何故「陳情令」「魔道祖師」の沼から
抜け出せないか

何故「陳情令」が私にとって
「特別な」ドラマなのか

ずっと疑問に思っていましたが
ある人が言った言葉が
なかなか的を得ていて
「そうなんだよなぁ」
と腑に落ちました

「陳情令」を見ていると
自分も恋をしているような
気持ちになる



そぉなんですよ

恋をしているような
気持ちになるんです

それは何故か

藍忘機が恋してるから


その感情が

あまりに瑞々しく

臨場感があって

眩しいからです




「陳情令」には
いろいろな側面があって

「家族」の物語であり
「復讐」の物語であり
「友情」の物語であり
「再生」の物語でもあります

でもメインのテーマは

「道は違っても
 同じ義に生きる」

ですので

正義と友情の
物語かと思います

それは間違いないんですけど



原作を読む前以前に
そうですね、やはり
「天灯の誓い」あたりで
私は気がついちゃったわけです

「藍忘機は魏嬰に恋してるんだ」

このへんから
「陳情令」は
私にとっては
「ブロマンス」ではなく
「ロマンス=恋物語」になります

それも特上の
恋物語ですね

まぁ
何を「恋」というか
物差しはないんですけれども

何故特上かというと
それが
「心に秘めた」
恋だからです

古今東西
恋の最も尊いのは
「秘めた恋」か
「落花の情=片思い」
ですからね!!

美男美女が演じる
「秘めた恋」
「片思い」
のドラマは凡百あり
さして珍しいものでも
ないのですが

私を虜にしたのは
やはり

藍忘機=王一博の

感情表現


藍忘機が魏嬰に

向ける眼差し


でした





藍忘機というのは

全くもって

不器用で寡黙なキャラクターですから


その感情表現は

至極限定的です


この「限定的」な

眼差しがむしろ

雄弁でした





まるで


本当に

恋しているかのようで✨


中国の俳優さんは

若手であっても

基礎がしっかりしているのか

演技がしっかりしています


また、演出や

演技指導も凄く丁寧です


しかし 

あまりに自然な

藍忘機の「恋する眼差し」

抑えながらも

迸る感情というものは

私とって

忘れられないものに

なったのです


ブロマンスですから

藍忘機は

魏嬰に友情と信頼を

示すだけです


ただなんでもそうですが


言葉にしないからこそ

できないからこそ

溢れ出す想いというのは

あるわけで


まさに

「陳情=言葉にできぬ想い」


「陳情」は

魏嬰の笛であり心ですが


藍忘機の心でもある


「陳情令」というタイトルを

決めた人

凄いと思いません?





かくして

「陳情令」は

私のオールタイムベストに

君臨し続けます


でもいつの日か

「陳情令」を超える名作に

出逢えたらいいナ🥰

と思ってはいます