人間は、

色んな視点から、色々な角度から

物事を捉えられることが出来ます。



たとえばなんですが、

私の夫は、
あまり食べるものにこだわりがなく
お腹を満たされれば良いという人です。
ですから、
料理を作る私にとっては『楽な人』であり、
でも、いつも
『なんでもいい』という夫のことが、
『つまらないなぁ』と思う時もあるのです。


夫は、食べる物にこだわりがないことは、
何ひとつ変わってないのに・・


その時、その時の私の心の動きで変わる。
私の中で、(楽だと思える時は、良い人)で、
(つまらないなぁと思える時は、
つまらない人)で、
という風に変わるのです。


一つのことでも
本当に色々な視点や角度によって、
変わりますね。


ふだんの色々なそんな気持ちも
毎日、一緒に食事が出来て、
その日のことを話せるという感謝の視点に
戻ると、感謝に帰着する。
そして、
自分自身のことを面白く感じるのです。


般若心経の中に
『観自在菩薩』という菩薩が出てきますが、
それは私たち一人ひとりのことなのです。


※観自在菩薩の意味
(観自在)
すべての事物を
自由自在に観ることができること。
(菩薩)
さとりを求める者。


私たち一人ひとりには、
最も高い意識と人格がもたらす低い意識が
あります。

それは、
それぞれの人には、
それぞれの人の事情がある。
そのことを理解しようとすることで、
そのことを想像しようとすることで、

自分自身の新たな気づきが得られます。


新しいことを知ることは、
自分の小宇宙が広がりを感じる時でも
あります。
幸せを感じる時でもあると思います。


自由自在に観ることのできる菩薩として、
とらえ方、受けとめ方を
自由に変えていくことも
楽しいことだと思いますし、

自分の考え方を変えるだけで、
目の前の現実が変わってくる神秘を
感じることも楽しいですね。




















































般若心経に出てくる『観自在菩薩』は、

私たち人間そのものなのです。