あたしは、捺音に聞いた。
「何ニヤツいてんの?」
「いいじゃんべつに!」
でも顔がにやけてるし…もっと問いただすかな~
「何考えてんの?あっ!もしかして…イケてる妄想?」
「違うよ!!」
「へぇ~じゃあ何?」
「何でもいいじゃん!」
何かくしてんの!って言いたい、言いたくてたまらないでもって言えない。
「あゆ、それじゃ後でね」
あっ走って逃げた。怪しいものすごく怪しい…。まぁいいさまた後で聞けばいいからね。さて、あたしの次の授業は体育です。だから早く集合場所まで行かなきゃ!
だって大好きな陸上なんだもん!
「遅れてすみません!」
「いやまだチャイム鳴ってないから大丈夫だぞ!後一分おそけりゃ減点だったがな」
まぢ?やった!セーフ
あたしは、張り切って走っていた。
あたしは、体育の時間が終わって、自分の教室に帰ろうとしていたら、グッドタイミングだったのだろうか…次の授業で出てきた秋本先輩がいた。体育着姿の秋本先輩もカッコイいのですドキドキその前に挨拶しないとマイナスイメージになってしまう!挨拶しなきゃ!!
「秋本先輩こんにちは!」
「あぁ、あゆみちゃん!今体育だったの?」
「はい!体育でした!」
「そっか、俺も今から体育でさ」
いや、体育着姿見たら分かるよ、それぐらい誰だって…
「そうですか!頑張って下さい」
「じゃあまたな!」
「はい!また!!」
きゃ~ドキドキやっぱりカッコイいな秋本先輩ドキドキ
っといけない!見とれてる場合じゃなかったよ~次は、音楽なのに…
「急げ~」
さて、それからあたしはいろんな授業受けたけどやっぱり6時間授業はいやですね~早く帰りたい!
…とかいいつつ部活はきちんと出るあたし、あゆみなのでした~
あぁ早く文化祭にならないかな~
文化祭まであと一週間楽しい文化祭になりますように!
改めて願うあたしなのでした~
(続く)
ショッピングから2日たって…。
また勉強の一週間です。
もう一度でいいから、秋本先輩とショッピングしたいよぉ!!
「はぁ…」
「どうしたの?溜め息なんか着いちゃって!」「うん…土曜日が楽しかったから…」
「いつもの日常が楽しくなくなったと?」
「いや、ううん…そうゆうわけじゃ…その前に土曜日のこと仕組んだでしょ?」
そうだよそっちが先だよ!!
とか思ってるうちに話しそらされました!
「まぁまぁそんなことより、来週文化祭があるじゃん!!」
「分からないかな~」
「何が?」
「文化祭終わったら終わったで、もっと楽しくなくなるじゃん…」
「あぁ、なるほどね~」
「分かったかね?友よ…」
「どうかな?」
「まぁ捺音は彼氏が居るもんね?」
「でも私は、友達を大事にする人なんで!」
「いざとなったら?」
「断る時もある…」
「そうそう、そうゆうもんでしょ?」
「だって、彼氏と友達なんて選べないよ。」
「そうですかぁ!」
そりゃあたしだって、分かってはいるよ…分かっては…だけどね。
そしてチャイムがなった。
一時貫目の授業はあたしが苦手な数学。
どうしよ~全く意味が分からない!
そう思っていると、数学の先生がチラッとあたしを見るとあたしの名前をよんだ
「田中答えてみろ、この問題を」
うわ~分かんないって思っているそばから!超能力者ですか?先生!
当てられた以上答えないワケにはいかないしなぁ…
「はい…えっとぉ…」
分かんないってどうしよう~
ツンツンっ
そう思っていると、突然手をつつかれた。
あたしはそっちに目だけを向けた。
隣の席の池田君の、ノートのはしっこに答えらしい文字があった。
あたしは、ノートのはしの答えを言った。
「5Xです。」
「正解だ。」
あたしは、池田君に小さい声で
「有難う。」
そう言った。
池田君は何も言わなかった。
さりげなく優しいなんて…
良い人だな~ま、秋本先輩には、かなわないけどね!
そうこう思ってるうちに授業が終わった。
あたしは休み時間いい噂を聞いた。
「ねぇ知ってる?」
「何が?」
「今回文化祭、好きな人と回ると両思いになれるジンクスがあるんだって!」
「マジで!?」
「本当だよ…多分」
マジ!?立ち聞きってのも悪趣味だけど…
そのジンクスが本当ならすごいじゃん!
でも、すぐ現実に戻された。
秋本先輩には彼女がいるんだから…願っても一緒に回るのは、無理だよね。少しでも可能性があるんじゃなんて思ったあたしがアホでした。
あたしは、捺音に噂話を教えた。
捺音は、驚いた顔でニヤリと笑った。
あたしは、またなんか思いついたなとそう思った。

次回に続く
今日は土曜日!!
秋本先輩と捺音達で遊ぶ日!
昨日は夜中の3時位まで寝つけなかったの。あ~早く会いたいな秋本先輩!!

あゆみは待ち合わせの場所(渋谷)に、30分早く着いてしまった。
「30分早く来ちゃった。」
それにしても暇すぎる…。
こんな都会来たことないし、せめてコンビニが近くにあればな。
とそんな事を思ってるとあゆみの前に柄の悪い男性が三人集まった。
「ねぇ、そこの君一人?」
「いえ待ち合わせをして…」
「じゃあ行こうか」
「だから待ち合わせをしてるって言ってるでしょ!?離して!」
ほどけない!?嫌だ!誰か!
