早産児ママです看板持ち

 生後65日

この日もいつも通り、

NICUの面会のインターホンを鳴らし、

看護師さんが扉を開けてくれるのを

待っていました。



慌ただしく走ってくる看護師さんを見て、

嫌な予感がしました。


予想通り、


サムネイル
 

娘さんの容態が悪化しました。
今、担当医が診ているので
待機していてください。

看護師さんはこう言われた後、

私の返事を聞く余裕も無く、

急いでNICUに走っていかれました。



これまで多少の波はあったものの

いつも事後報告で話を聞いていたので、

リアルタイムに状況の悪化と言われると

動悸が止まりませんでした。



脱管からカニューレまで

思ったよりも順調で、

正直、出産直後に感じていた胸騒ぎが

薄れかけていた時期でしたが

この時、

その胸騒ぎが瞬時に蘇ってきました。




NICUとGCUは入り口が同じでしたが、

待機場所はGCUのソファでした。


GCUに入るのはこの時が初めてでしたが、

ガラス越しに聞く大きな泣き声や

元気そうに動く手足を遠目で見ては、

「娘もいつかGCUにいくんだ。」と

希望を持って眺めていました。



でもこの時は

「そんな未来もないのかもしれない。」と

弱気になってしまい、

自分の心臓の音が聞こえるほど不安でした。



病棟内は携帯の使用が禁止なので、

誰にも連絡することもできず、

「よっぽどのことがあれば、

主人も呼ばれるはず。大丈夫。大丈夫。」

こう自分に言い聞かせて

ひたすら待ちました。



1時間ぐらい経った頃に

主治医の先生に呼ばれ娘のところへ


そこには苦しそうな娘の姿が…

そして、

再度人工呼吸器が挿管されていました。



とにかく、

生きていてくれてよかったと

ひとまず安心しました。



先生からは、


サムネイル
 

お母さんが来られる少し前に、
酸素の数値が下がり始めました。

呼吸も苦しそうだったので、体への負担を考慮し、再度人工呼吸器を挿管しています。原因はまだわかりませんが、しばらくこのまま様子をみます。

と話がありました。



その後、

肺に水が溜まっていないか

エコーで診てもらいましたが

特に異常はありませんでした。



ほっとした反面、

いつもの様に

手足をバタバタと動かすこともなく、

ぐったりしている娘が

心配でたまりませんでした。



あっという間に

面会時間の1時間が過ぎ、

娘のそばにいることすらできない虚しさを

感じながら帰宅しました。



これまで

ポジティブとネガティブを

繰り返してきた私でしたが、

この時も

頑張る娘の写真や動画を見て

気持ちを奮い立たせたり、

ポジティブな主人に背中を押されたりしながら

2日後の面会日までなんとか過ごしました。



私が落ち込んでも

何変わらないのですが、

食事も喉を通らず、

何をしていても娘のことが気になる…



自分の命よりも大事なものができたんだと

改めて実感しました。