自分の罪をあらためて突きつけられ落ち込む謝憐。そんな彼に花城は優しく声をかけるが……
ネタバレ全開中
ご自衛を
お願いします
ざっくりあらすじ
自分が過去してきたことに絶望と自己嫌悪しかない謝憐に、花城は「あなたは悪くない」と
優しく語りかける
謝憐は「世の中はなんと滑稽か」と
やりきれない思いを吐露する
謝憐が創った平安
11話の冒頭のシーンは
アニメオリジナルですが
とても印象的ですよね
なにげない市井の一コマ
子どもたちは笑いながら
追いかけっこ
女の子の一人が
花鈿(額に花の模様を書くこと)
をしているので
仙楽遺民の子どもたちだと
いうことがわかります
その隣では
お爺さんがのんびりと
うちわを仰ぎながら
日向ぼっこをしています
このお爺さんは
郎千秋が仙楽房で
因縁をつけられたとき
助け舟を出してくれた
お爺さんですよね
平和で穏やかな情景
ここで
芳心国師(謝憐)が
究極の決断をして守った
「仙楽遺民の平和」
というのが
しっかり描写されているんです
謝憐だけじゃなかったね
郎千秋も父王の意志を継いで
仙楽遺民を守ったのでしたね
埋葬される芳心国師 その後は?
画面は都から遠く離れた
荒野へ移り
その荒野の洞穴の中に
郎千秋と従者が
芳心国師を埋葬する
場面になります
重そうな石の棺に
封印される芳心国師
その洞穴の周りを
飛ぶ銀色の🦋蝶
銀色の蝶ってことは
「彼」が近くにいるの?😳
封印された芳心国師は
棺桶の中から手を伸ばし
呟きます
あなたは悪くない
場面は洞窟に戻り
取り乱す謝憐に
花城が話しかけます
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240318/06/040425-04/14/6e/j/o0800041815414372317.jpg?caw=800)
原作の翻訳ではここ
「悪くない」
ではなく
「間違っていない」
そして最後のところは
こちらのほうが
私的には
しっくりきますが
どうでしょう?
殿下を落ち着かせ
理路整然と
殿下を弁護する花城
花城の言葉は
簡潔で明解ですね
この聡明さ
説得力
包容力!!
どっちが神で
どっちが鬼なんだか
わからん
殿下も「理屈では」
わかってるんですよね
たぶん
ただそれをおいそれと
認められない
自分を責めないと
気がすまない
積もり積もった
「罪悪感」
が殿下を縛っているんだと思う
世の出来事とは なんと滑稽か
花城にやりきれない胸のうちを
話し出す謝憐
殿下は骨の髄まで
性善説の人です
だから威容があんなに
揶揄するんですね
公正で正義感溢れ
世に並ぶものがないほど
神聖で純潔
しかし
殿下が純潔でも
世の中は
純潔ではない
善意の人は報われず
正しい行いが
報われると限らない
悪意の人が跋扈し
善意を蹂躙する
「世の中」とは
そういうものなのでしょう
この物語のどこかで
殿下の願いが
果たされますように……
11話まだ
続きます…