本日の授業中にご説明した通り、SOMPO美術館(西新宿)で目下開催中の「開館50周年記念 ウジェーヌ・ブーダン展―瞬間の美学、光の探究」展を関心を寄せる展覧会の2つ目とします。本展を勉強の種とした学習は、授業2週分を用いることとし、下に示すテーマをもとに、関連する文章の講読を進めます。

 1週目 5月21日 ブーダンとバルビゾン派の画家たち
 2週目 5月28日 クールベ、ボードレール、モネとの出会い

 ただし、上記計画の消化には重きをおかず、諸君の関心にとことん寄り添って授業を運営いたしますので、場合によっては3週目以降も本展を学習の素材とした勉強を続けることもございます。

 来週の授業に参加するに当たっては、本展の特設サイト及びちらし(いずれも同美術館による)に必ずお目通しのうえ、本日配布した講読素材に取り組まれることを切に望みます。

 また来週、教室でお会いしましょう。どうぞよろしくお願いいたします。

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 画家ウジェーヌ・ブーダン(1824-98)は、フランス・ノルマンディー地方の港町オンフルールに船乗りの子として生まれ、やがて移住先のル・アーヴルで出会ったバルビゾン派の画家たちと交流するなかで画家を志します。空や雲、海景、牛の群れなどを瑞々しい色彩と軽快な筆致で描き出す作風で知られるブーダンは、1850年代半ばに出会った青年期のモネとともに戸外制作を行い、これがのちの印象派誕生へつながったと言われています。本展はブーダンの、日本では約30年ぶりとなる展覧会。印象派誕生から150年という節目に、油彩・素描・パステル・版画を中心としたブーダンの初期から晩年までの約100点を通じてその画業を紐解くものです。