こんばんは! おゆきちゃんです!

 

 

 

 


 

 


2021年2月6日の物語(本当にいつまでやってんだ……!?(;^ω^))
<再会と出会いのプリムリス編>
の、続き!!(`・ω・´)

 

 

 

下矢印前回

 

 

 

 

……前々から思っていた事を、

一つだけ言わせて下さい……

 

「ルメール」という名前の由来

実在する薔薇「ウルメールムンスター」

の事であって、決して

某有名競馬騎手の苗字では

ぬぁい……(;^ω^A

 

 

 
”次元監視モニター”録画w
再生スタート!!




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
 




【次元の狭間/グアナ洞窟の奥地】

 




巨大蜘蛛の巣に
捕らわれたまま聞かされた、
グリーナー集落で起きた昔話に、

えりかは涙を流し、憤りを露わにした。





えりか
「酷い……!
酷過ぎる……!!
一体どうなってるの!?(#iДi)


結局、これって
何者かが病院内のグリーナーだけを操って
暴れさせた
のが原因なのよね!?プンプン

……あれ?
じゃあ、なんで
一部の病院スタッフだけ
正気だったんだろ??(・_・;)






アプリコーゼ
「これは、後日聞いて
解った事なのですが……


ヴィッツェン女医は、
患者さんたちからも
心から慕われていましたから

ある
元・患者さんから、
”元気にして頂いた御礼”と言って、
半ば無理矢理

<魔除け効果のアミュレット>
(その方曰く)なる

綺麗な小石渡されたそうで……

しかも複数あり、仕方ないので
ご家族や、特に親しい人に
分けられたそうなの。

で、あの日

操られなかった病院関係者は、
それを持っていた
グリーナープリムリスのみだった
いう事です。

具体的に何から守ってくれるのか、の
説明は無かったそうですが、

どうやら、そのアミュレットの効果は
<精神干渉系魔術の無効化>

だったのでしょう」




えりか
「う、運が良かったのね……( ゚д゚)

そ、それで!?
犯人は……黒幕は解ったの!?(; ・`д・´)




事件の真相を問われた
アプリコーゼだが、
彼女は静かに、心痛な面持ちで頭を横に振り
「未だに……解っていません」
返した。



暫し沈黙が続いたが、
堰を切ったように

えりかが口を開く。




えりか
「ーーーその後の、
ルメールさんレイトンさんは?

”最後の姿だった”って……
まさか、追手に捕まって……!?(゚Д゚;|||)





アプリコーゼ
「……いいえ、無事に
落ち延びたらしかったのですがーーー」










【~アプリコーゼの回想・続き~】




マスターと別れた私は、
未亡人で前マスターである

「フェッツェ」(ルメールの母)
再び、お仕えしました。


フェッツェ様ご自身も、
人間の男性を愛した身ーーー

娘・ルメールの恋愛を肯定していました。

 

”事実上の駆け落ち”となった一件で、
母・フェッツェ様

周囲からの風辺りもキツくなってしまい
集落でも一番、日当たりの悪い片隅の
小さなあばら家へ、追い出されるように
私と共に移り住みました。




そして、ある日の夜更け


玄関を静かにノックする音がーーー



扉の向こうの人物は、

トーン抑えめの男性の声で
「郵便でーす」と言いました。



「夜更けに郵便配達が来るはずがない、
どうせまた嫌がらせに決まっている」
と、
フェッツェ様は私に
居留守を命じましたが

あまりにしつこくノックが続くので、

フェッツェ様は、たまりかね
「夜更けにまで嫌がらせなら
お引き取り下さい。
本当に、私は
娘の居場所など知りませんのでプンプン
と、毅然と言い放つと


玄関の扉の向こうから、
やはりトーン抑えめながらも
さっきより切実そうな声色で、

「私は郵便配達です……
信じて下さい!
その、娘さんからのお手紙を
お届けに上がりました!」




意を決して、フェッツェ様
玄関を開けましたーーー




アンジェレイト地方から発祥した、
知る人ぞ知る職業

『特務郵便配達』

配達の際、一般人が立ち入り困難な

モンスターだらけの危険地帯を
通過せねばならない場合
や、
ワケアリで住所を知られたくない差出人からの
大切な郵便物を、第三者に知られず
(尋ねられてもバラさず)
そっと、確実にお届けする
という
並みならぬ強さと信頼性を併せ持った
郵便配達員
の事ですって。



