宿題は消化してはいけない | マリオボーイの冒険日記

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2026年中学受験までの息子の学習記録です。日常の出来事を綴っていきたいと思います。

お疲れ様です。

 

塾の学年が上がると、学年に見合った宿題が課されます。

授業の効率化をはかるため、授業内容の復習のみならず練習問題なども課されている現状があるのはご承知の通りです。

 

ただ、こうした塾の宿題については消化することが目的になっていることも少なからずあるのではないでしょうか。

 

そこで今回、きよみず先生が宿題の取り組み方のについて動画にされていましたので拝聴してみました。

今回は『宿題の取り組み方』についてのご紹介です。

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今回の動画は『宿題を消化するな』というテーマでお話をしていきたいと思います。

そもそもなぜこのテーマなのか?

 

簡単にいうと『宿題をただのタスクとして消化してしまっている生徒が多い』と思ったからです。

 

・とりあえずやならくてはいけない

・人に言われたからやるもの

・提出するだけのもの

 

このようになってしまている生徒やご家庭がとても多いと感じております。

では、これの何がいけないのか?

 

『宿題』というのはそもそも塾が『しっかり取り組んでできるようにしておいてね』とご丁寧に与えてくれているものなんですね。

塾のカリキュラムや授業の効果を最大化するため、このように与えています。

例えば授業で例題を取り組みました。

その範囲の練習問題、つまり類題に関しては宿題でやって下さいね。というような言い方であれば、練習問題については授業で触れなかったので、文字通り宿題で取り組んで解けるようにしておきなさいよというところなのですが、『例題はもちろん、復習でやり直しておきなさい』というような意味合いになります。

 

また、毎週出ている漢字の宿題があったとしましょう。

『5~15ページまでを今週のうちにできるようにしておいてね』

『どうせ1回では覚えられないのだから、できなかった漢字は必ず書けるようになるまで練習しておきましょう』

こういう意味合いになってくるということなんですね。

 

これを単純に宿題だから終わらせなければいけないと思っていると、こういうふうに捉えられないと思います。

 

あくまで宿題というのは、『ここからここまでを出来るようにしておいてね』というように捉えられると、効果というのは全然変わってくると思いまし、そもそも塾が期待して出しているものなんですね。

 

ただ、そうではない宿題もあります。

例えば予習的な意味合いの宿題であれば、『次の授業までに一度解いてみてね。そこで疑問点などを感じながら授業に参加するようにして下さい』という意味合いになります。

多くの場合、出来るようにしておくというのが大前提になってきます。

 

次に、どのように宿題に取り組んでいる子が成績を伸ばしていくのか?ということになりますが、改めてお話をしていきたいと思います。

 

まずは伸びる子ほど宿題に取り組むのが早いです。

本当に早い子は塾の居残りや休憩時間で宿題を終わらせてきます。

こういう子は単純に処理速度が速い、能力が高いということもありますが、できる問題とできない問題の判別も上手にできていることが多いです。

 

次に、なぜ早めに取り組まなければいけないか?ということについてですが、『宿題はできるようにしておきなさい』という意味合いで塾側が出しているものなんですね。

であるならば、早めに1回目をしっかり終わらせた上で、残った期間で見直しまでしっかりやらなければならないというところなんですね。

 

ここの余裕を作らずに、ギリギリのスケジュールで1周だけといて週テストに臨んでしまったり、次の単元に移ってしまったりしまう場合には、必然的に生徒は伸びていかないという訳です。

ですから宿題は早め早めに1回目しっかりと解いてみてはいかがでしょうか

出来なかった問題については2回目にしっかりと解く期間というものを作ってあげましょうというのが、必要になってくるということですね。

 

つぎは『できない問題に時間をかけてはいけない

ここがボリュームゾーンの子たちには特に重要になってくるお話なんです。

これは塾や校舎に寄るところとなってくるのですが、ボリュームゾーンにいる子で算数が苦手なんだけど、国語・社会が凄く得意だから、なんとなく上のクラスに食い込んでしまうというパターンがよくあります。

この場合、上のクラスにいると当然取り組む問題のレベルがかなり上がる訳なんですけれども、もともと算数が苦手な子にとっては、そのクラスでそのレベルの問題を解くというのは、かなりしんどいということがある訳ですね。

 

このようにレベルにあっていない問題を授業で取り扱われた時に、宿題だからといってなんでもかんでもすべて取り組むべきではないと思っています。

 

あくまでも宿題は自分のためのものです。

それがレベルに合っていなくて、そもそも解説を見ても授業を聞いても分からないものであれば、取り組んでいてもあまり実にならない訳ですね。塾に宿題出したよという体裁以外ないのだから。

 

であるならば基礎にしっかりと時間をかけて、今できそうな問題にしっかりとやって理解を深めて瞬発力を上げていくようなトレーニングをやった方がこのレベル帯の子には合っているのではないでしょうか。

 

ですので、この部分の取捨選択というところも上手にやっていってあげるようにしてあげるといいのではないかと思います。

 

1つの判別方法としては、解説や授業動画だとかを見せて、それでもやっぱり理解できないという問題については、潔く捨てるのがいいのではないかなと思います。

 

