こんばんは! おゆきちゃんです!

 

 

 

 

 

 

上矢印の、続き!

今回は、ちょっと長いかも?

 

 

 

Twitter先行公開作品だったので、

いつものストーリー記事とは

画面構成が異なる事を

ご了承願いますm(_ _ )m

(※但し、再編しているため

Twitter版とは、画像の入れ方は変えています)

 

また、物語本文中の

緑色の文字は

アメブロ版での完全新規追加テキストです!

 

 

 







『年末救世主伝説 サルザの拳』

~リープちゃんと仲間たち!外伝~<アメブロ完全版>


★第九章:撤退 ~letzteレッツテ Hoffnungホフヌング



 

 

 

カイン
「って、お前ら一体何者だ?
ただの野菜じゃないな!?」

精霊馬
「ここまで暴れ回ったのを見て、よく
ただの野菜じゃとか言えるな……
精霊だと言うに!」

精霊牛
「細かい事を気にしている場合か!?」

カイン
「そうだった!さあ、反撃の始まりだ!!」







「さっきから何ごちゃごちゃ言ってるか
知らないけど、どうしたって無駄よ🎵」


 

聖女帝は意気揚々と
再三、魔力弾幕を発生させるがーーー

「馬&牛!お前らの言葉、信じるぜ!!
おらあああぁぁぁぁっ!!!😡」
と、カインは躊躇いも無く弾幕へ自ら突進する!






エミィ
「ちょっと!?カインさん正気!?
自分から当たりに行くなんて😱ーーー」


リリ
「……えっ!?😳」

なんとカインは、次々と
魔力弾幕を、パンチやキックだけで破壊しながら
聖女帝へ向かって突き進む!


聖女帝
「な、な、何ですってえぇ~~~っ!!?😱😱😱」




「どうせダメもとでやってみたら
本当に出来るようになってたぜ!
これが、サルザ家奥義の一つ

あらゆる不思議な力を無に帰す
魔砕拳まさいけんだ!!(`・ω・´)9


カインは言うが早いか
あっと言う間に聖女帝の懐に飛び込み
彼女の顔面にストレートを放ったーーー






ーーーかに見えた、がーーー

リリ&エミィ
「!?😳😳」

カインは、聖女帝の顔面の前で
その拳を寸止めしていた。


聖女帝
「……何故、殴らないの……?😦」


カイン
「言ったろ?
……今度は、話し合いに来たってさ😌」

暫し、その場に沈黙が続く。

 

 

 

 

 

聖女帝

「……この私に、ここまで近づけた者は初めてよ😮
いいわ。褒美に、ちょっとくらい話をしてあげる☆」

リリ&エミィ
「やったー!!\(^o^)/」

カイン
「ありがとよ!😃」

聖女帝
「礼を言うのはまだ早いわ🎵
話の内容次第では、また暴れるわよ♥」






カイン
「何故、お前はここで
そこら中を荒野にして逆らえない結界を張り、
自分の力を分け与えた手下まで徘徊させて、
人々の姿を変えまくってるんだ!?」

聖女帝
「……全部、”創造神”のせいよ😔」

カイン
「あのクソ作者、また何かやらかしたのか……😩」






聖女帝
「創造神がいけないの!
秋に、私を描いてくれる事になったのに!
やっと本来の姿で出して貰えると思ったのに!
途中でやめて、あのガキの絵下矢印を描き始めたの!!



あのガキは最初から本来の姿なんだから、
何度も描かなくてもいいじゃな~い!!😭」




聖女帝
「きっとずっと私は
キャラアイコンメーカー画像のままなんだわ!!😭
ムカつくから直接怒鳴り込みに行きたいけど
何故かガキからコピーした魔法を使っても
創造神の所へは行けない……

で、八つ当たりする事にしたワケ♥」

全員
「_(┐「ε:)_」





聖女帝
「それで創造神が愛する世界の未来を荒らしたの!
神が心を込めて作った奴らの姿を
変えまくって私と同じ悲しみを🥰」


カイン
「八つ当たりの理由は充分解った!」


リリ
「気を納めてあげようにも、これ
私達じゃどうしようもないんじゃ!?😱」




聖女帝
「というわけでアンジェレイト地方の支配は
続行~🤩」

リリ&エミィ
「オワタorz」

カイン
「で済むか!!😡
俺達は何の為にここまで頑張って来たんだ!?
何か…何か他に手は……そうだ!!