その、
特務郵便配達の方
お届けして下さったのは、
筆跡から見て、間違いなく

<マスター・ルメールからのお手紙メール

でした。




 

 

 

そのお手紙に書かれていたのはーーー



レイトン様は、負傷されながら
マスター・ルメール実家へ連れ帰った事で、
事情を聞いたご家族は、態度が豹変。

”何か、やばい事に巻き込まれるのでは”
と、予感したであろう
フューザー家族親族全員が、
マスター・ルメールを嫁として迎え入れる事を、
猛反対されました。


その結果、

レイトン様は家族と縁を切り、
「フューザー」の苗字も捨てたそうで

生まれて来たお子様の苗字
ルメール様の「ムンスター」姓
なるそうです。


そして、
マスター・ルメール
レイトン様と共に、
集落から3キロ程離れた
森の奥深くに空き家を発見し、そこに住み

やがて臨月を迎えられ、
近隣の村の産婆さんを呼び、ご出産。


但し、お産まれになったのは
……”お一人だけ”でした。



お子様は”双子”だったはずですが、
片割れは、あの病院病院での襲撃の際
マスター・ルメール

お腹を殴打されてしまった時
そのダメージで
亡くなってしまった
と……



あの病院からの逃亡から間もない頃、

ルメール様は、
グリーナーやハーフ・グリーナーの妊婦が見る
胎児の性別が解る夢

蕾夢らいむで、
ご自分のお腹から去って行く
”双子の片割れの魂”の言葉
聞いたそうですーーー



自分は、お腹の外の世界が騒がしくて

何だか物騒だから、
を後ろにして、前へ出ていたら
外から殴られてしまって、
そのまま命を失った。

グリーナーの血が濃い胎児は
結構大きくなってても、死んだ肉体は
何もしなくても”消える”から、
心配しないで、

を産む事だけ考えて。

自分の分まで、を大事にして欲しい』


ーーーそんな内容だったそうです。




双子の赤ちゃんは、どちらも男の子で


を庇って、が死んだ。


それを知った

マスター・ルメールレイトン様は、
赤ちゃんが双子と解らなかった頃に

考えていたお名前「レイル=ムンスター」は、

その子にあげて


無事に生まれて来た、弟の方には
”別の名前”を付けられた
そうです………









ここで、アプリコーゼ
昔話をやめ、泣き崩れてしまった。




アプリコーゼ
「私が……私が、もっと
しっかりしていたら……あの日、
ルメール様のお腹を殴らせなかったのに!

私は、ルメール様を……
主のお子様を、守れなかった……!!

ルメール様のお子様
殺されるくらいなら……
私が死んでいればーーー」





フルル
「あ、あのっ!
決して、リコさんのせいでは
ありません!!あせる

リコさんが、あの日死ななかったからこそ
救われている者もいるのですから!
リコさんがいなかったら、
私は……!

こう言っては、なんですが……
それも運命だったのではないかと
思いますし……!!(;><)/」




えりか
「ね、ねえ!あせる
せめて片方だけでも助かったんだから、
良かった事にしない!?
自分を責めても、
その赤ちゃんの魂
喜ばないよっ!!(;゚Д゚)ノ」




やっと泣き止むアプリコーゼ




アプリコーゼ
「……そう…かしら……?」




えりか
そうに決まってるッ!!(`・ω・´)

ねえねえ、それで?
昔話の続きは?

ルメールさん

生まれて来れた方の赤ちゃん
……”弟”の方の名前
は、
何て付けられたの!?(*^▽^)」




アプリコーゼは、
一呼吸、間を置いて
真剣な面持ちで口を開いた。




アプリコーゼ
”レンドン”

レンドン=ムンスター

……それが、無事に産まれて来られた
弟様のお名前です」









ーーーはい、「運命の子」ここで爆誕。つづく!ーーー