おはようございます! おゆきちゃんです!

 

 

 

前回記事の続き!!(`・ω・´)9

 

 

 

 

虎獣人と人間のハーフ少女

「シャルロッテ=トラーズ(以下「シャロ」)が、
かつて、<次元の狭間>へ飛ばされた事で
消息不明となり、

謎のトンボ「ヤンマン」と出会い
どこに発生するかは解らない、

出口へ繋がる次元の歪みを探して
彷徨い続け、

”あの後
(元の世界に帰れるまでに)何が起きたか”
を、突如

執筆する事になりましたが……(^▽^;)

それだけに、現実は
あまり時間の猶予が無いので、

これでも、普段より文字数を削り気味で

かなりダイジェスト形式で書いています。

 

ですが、あまりにも

キャラ掛け合いが無いのも

私の作品らしくないので

(ホラ、私の物語の売りって

そこ取ったら何も残らないし?(;^ω^)ノ)

程好く挟みながら参りますーーー

 

 

 

そのせいで、結局

後編とは名ばかり!

次回までくらい続く羽目に

なりましたが!!笑い泣き

 

 


それでは、

”次元監視モニター”録画w

再生スタート!
(え~い、もうヤケっぱち!!)








 

シャロは、姉のように慕っている



上矢印
「テラ=イグニス=フレアランス」から
”本当に困った時に使え”と言われ、
小型化魔法でポケットサイズにして渡されていた、

モーニングスター(頭部に太い棘が沢山ついた
撲殺力抜群の鋼鉄の殴打武器)

元のサイズ
(頭部の大きさが、特別に
直径1メートルくらいもある!)
に戻し、

黄色いリボンの少女が閉じ込められている
水晶
に向って全力で、その
モーニングスターを振り抜く。

が、謎の少年
地系魔法<アース・ユナイト>で
身体を地面に沈み込まされて止められた。


憤慨するシャロであったが、
謎の少年曰く、
「この水晶の中の時間は止まっている=

氷の凍結と同じ状態だとしたら、
無暗に破壊すれば、中の人間ごと
砕け散ってしまう危険性
もあり、
物理攻撃以外の方法で
何とかしなければばらない」

と言う。





シャルロッテ=トラーズ
え~……それじゃ、
私の出来る事
なんも無いの~っ!?(;´Д`)


……あ!ところで、私
まだ名乗ってなかったね。

私、
シャルロッテ=トラーズ
シャロって呼んでいいよっ!(^_-)-☆
で、
君の名前は?」





謎の少年
「記憶喪失が、そんなもの
知っていると思うか?

そう言う
お前
<異次元遭難者>だろう。
行きずりの人間を
気にしている場合か。

すぐに帰らせてやるから、
<元の世界>に関する記憶を、
何でもいいから
ありったけ話して見ろ!」





シャルロッテ=トラーズ
「あっ、そっか!(*゚∀゚*)
の力があれば、私も
ついに帰れるんだっけ!!\(^o^)/

でも……だからこそ
もう少し考えさせてよっ!(;><)/
なんか、見捨てるみたいで
後ろ髪引かれる感じがするじゃんーーー」




しかし、そこで

の声を聞きつけたかのように、
また魔物

集まって来てしまった!





 

ヤンマンは、まだ
酷く疲れが残っていて、
巨大化どころか
まともに飛ぶ事すら出来ない様子。

小さな姿で、路上で待機していたため

魔物には見落とされているらしく
スルーされたが


シャロは、中空を乱れ飛びながら迫り来る
魔物たち
の攻撃をくらわないように
立ち回らなければならず、

ヤンマンとも、謎の少年とも
自然に分断されてしまう。



シャロは、一応、魔法使い見習い。
だが、真面目に
魔法の勉強をしていなかった為
使える魔法は少なく、

比較的マシに使えるのは
<風系魔法>くらい。

(※中国の古い言葉で
「虎は風を起こす、龍は雲を呼ぶ」が由来)


風を起こして
飛来する
魔物たちを吹き飛ばすのを繰り返すが、
効果的なダメージを入れれていないので、

シャロの周りの魔物が
なかなか減らない。



謎の少年の目的は、

異次元遭難者を
片っ端から救う事
である。
(但し、犯罪者っぽい奴は放置w)

