中学受験算数の成績が上がる市販問題集TOP5 | マリオボーイの冒険日記

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2026年中学受験までの息子の学習記録です。日常の出来事を綴っていきたいと思います。

お疲れ様です。

 

小学4年生になり、可処置時間が少なくなったため、塾以外の市販の問題集を行うことが難しくなってきました。

 

巷には数多くの市販問題集がありますが、限られた時間内で市販問題集を行うためには取捨選択が必要です。

 

そこで今回受験Lab代表洲崎真弘先生とのコラボ企画『中学受験算数の成績が上がる市販問題集TOP5』というにしむら先生の動画を見ましたのでご紹介したいと思います。

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洲崎先生に『中学受験算数の成績が上がる市販問題集』について

話してもらいたいと思います。

 

本屋で売られている市販問題集がどんな内容やレベルかが分からないと感じられている方が多くいらっしゃるので、今回お役に立てればと思っています。

 

中学受験算数の成績が上がる市販問題集

第5位『算数プラスワン問題集』(東京出版)

まずはとても見やすい。

次に解説が分かりやすい。図解が多いでしょ。

受験算数を知り尽くしいる望月俊昭先生の傑作ロングセラーです。

望月先生は1948年生まれの僕らから見れば超大先輩です。

20数年にわたって大手進学塾で中学受験算数・高校受験数学の指導をされていて、都内で小数精鋭の塾を運営されながら算数・数学の先生だったら知らない人はいない、あの月刊誌『中学への算数』『高校への数学』の執筆者でもあります。

独自の指導法の算数セミナーでも人気で『頭のいい子にも勝てる算数まとめノート』を見れば、それも頷けて多くの算数・数学の先生の中でも一線を画す方だと僕は思っています。

そんな望月先生が書かれた『プラスワン』は万人向けという訳ではありませんが、『頑張る小学5・6年生用』と表紙に書かれていて、一通り学習を終えたお子さん向けとなっています。

 

この『プラスワン』の掲載問題は一見基本や標準レベルの問題に見えるのですが、同タイプの問題をすべてカットして論点を散りばめられているので、そこそこの問題をカバーできているんですね。一通りの勉強を終えてからの確認用に最適です。

 

そういう意味では5年生ではちょっと早くて、実質やはり6年生用かもしれません。

6年生の夏にこの『プラスワン』をやり遂げれば『超』がつく難関校以外の学校対策だったら十分できます。

 

ただ、以前の私の教え子で灘中に合格した生徒はこの『プラスワン』を5年生の時に5回繰り返して取り組んでいました。

5年生なので塾で習った単元をその都度塾の宿題をしてから『プラスワン』で更にカバーしていた感じです。

 

算数・数学の解法は1つとは限りません。

いろんな解き方があって、それぞれの解きやすいかどうか好き嫌いは人によります。

この『プラスワン』ではその点を考慮して、敢えて同じ単元の問題でも書き方・解き方を変えていろんな解法を見せています

『これはどちらの解き方でもいいんですよ』という作成者の望月先生のメッセージでしょう。

 

解説もシンプルで見やすいのですごくお勧めです。

良い問題集なのですが、対象が限られているので5位としました。

5位といっても何十冊もの中から厳選した5位ですので、それだけよくできている問題集だということです。

さらに言えば、指導者目線からみても、使わせたいなと思わせる1冊です。

 

中学受験算数の成績が上がる市販問題集

第4位『速ワザ算数』シリーズ(文英堂)

 

 

 

シリーズなので

『文章題編』

『数の問題編』→『規則性・場合の数編』

『平面図形編』

『立体図形編』

とあります。

以前は『数の問題編』という名前だったのですが、昨年9月に『規則性・場合の数編』に変わっています。

 

これは掲載問題の大半がレベルが少し高めなので、算数を得意にしたい5~6年生向きです。

各章テーマと実力アップ問題の構成です。

 

生徒が書くべき答案例が問題ごとに載っていて、それが手書き調で馴染みやすくすごく参考になります。

僕も生徒に解答解説を渡すときにパソコンで打ったものよりも手書きの解説の方が好まれたりするので、受験生にとっては取っ付きやすいものだと思います。

 

こちらも見やすいレイアウトなので取り組みやすいと思います。

また、テーマごとにポイントチェックページが割かれていて、そこで学習すべき事項を一般の進学塾よりも深く丁寧に書かれています。

算数の苦手な生徒でもなんとか取り組めるくらい丁寧に書かれています。

 

掲載されている問題もひと捻りしているものが多く、典型問題の羅列にはなっていません。

 

ひとつ注文をつけると、章の分け方が単元ではなくて解き方で分けられています。

例えば『速さ』のところでいうと、『図を書いて解く旅人算』と『比や割合を使って解く旅人算』が切り離されて書かれているんですね。

個人的には解き方ではなくて単元でまとまっていた方が分かり易いかなと思います。

 