聖女帝!お前、神に近いらしいが
人間の様な五感はあるか!?」






カイン
「例えば、花を見たら綺麗って思うか?
音や声を聞き分けれるか?匂いが解るか?
食べ物の味は?柔らかいとか固いとかは?」

リリ&エミィ
「そんなの尋ねてどうするの!?」

聖女帝
「……私を馬鹿にしてるの?
全部解るに決まってるじゃない!😒」




「普段は実体化している(亡霊に等しい)から
憑依形態にならない限り
生命体と変わらない反応が出来るのよん🥰

食事だって採れるんだから☆

それで”この間のお客さん”がくれた

ビスケット、物凄く美味しいから

少~しずつ大事に食べてるくらいなのよ~ん!😋」

 

と言って、聖女帝はポケットから

ココアビスケットを取り出して見せた。

 

 

 

 

 

カイン

「って、こんな所に

客が来るのかよ!?びっくり

物好きな奴も居たもんだなーーーって、

俺達も客と言えば客だから

人の事は言えんか……(;´∀`)」

 


 

兎に角!

それだけ解れば充分だ!!
また後で来るぜ!!」

リリ
「え?帰るの?」

エミィ
「ま、もう帰る以外に成す術も無いけど😩」





聖女帝

「あら、自分から

帰ってくれる気になったのね♨

お利口さん🎵

 

あ、そうだ!

これ、分けてあげるから

もう三度と来なくていいわよ~!🥰」


と言って、無理矢理

カインの手に、客から貰ったという

ココアビスケットを3枚、握らせた。


カイン

「……ビスケットが手切れ金代わりとは、

俺達も安く見られたもんだな……えー





 

 

 

 

●聖女帝T字城の前にて~


リリ

「このビスケット、すっごく

ココア味が利いてて美味しい~!!爆  笑

 

エミィ

「ええ!本当にこのビスケット

美味しいわね照れ

……形と言い、味と言い、

物凄く覚えがあるんだけど……?キョロキョロ

 

カイン

「あっ、こら!

敵から貰った物なんて食うなよ!

危ないだろ!!びっくり

 

 

 

 

エミィ

「魔法道具<お毒見センサー>で

チェックしてから食べてるから、

大丈夫よ!ウインク

 

カイン

「そ、そうか……

便利な物持ってるんだな……(;´∀`)」

 

リリ

「ビスケットは美味しいけど……

これで何にも、希望が無くなっちゃったショボーン

 

エミィ

「現実に戻さないでよ……ショボーン

 

 

 


カインは、落胆するリリ&エミィに語り掛ける。


「まだ諦めるな!
……【グルクリッヒの花】って知ってるか?」

リリ
「ぐるぐる?😮」

エミィ
「……あっ!まさか!?😳」

カイン
「その”まさか”に賭けるんだよ!(`・ω・´)✨」




リリ
「花で、どうするの?」


カイン
「リリは知らなかったのか😓
グルクリッヒは、見た者の憤怒を鎮め
幸せな気持ちに変える幻の花だ!


こうなったら、あの花を探して来て
聖女帝に見せるしかない!
あいつにも五感があるなら、花の効果もある筈だ!!」





この状況、平らにすると

「藁にもすがる」とも言う。

※『letzte Hoffnung』:

ドイツ語で「最後の希望」という意味です。



ーーー【第十章】に、つづく!ーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは、また。ばいちゃ!(^o^)/