前回の続きです
ラジオドラマのプロデューサー
括号さんは
鼎談の中で
 

登場人物の心の動きを

表現するのは

声優の演技力にかかっているんです

と言っておられましたね


俳優の演技力……


ほんっとうに

(ここで力んじゃう)

そうですね


魔道祖師ラジオドラマに於いて

驚異の演技力を示してくれるのが


魏嬰〜路知行さんです


路さんは「陳情令」の魏嬰の声優さんでもありますから

その美声、演技力は

周知のことでしたが

ラジオドラマとなるとまたさらに

複雑で繊細な演技力を 

要求されます


そもそも

魏無羨

という人物は出生からして

その後の立ち位置からして

物凄く複雑で

難しいキャラクターですよね


そんな

複雑なバックボーンの主人公が

過酷な状況に投げ込まれ

否応なしに変化していく


そして

別人の姿で

生まれ変わる


そして……


恋に落ち

愛を知る


その人生を声で表現するのですから


どんだけ難しい

ミッションなんだよって話です


複雑✕変化✕転生✕恋✕愛

の6乗なんです!!


これを時に軽やかに

時に力強く

時に情熱的に

時に可愛らしく


演じるというより

魏嬰そのものに成り切っているのが

路知行さんなんですよね


もちろん

そこにはプロデューサーや

各種スタッフとの

本当に細かな演技指導と

ディスカッションが

あったのだと思います



ラジオドラマでは
明るく元気な魏嬰と夷陵老祖の落差も
聞きどころです

爽やかな風 眩しい緑の枝


路さんの魏嬰

本当に爽やかな声ですよね

聴いてて耳に心地よい


私はいつも

瑞々しく青々とした緑の枝

肌を撫でる爽やかな風のようだなと

思います

純粋さと気高さ

永遠の「青春」を感じます


人懐こく 優しい声は

逢った人全てを魅了するのでは

ないでしょうか


しかしその「人懐こさ」の

根っこには

どこか寂しさがある


魏嬰の中にある


寂しさ

不安

やせ我慢

危うさ

ええかっこしい

決意

憤怒

絶望

恋心


そんな色々な感情を

驚くほど鮮明に

表現してくれるのが


路知行さんという

稀有な才能の

カタマリだと思いました




何度聴いても
胸が締め付けられる師姉との別れ
ラジオドラマでは
このあとの描写も
物凄く劇的で悲痛で
忘れられません

恋心と溢れ出る愛と


ラジオドラマが特別なのは

やはり魏嬰の


恋心と愛


を存分に

表現してくれているところだと思います


ドラマ、アニメでは

一定の縛りがあるので

できなかった部分


ラジオドラマでは

やってくれちゃいますね!


ラジオドラマの

魏嬰だけが藍湛への

思いを募らせ


「愛してる」

とはっきり言う事ができる


だからこそそれを

ラジオドラマで初めて聴けたときは


胸がいっぱいになりました

あまりに真に

迫っているから


この恋心と愛の表現


路知行さんの真骨頂ですよね

感情が溢れ出ている


彼が甘えた声で

藍湛を呼ぶとき


嬉しそうに笑うとき


高らかに愛の告白をするとき


藍湛の愛にすっぽり包まれて

我儘を言っているとき


いつもなんとも言えぬ幸福感が

込み上げてきます

(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)


そしてこれを創り上げた

プロデューサー、スタッフの

こだわりと力量に改めて

感動するのです



どうも

ラジオドラマを語ると

私もつんのめってきますね(笑)


次回は

わが愛しの………


ラジオドラマにおける

藍忘機、含光君について!!


続きます(⁠人⁠*⁠´⁠∀⁠`⁠)⁠。⁠*゚⁠+