この本の執筆者の粟根先生も今回はランクインしなかった『最高水準問題集』も書かれているのですが、各問に対するポイントを分かり易く指摘しながら見せる解説は秀逸です。

中学受験算数の成績が上がる市販問題集

第3位『栗田哲也先生のスピードアップ算数(発展)』

(文一総合出版)

対象はさっき紹介した2冊と違って、成績・習熟度・学年を問わず幅広く使えるところです。

それがこの問題集の特徴のひとつです。

 

見開き左右の問題10問とその各問題ごとに解答へのイメージをさせるイラストが載っていて、そのイメージによって問題の認識スピードを上げる訓練ができる優れものなんです。

イラストだけを見ることでポイントが絞られて頭に入る工夫がされています。

 

しかも48の単元構成でどこからでも取り組めます。

これは順番に進めることを気にせずにできるのです。

そして、問題を解くための解きだしをちょっと変わったイラストで示してあげることで、子どもに考えさせるきっかけを与えています。

 

こちらも算数が苦手な小学校4年生から6年生まで使えて、小手先のテクニックかや公式丸暗記から脱出するきっかになり、さらにテクニックや公式の意味が実践で生きるように入っていきやすくなります。

 

『基礎編』の方は中堅校を狙う子用で、これだけやっていればまず最低限のポイントがおさえらるというもので、『発展編』はそれを難しくしたというより、さらに深く基礎の完成を目指した感じの単元別ポイント集です。

 

掲載問題もぱっと見レベルは軽いように見えますが、6年生でも使えます。使い方によっては寧ろ6年生がメインかなとも思います。

算数の得意な子にとっては、おそらく『必要ない!』と思うかもしれません。しかし、こちらに載っているイラストに目を通すことで、新しい発見や問題の見え方に出会えるはずです。

つまり、どんな受験生でも持っていて損はない1冊です。

 

ただし、イラストも大事ですが、解答解説を読み込んでこその問題集です。

解答解説を読み込むと『今習っている塾の先生とは全然違うわ』と、もしかするとショックを受けるかもしれません。

そこだけ注意です。

 

中学受験算数の成績が上がる市販問題集

第2位『単問チェックで中学入試基礎固め』シリーズ

(東京出版)

『数編』『文章題編』『図形編』があります。

文章題編 数編 図形編というのは算数を大きく分ける基本なんです。

 

東京出版の問題集はどれもハイレベルなんですが、算数が苦手な子たちにも扱えるようにマイルドにしたものがこの『単問チェックで中学入試基礎固め』です。

 

ハードルを下げてはいますが、全問入試問題で合格に必要な基本問題や頻出問題がテーマ別に載せられています。

解説ごとにブタさんがポイントを言ってくれています。

レイアウトも左右に問題解答の一問一答形式で扱いやすく、個人的には使いやすいんではないかなと感じます。

 

この『単問チェックで中学入試基礎固め』は中堅校、難関校を受験する算数が比較的苦手な6年生用です。

塾で習ってすぐ実践的な演習をしたい意欲的な5年生にもいい教材です。

 

はっきり言って決して算数が得意な子たち用ではありません。

しかし、すべて入試問題の単問で構成されているので『赤本』や『銀本』がまだ早いなぁと思っている子には春休みや夏休みなどのまとまった長い休み中の実践的な演習をまとめて積みたいものとしても使えます。

 

『単問チェックで中学入試基礎固め』は本書の表紙にも書いてあるように中堅校受験用です。

算数が不得意な6年生はまずはこのシリーズを完璧に解けるようになっていれば、合格ラインに乗ります。

一般的な入試問題の形式は計算、小問群、いくつかの小問で構成された大問なので、小問たちをきっちりやっつければ合格はほぼ大丈夫なんですね。

 

できないといけないものを完璧に!

 

これ、受験の鉄則ですからね。

 

中学受験算数の成績が上がる市販問題集

第1位『カードで鍛える図形の必勝手筋【平面図形編】』

『カードで鍛える図形の必勝手筋【動く図形・立体図形編】』

(東京出版)

『カードで鍛える図形の必勝手筋【平面図形編】』

『カードで鍛える図形の必勝手筋【動く図形・立体図形編】』

は本書に記載されている問題は一見シンプルで少ないように見えるのですが、受験生に引っ掛かり易い質の高いものなんです。

 

なんといっても本書の特徴はやっぱり付属のカードです。

 

タイトル通りカードので鍛えてひらめきを与え、図形問題を解く力を与えてくれます。

切り離して使うカードを繰り返して見ることで、反射的に問題パターンが頭に浮かび、典型問題はもちろん自然と高度な図形問題にも対応できる力がつきます。

 

まずはカードの難易度ABで基礎力が身について、難易度CDで実践力を身につけます。

カードがボロボロになるまで繰り返し見倒して欲しいです。

ただ見るだけではなく、各問題ごとに『どんな別解があるだろう?』と考えるようにすれば、さらに図形問題に強くなれます。

 

一部の学校を除いて何と言っても算数の入試問題は図形が一番配点が高いですから図形に特化したさらに深い内容を収めてある本書で勉強しておくことは凄く大切です。

 

図形問題集はたくさん出ているんですが、中には作成者の独りよがりなものであったり、営業的なものも見受けられるので、迷ったらこれ!

