週末は私の街でも夏祭りでした
土日の2日間
合計8基のお神輿が出て
子どもたちは笛を吹き
太鼓を叩き お囃子が賑やかです

町内ごとにお揃いの法被
小さい子供の法被姿、ハチマキ姿は
本当に可愛いものですね

神様が神輿に乗って地域を回り、災い等を吸収して地域を守る


我が街は漁師町なので

祭りのクライマックス、お神輿は海へ入り

漁の安全を祈願します

神と我が街の氏子達の
関係は良好、円満みたい

そう、いま私たちは平和だから……

世が平和で
衣食住足りていれば
まる二日、大人も子供も
祭りを楽しみ 美酒を味わい
神輿を担ぐのです
皆、仲良く
「神様」と楽しみを
分かち合って……

平和ならば……



















原作2巻のネタバレ中です
踏みたくない方は
ご注意ください

🥀
⚔️












ざっくりあらすじ
永安人の暴動を目の当たりにして 謝憐は人界に戻る決意をする
皇宮に戻ったら戻ったで国王と衝突する謝憐
皇城の仙楽人と永安人の対立は激化し、鎮圧の為 謝憐も闘わざるを得ない

神にできること してはいけないこと

仙楽乱太子返人間
仙楽国が乱れ太子は人界に戻る

天官賜福を読んでて
いまさら疑問なのは

この神様達って
何をどこまでできるのか 
また していいのか

また神のありようとしては
どこまでが決まりで
どこまでが禁忌なのかが
結構あやふやなところなんですよ

信徒達はいろいろな
お願い事をしますよね

それって…

どこからどこまで
叶えてあげられるの?
これは叶えてあげるけど
これは無理
いま忙しいから
しばらく無理!とかさ

そういうのって
個々の神様の胸先三寸
なのでしょうか

今回、殿下は独断で
雨師傘を借り受け
実際永安に雨を降らせました

だってさ

雨が降らなければ
古今東西、民は雨乞いをしますよね
それこそが
神の存在意義なのでは
ないのでしょうか?

神に一定の力があり
救ってくれるからこそ
民は神を信じ
功徳を積むのでしょう?


だからここまでは
謝憐の「胸先三寸」で
良かったんでしょうね(たぶん)


神が人間の紛争に関わること


でも
殿下が人界に戻り
「内戦を平定すること」
「闘いに関わること」
は「禁忌」らしい

ここは
国師も君吾も同じこといいますね

これは確かに…

確かにそうだと私も思います

今回 仙楽皇城の民と
被災した永安人達の間で
内戦が起きたのは
不運の積み重ねでしたが

殿下は関わってはいけなかった!

だってどちらが正しいのかなんて

もう判断がつかないじゃないですか?



サムネイル

もし私が死者の数を

できる限り抑え

被害を最小限に留めて

この戦を平定することが

できたなら…


こんなこと言ってる殿下

そうできる

イメージがあったんでしょうね


甘い、甘いよ 殿下(泣)


殿下は人間の欲深さ

邪悪さを

知らないんだ


かくして
殿下は突き進みます
そして結局
助けたかった
永安人も大勢殺めてしまうんですよね(泣)

国王との軋轢

皇宮に戻った殿下

早速 国王に意見して

激怒されます


国の混乱、内戦には

国王に非があると


まぁ 確かに

この国王の統治能力には

限界があったのでしょう


干魃、飢饉がきっかけであっても

それが内戦に発展し

国が傾くというのは

どう考えてもそうですよね


この皇宮へ戻り国王と口論した後に

デモのシークエンスがあります


仙楽皇城の民が

永安避難民を糾弾し

内戦を叫ぶデモです


いかにもきな臭いですよね

扇動している奴がいるわけです

朝廷の重臣、皇城の豪商など

国王に大きな影響力を及ぼす

勢力の影がちらつきますね


ハァ だからこそ本当に

殿下は関わっては

いけなかった(泣)


殿下は戦いを平定したい

止めさせたい


が!


「戦争したい勢力」が

確実にいたわけです

これだと殿下の努力は

意味がない


ま、そういう勢力が

跋扈していたところも

やはり仙楽国の限界なのでしょう


現代の紛争を見ていても

明らかですよね


世の中には

哀しくも怖ろしくも

民が死のうが傷つこうが

「戦争したい」

人たちがいる



ではまた…



またまたシンドいので
お口直しにかわゆい殿下を置いときますねぇ