本日行った履修ガイダンスの際に用いた指導資料をお配りいたします。
去る4月1日の改正民法施行により、成年年齢は18歳となり、最早大学に未成年の学生はひとりもいません。同法に規定する成年=行為能力者とは、自らの言動や行動にたいする責任を自ら引き受け得る者を指し、ゆえに、周囲の大人――諸君のご両親も教師も――は、諸君の振る舞いに文句一つ言えないとともに、それを庇うことさえできません。いわば、諸君にはもう、自らの不始末のために自らに代わって頭を下げてくれる他者はいないのです。
諸君は、来週火曜日より、いよいよ学びはじめます。大学における学びは、高等学校におけるそれとはだいぶ様子も違うと感じられましょう。90分の授業に、最初は戸惑いを覚えるかもしれません。とはいえ、最早成年たる諸君に、学科教務委員は、従来のように手取り足取りの履修指導をする必要があるでしょうか。なぜならば、先般行われたオリエンテーションの際に、学生課より配布された履修要覧(黄色地の表紙の冊子。在学中は大切に保管されたい)には、科目を履修するうえで注意すべきはすべて詳細に説明がなされているのですから、それを熟読し、良く理解すれば、履修手続に係る不手際は回避できるはずです。前述したように、成年=行為能力者=自らの言動や行動にたいする責任を自ら引き受け得る者であるとすれば、学科教務委員は、諸君に如何なる小言を述べる必要もないでしょう。
とはいえ、大学における学びの、いわばイロハさえ知らぬ入学早々の諸君に、成年年齢を盾に履修に係る指導もろくにせぬまま、履修するコマの割り当てを記した名簿だけを渡し、「履修規定を熟読し、自らの履修すべき科目を見極めたうえ、時間割案を立てよ」なる言辞とともに安易に突き放すかのような態度を取るのは、学科教務委員の責任放棄に過ぎないと考え、時間割立案の一助となる(だろう)履修規定のごく簡潔なる説明を記した、下に示す履修指導資料をご用意いたしました。
本日の履修ガイダンスに参加されなかった諸兄姉は、必ずご一読ください。尚、履修ガイダンスの参加の如何に関わらず、ご質問のある場合は、遠慮なくフランス文学科事務室にお問い合わせください。おひとりおひとりの質問に丁寧にお答えいたします。
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・2022年度 文学部フランス文学科 履修ガイダンス(1年生) [PDF、543KB]
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2022年4月5日公開