ネタバレしておりますので

回避スペースを

置いておきます



🥀

⚔️












ざっくりあらすじ


泣き叫ぶ紅紅児を落ちつかせたあと、何か解決策は?と聞く謝憐に国師はある問いを投げかける 

世の中には定数というものがあり誰もそれを変えられないという国師だが…


もう一杯与える


たぶん「天官賜福」の主要テーマで

あるだろう


杯水二人の問い


がここで出てきます



二人が荒漠を歩いていて

喉の渇きで瀕死の状態になっているが

残された水は一杯分のみ

呑めば生き延び

呑まなければ死ぬ

汝が神ならば

その一杯の水を誰に与える


殿下の答えは


「もう一杯与える」


ですが

国師の回答は



 

この世の運気の良し悪しには

定数というものがあり

一人の飲む量が増えれば

もう一人の分は減る

資源を増やすのは理想だが

それを成し遂げるのは

基本的に不可能

要約すると

こんな感じでしたよね


ここ

凄く面白くて

同時に凄く難しくて


何度も読み直しました


中国の故事とか

ことわざに

この問答の元ネタがあるのか?と思って

調べましたが

見つかりません

(知ってるよという方いたら教えてください)


国師が正しいのか?

殿下が間違ってるのか?

正解はなんなんだ?


私だったら


なので

私が神ならばどうするか?

を考えてみました


私の回答はこうです


そもそも人の生き死には

神が決めるものではない

一杯の水を二人の隣に置き

先に飲んだ者が

生き延びるしかない

どちらかがどちらかを

生かすために自分を犠牲に

するかもしれないし

どちらかがどちらかを

殺めるかもしれない

どちらにしても

それが彼らの運命なのだ


だから私が神ならば

誰も選ばず

ただ水を置く



殿下とは違う

回答になってしまいましたが


皆さんはどうでしょうか?


思うに

この問答に

正解はないのだと思います


その人の

価値観、信念次第なのだと


それに従い

その結果も負う


重要なのは

殿下がそれに思い至ったことであり

それに確信を

持っていることだと

思います


殿下は言います



サムネイル

もし何時の日か

私が飛翔したなら

必ずや今日言ったことを

すべて

大勢にしてみせますから!




乾いた人がいれば

躊躇なく

水を与える

それこそが

殿下の

信念なのです


私が神であれば…


神であっても

人であっても殿下は

乾いた人の為に

水を汲みに行ったのでは

ないでしょうか


でも神になってしまったから

殿下は確信を

持つんですよね


自分はできる

自分がやらねばならないと


やり続けること


実際、殿下は

此の後、それをやり続けますよね


資源なき処に

一杯の水どころか

雨を降らせるわけですが


その結果どうなるのか…


見て行きましょう


人は上に向かえば


殿下を鍛錬の行脚に

送り出す国師が

殿下にかける言葉がありますよね


良く言う


人は上に向かえば人となり

下に向かえば鬼となる


「間違い」

だと


正しくは


 

上に向かおうとも

下に向かおうとも


人はやはり

人なのです


これもちょっと

難しくて解釈に

悩みました


国師は人間の

限界や

危うさを

言いたかったのでしょうか?


いろいろ宿題の多い

天官賜福です(苦笑)


私は三巻までしか読んでいないので

全て読み終わったあと

「正解」がわかるのかも

しれません


今時点の

個人的解釈に間違いがあっても

薄目で見逃してください😓


長くなりました

今日はここまで💐