「俺の彼女に何か用?」
龍河先輩の声!嘘でも彼女になれたのは嬉しいドキドキ
「彼氏持ちかよ!行こうぜ!」
「すみませんでした」
「ケガないか?あと有難うの方が嬉しいな」
「あ、そうですよね。すみません…有難うございました。それから大丈夫です。」
そりゃ、助けたんだから有難うの方が嬉しいよね。
「後15分だけど、どうする?」
「え~と…あっ!秋本先輩のど乾いてませんか?あたし買って来ますね!何がいいですか?」
「俺も行くよ?」
「大丈夫です。お礼ですから助けてくれた。」「そっか有難うな。じゃあコーラでお願い。」「分かりました。」
あゆみは、その場から離れて自販機へ行った。そしてお茶とコーラを買った。
ガコンッ
「はぁ~…」
秋本先輩かっこよかったな~
気持ちは届かないけど。
大好きです!!
それから飲み物を買った後秋本先輩の待っている場所へ向かった。
「秋本先輩お待たせしました。」
「全然大丈夫だよ。」
秋本先輩はやっぱり優しいなぁ…
二人で飲み物を飲んでいると、携帯が鳴った。
ピロリ~ン♪
「あっ捺音からだ」
「あれ?俺は慎之介からだ」
「今日は、行けなくなったゴメンって書いてあります。」
「俺の方もだ…」
えっ?あたしは、秋本先輩と二人きり?
まずいよ~あたしは、嬉しいけど、秋本先輩は彼女さん居るし…。
「どうしますか?帰りますか?」
「いや~せっかくだからブラブラどこかへ行くかない?」
「彼女さん居るんですから駄目ですよ!!」
「いや、大丈夫だよ。あいつは俺を信じてるし、俺も信じてるから。」
秋本先輩は、そう言って笑った。
あたしは、ちょっと複雑だった、好きだから一緒に歩けるのは、嬉しいけど「彼女を信じてるから」その言葉があたしの胸にズシンと重く来たのだ。だって、どれだけ秋本先輩を好きでいてもこの思いは、届かないから。
思いが届かないなら、せめて隣で歩いて、楽しむ事ぐらいは、いいよね?
それからあたしと秋本先輩は、渋谷のお店をブラブラ見ていた。
「やばっ5日後あいつの誕生日じゃん!ねぇ
女の子が好きそうなのって何かな?」
そう言ってあたし達は、近くの雑貨屋に入った。
「彼女さんの性格とか、好きな物は無いんですか?」
「性格は、真面目で、派手な物が嫌いで…」
「フフっ」
「それから…笑った?」
「いえ笑ってませんよ、でも秋本先輩は本当に彼女さんのこと好きですね!」
「そりゃあ、あのちょっと気を抜いた瞬間の仕草とか甘えるのが下手なところが可愛いんだ。」
「それならこんなプレゼントは、どうでしょう?」
そう言ってあたしが渡したのは眼鏡をかけていて、真面目そうだけどどこか気の抜けた顔の小さなピンク色のクマのキーホルダーを渡した。
「まさにあいつだな。」
秋本先輩は、照れながら言った。
「じゃあ、せっかくなんであたしも、何か買おうかな?」
「じゃあ、お礼に買ってやる」
「悪いですよ!!」
「だから、お礼だからいいだろ?」
「でも…」
「なら、先輩命令な!」
「分かりました。先輩命令なら仕方ないですね。」
あたしは、冗談で高い物を選んだ。
「じゃあ、これ!」
「うわっ高いな汗お礼って言ったけどもうちょっと安いので」
クスっ
「秋本先輩!冗談ですよ~」
「冗談か…びっくりした~…」
「あたしが欲しいのは、これですよ!」
そう言って見せたのは、ソフトボールの帽子をかぶってバットを持った白色の虎のキーホルダーだった。
「これでいいのか?」
「はい!」
「分かった。支払いしてくるな!」
「あたしも一緒に行きます!」
あたしと秋本先輩は、レジに向かった。
「2点で620円になります。」
「あれ?小銭600円無いや…」
「大丈夫ですか?」
「大丈夫だよ、1000円出すから。」
「1020円お預かりします。400円のおつりです。可愛い彼女さんですね。」
彼女さん?ヤバい勘違いされたけど、嬉しいな~あたし今死んでもいかな♪
いや、とりあえず誤解は、解こう。
そしてあたしと秋本先輩は、同時に
「ち、違いますよ!!」
そう言った。
それで店員さんは、クスクス笑って、
「仲良いですね。」
そう言った。
それがあたしは嬉しくて、小さくガッツポーズをした。
それからあたしと秋本先輩は、雑貨屋を出てお昼を食べて、歩いていた。
あたしは、この瞬間がずっと続けは、いいのにと願った。
「なぁ、あゆみちゃん」
「はい!」
びっくりした~初めて下の名前で呼ばれたから…でも、ものすごく嬉しい♪
「今日は、ありがとな。」
「いえいえ、こちらこそ有難うございました。楽しかったです!!」
「俺も、すげー楽しかったよ。」
「それじゃあ、あたしそろそろ帰らないといけないので、帰りますね」
「ああ、また遊ぼーな」
「はい!さよなら~」
あたしは秋本先輩に手を振って、背を向けたら、ウキウキした気分で歌いながら帰った。