結婚し、子供を産み育て
家族としての生活が始まると、
我が家の経済的なレベルを
客観的に感じることがあります。

そして、自分が生まれ育った家庭と
現在の生活を比較してみたりします。

私の父は船員で
1年の大半を船上で暮らす生活でした。
遠洋漁業のため、本州の西の端から
太平洋を北上し、北海道は釧路までの
航路を漁をしながら航海する。
年の瀬に、自宅からほど近い港に停泊し
近海の漁に移る。
一緒に暮らす期間は数ヶ月間でした。

母と兄の3人の生活が日常でした。

父が不在中、
母は和服(着物)の縫い子として
個人経営の着物屋や百貨店の着物店の
着物の仕立てを請け負っていました。
振袖、訪問着、留袖、和コート…
部屋の一室には仕立て台があり
母の仕事部屋でした。

わたしが試験期間中は
母も夜なべをして、着物を縫っていました。

👘 👘 👘

数年前、母が亡くなった後、
遺品を整理していると、
当時の仕立て代の領収書が
保管された箱が出てきました。
半世紀前の物
ガリ版紙のようなペラペラの紙に
○○萬円也と書かれている。
今のお金にすると、どれ程の価値になる?
欲どおしい(欲張り)わたしは
そんなことを考えてしまいました。

思い起こせば夕食後には、
イチゴ🍓、メロン🍈、ブドウ🍇など、
デザートが出されていました。
マスカット好きな私のために
巨峰じゃなくて、マスカットを
買ってきてくれていました。


その頃は、
贅沢とは微塵も思ってなかったけど
ゆとりのある生活をしていたんだな
と、つくづく感じます。

父と母に、感謝しかありません。


だってね、
苺を1パック買うのを
相当に、ためらうんです。
ケチでしょ(笑)

大好きなシャインマスカットだって
買ったこと、ありません(なぜかドヤ顔)


先日、意を決して
苺を1パック、買いました。
ピンから、今日のお買い得までありますが
もちろん、今日のお買い得品を、ね。
ふんぱつして、練乳も買いました!
たかが、苺🍓と練乳🐮ですが
なんだか嬉しいものでした。


一度だけ、
百貨店に置いてる贈答品用の苺を
食べたことがあります。
それは、それは、
今日のお買い得品とは、格段に違います。
も一度、食べてみたい!


ということで……
より贅沢な気分を、味わうために
バナナケーキも焼いて
カフェ風にアレンジして頂きました。


小さな幸せ、自分で作っちゃお。