自分の周りの魔物を
魔法で退けながら、
シャロの元へ戻り
周囲に
<防御結界>を展開した。



これで、
魔物
に攻撃する事は出来ない。
飛び道具や魔法を飛ばして
攻撃して来ようものなら、全て
その相手に、倍の威力にして跳ね返す
という
不屈の反撃機能付き防御魔法である。





謎の少年
「魔法使いのくせに、手の掛かる奴だな(・へ・)」




シャルロッテ=トラーズ
「手が掛からなきゃ、もうとっくに
見習いを卒業してるよっ!ヽ(`Д´)ノ」





少年のぶっきらぼうな態度に怒るも、
胸を撫で下ろす
シャロであった。



が、次の瞬間


は、半透明な結界ごしに
”とんでもない光景”
目にする事になるーーー





様々な容姿の魔物たちの中でも、
ゴリラのような風貌の大型の奴
だけ、
を狙うのを諦め、
黄色いリボンの少女が閉じ込められた
水晶クラスター
を、事もあろうに
軽々と地面から引っこ抜き、

道の外へ放り捨ててしまったのである!




シャロは驚愕の声を上げたが、
少年が受けた精神的ショックは
それ以上
であった。




心が完全に掻き乱され、
防御結界が消滅してしまった。


思わず、手の力を緩めてしまい

杖は倒れ、バウンドして道の外へ!


少年は、杖が倒れた音で我に返ったが
冷静さを欠いており、
思わず、杖に向って手を伸ばし

バランスを崩して、自分も落下!


防御結界が消えたというのに、シャロ
その様子に気を取られていたため、
後ろから、
飛来する魔物に突き飛ばされ
少年ほぼ同時に落下!




共に落ちるは、
これで終わった、と思った




星の代わりに光の弾が点在する
黒い空が、意識ごと遠のいて行く

そんな
シャロ
視界に飛び込んで来たものはーーー


残る力を振り絞って、もう一度巨大化し
リップル光線を乱射して
魔物たちを蹴散らしながら
こちらに向かって降下して来る

ヤンマンの姿に、
”刹那を制する思考と底力”
が覚醒する。





そう……

”自分以外を救うため”





ヤンマンの6本の脚は、
リアルなトンボの脚と同じなので、
いくら大きくなっていても、

人間を、二人も捕まえるのには
困難な構造である
、と判断した
シャロはーーー





シャルロッテ=トラーズ
ヤンマン、お願いっ!!
私より、

”まだ終われないこの人”

をおぉーーーッ!!」




ヤンマン
『えっ……!?ガーン




謎の少年
「ーーーなぁっ!!?びっくり




そう叫んで、
シャロ
自分を捕まえようと降下飛行してくる

巨大化ヤンマンに向って、
謎の少年を、風魔法で吹き飛ばした。




ヤンマンは、もう
この状況では、
他に選択肢も無かった上に

出会って以来
苦楽を共にしてきたからこそ、

シャロの土壇場で絞り出した
必死の願い
を、
無駄には出来なかった。





シャロの願いを死んでも落とさぬ
覚悟を決めて、
ヤンマン
自分に向って飛ばされて来た

謎の少年を、6本の脚で
しっかりとキャッチした。





そして、シャロの姿
眼下の、底の見えぬ深淵の闇に飲まれ
もう見えなくなっていた。





ヤンマン
『シャロォォーーーッッ!!!』





シャロ以外には
誰にも聞こえないはずの声だが、
その慟哭は、
少年には聞こえていた。




謎の少年
「あのバカ……!!
なんで、咄嗟に
自分を犠牲にしようなんて
思い付くんだよ!!

……
”何も無い”俺なんて、
いつ終わったって……
良かったのに……ッ!!」





謎の少年は、
悲しいのか悔しいのか苛立ちかも分からない
やり場のない気持ちで、

巨大トンボの涙雨が降り続ける、
深淵の奈落の底を見下ろしていた。













※あ~あ……やっぱり
3本じゃ納めきれなかったな……
全力で削ったのに……(;´Д`)




ーーーというわけで【最果てのシャルロッテ<FINAL>】へ、つづく!ーーー