、短期的な利益確定が集中しやすい節目と考えられます。
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損切価格の51,500円は、心理的な大台である51,000円を明確に超え、さらに上昇トレンドが加速したと判断できるラインとし、損失を限定します。
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#本日の日経平均の予測
昨日の日経平均は、企業業績への強い期待と、自社株買いといった需給改善のファンダメンタルズに支えられ、大幅に上昇しました。しかし、短期的な急騰は相場に過熱感をもたらします。
大口投資家のトレードは、重要指標発表前や大きな上昇局面の後には、必ずリスク管理と利益確定の動きを行うため、一旦ポジションを軽くする動きが先行するでしょう。特に今晩は、相場を大きく動かす可能性のある「米国雇用統計」を控えています。
個人投資家としては、この大口の利益確定の波に乗り、51,000円台後半で短期的な「売り」を仕掛けるのが得策です。堅実な戦略としては、急騰後の調整を狙うのが最も心理的負担が少なく、利益を追求できると考えます。大きなリスクイベントを乗り越えるまでは、短期の利益を確実に回収していく姿勢が重要です。