ルーティン学習』というのは所謂『習慣』ですね。

なので毎日決まった(決めた)時間に決められた範囲・内容に取り組む訳ですね。

例えば、漢字・語彙・計算・一行題・理社の暗記などです。

これらは宿題だとか、決まった時間にがっとやればいいものではなくて、こつこつと塵を積もらせていくものです。

これらはこれらで、必ず宿題とは切り離して取り組んでいかなければならないものですよね。

 

よくあるのが宿題を終わらせなければ宿題に追われて、これらのルーティンを疎かにしてしまうパターンがあります。

そして、生憎この現象が起きてしまうのが最もこのルーティンを大事にしなければならないボリュームゾーンの皆さんです。

 

宿題をさばくのに時間がかかってしまって、結果的にルーティンの時間を削ってしまうと結果として、基礎力もおぼつかず、偏差値もガンガン下がっていってしまうことになります。

 

これでは宿題には足を引っ張られてしまう状態になっていますので、宿題よりもルーティンの方が絶対大事だという精神は忘れずに日々の学習に取り組んでいってほしいなと思います。

ということで今日は宿題というテーマで話をしてきました。

これは塾や校舎、クラスによっても大きく異なってきますので、これが全員にあてはまる訳ではありませんが、多くの人には参考になるお話になったのではないかなと思います。

 

合格するために何が必要なのか?

そういったところを一つ一つ意味を考えながら、感じながら学習に取り組んで、着実な一歩を踏めるように頑張って下さい。

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いかがでしたでしょうか。

 

『宿題』=カリキュラムや授業の効果を最大化にするツール

といったところでしょうか。

 

宿題をどこまでやるか、宿題の意味をもう一度考える良い機会となりました。

通塾しているSAPIXではαクラスからAクラスまでクラスは違えど同一の教材を使っています。

もちろん、クラスによってレベルの差がある訳ですから『宿題』のこなすべき問題の量も質も異なるのは当然かと思います。

 

きよみず先生のご指摘のように『ルーチンワーク』とは別にその週の各教科の教材をどれだけ味わいつくせるか。

授業で基礎や基本問題を理解し、家庭学習ではその理解を深めるためのトレーニングを行うことができればよいのではないでしょうか。

ただ、マンスリーテストを見る限り、SAPIXはテキストの内容(レベル)を身につけることは言うに及ばず、それ以上の学力を身につけることを求めているように思われます。

 

前回のSAPIXでやった算数の『グラフの読み方』を例に取ってみます。

まずはSAPIXのテキストからは『このレベルまでは最低限(絶対に)身につけておきましょう』ということになります。初めて見るお子さんにとっては一次関数の入り口を体験することになります。

縦軸と横軸の関連性について直線の意味を知るところから始まります。

基礎が理解できたうえは、いろいろなパターンの解法の引き出しを増やしていくことになります。

我が家でルーチンワークとしている『プラスワン問題集(東京出版)』で負荷をかけています。

ここまではグラフの縦軸と横軸をどのように捉え、その際の体積はどのようになっているかということをしっかりと理解することが目的となっています。

 

これは2020年の渋幕の問題となりますが、ここからが入試問題を解くための思考力養成のトレーニングとなります。

最近はSAPIX算数よりもこちらのWeb講座の方に時間をかけています。

小学4年生ではありますが、ここまでやることに意味があり、今後の算数戦略の上では欠かせないと考えております。

 

宿題の捉え方はさまざまであるかと思いますが、『効果を最大化』するために、家庭学習において宿題以上の課題を自分自身に課し、しっかりと身につけるトレーニングをしていくことが必要であると改めて思った次第です。

 

皆様は『宿題』をどのように消化されておられますか?

 

 

<追記>

昨晩は都内の市中病院で救急外来当直であり、家を留守にしておりましたが、夜半より39℃の発熱出現、今朝になり咳嗽・喀痰も出現し、明らかに上気道炎症状を認めておりました。

(愚息の話です)

 

本日の浜学園の公開テストはSKIPしました。

 

10月:インフルエンザA型感染症

11月:急性上気道炎(COVID19・インフルエンザ抗原陰性)

12月:急性上気道炎

この3か月でInfection、すなわち急性上気道炎およびインフルエンザA型感染症に3度罹患しました。

 

学校や塾など集団生活を営んでいますので、感染症に罹患するのは仕方のないことかと思います。

また最近は電車の中でマスクを外す傾向にあり、我が家の聖帝様のご指導を受けています。

 

5類に落ちたとはいえ、いまだCOVID19感染症は散見されますし、インフルエンザA型感染症もお子さんを中心に猛威を振るっています。

この冬、皆様のご家庭でも感染症には十分ご注意下さい!

 

ただ、我が家では唯一人、昭和の思考がまったく変わらないお方がおります。

『風邪をひくのは日頃の鍛錬が甘いからだ。炎症が治まり次第、徹底的に鍛え直す。』と息巻いております。

ご自身も学生時代、真夏の炎天下でも部活が終わるまで水を飲ませてもらえなかった経験があるようです。

こうした経験によって『引かぬ。媚びぬ。省みぬ。』精神が植え付けられたのかもしれません。

息子よ、せめて今だけはゆっくりおやすみ!

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

また1週間頑張っていきましょう!