 

ただ本のサイズが少し大きめなので、本棚に収まりにくいんですね。実物を見ると最初はその大きさに『えっ?』と思うかもしれませんが、中身は本当に素晴らしいです。

 

最後に中学受験算数の成績が上がる市販参考書を1冊あげるとしたら・・・

『小学高学年自由自在算数』(受験研究社)

です。

これが現時点では私の一番のおススメです。

ちなみに2冊なら、もう1冊は『特進クラスの算数』という文英堂のものがあるんですが、この『自由自在』は近年(2年前)にカラーで改訂されて、内容も大幅に受験用にシフトされました。

解法も塾の授業並みになっていますし、図解も多いので結構良書です。

 

受験に必要な基本テーマをそこそこカバーしているので、塾に行かずに勉強している子には特におススメです。

完全網羅というのものはなかなかないですね。完全網羅しようとすると凄く分厚くなり過ぎてしまいますからね。

 

『小学高学年自由自在算数』は受験に必要な基本テーマを丁寧に見やすく集められていますから、基本に立ち返れるものとして非常に役に立ちます。

もちろん、塾に通っている子にも役に立ちます。

 

塾の授業時間は限りがあって、講師も当たり外れがあります。

にしむら先生:当たり外れ・・・確かに・・・。

       しかも結構外れの可能性が・・・・。

今回のテーマは趣旨が異なるので控えておきましょう。

洲崎先生:言いたいことは分かります・・・。

 

だから、この参考書は塾の授業を補うために活用するんです。

特に受験勉強を始める4~5年生はこの1冊でも十分です。

 

本当は今回紹介できなかった問題集や参考書にももちろんすごく良いものもあるんですが、時間の関係もあって諦めました。

今回紹介できていない問題集や参考書が合うお子さんもいらっしゃると思うので、あくまで僕の意見として参考にしてもらえればと思います。

 

最後にまとめです。

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いかがでしたでしょうか。

 

恐らくは書店やネットなどで見たり、あるいはすでにご利用なさっている教材ばかりだったのではないでしょうか。

 

我が家もほとんど購入しておりました。

『特進クラスの算数』は持っていないかったので、本屋で内容を確認し、『難関・超難関校対策問題』と併せて購入致しました。

余談ですが、このシリーズは算数だけでなく『特進クラスの国語』や『理科』もありました。

市販の参考書としては

『特進クラス算数 』> 『自由自在算数』

といった難易度になっていましたので、我が子のレベルに合わせた購入ができるかと思います。

我が家は塾以外の家庭学習教材は『予習シリーズ』を基盤としておりますので、今回は『特進クラスシリーズ』をチョイスしました。

紹介された教材以外では『下剋上算数』や『中学への算数シリーズ』を家庭学習教材として進めております。

コピー機を購入したこともあり、予習シリーズやSAPIX、浜学園最レの学習テーマに合わせて、市販問題から類題をコピーして解いてもらっています。

新規単元に関しては、基本→応用/発展→入試問題の順に解くようにしていますが、現状の愚息では応用/発展~入試問題において解き直しが必要となっています。

根気よく丁寧に解き直しながら、しっかりと身につけていきたいと思います。

『算数を極める』ことは、果てしなく遠く険しい道のりですが、目の前にある1問1問を大切にしていきたいものですね。

 

 

<今週の学び>

SAPIX算数なかなか解き甲斐がある問題が増えてきました。

先週は『図形の性質』でした。

『ひし形』についてしっかりと学ぶことができた問題です。

まずはひし形についてのおさらいです。

ひし形のおさらいができたところで、本問に戻ってみたいと思います。

 

まずは

・ふたつの長方形の対角線が一点で交わっていること

・長短の対角線がそれぞれ直交していること

に注目すると

ひし形①(青色)が見えてきます。

さらに、ひし形②(オレンジ色)も見えてきます。

この2つのひし形を重ね合わせると

となります。

ここで、2対の長短の対角線は四角形ABCDと四角形EFGHの対角線でもあり、それぞれ同じ長さであることから、オレンジと青のひし形は合同であることが分かります。

すなわち、すべての辺が等しいことになります。

そこで、もうひとつの条件に着目すると

・三角形FCJはCF=CJの二等辺三角形であること

・辺CFと辺DGがそれぞれひし形の一辺であること

からDG=CJが成立します。

ここで

・向かい合う1対の辺が平行であること

・もう1対の辺の長さが等しいこと

から次の2つの四角形が考えられます。

どうみても四角形DGJCは

平行四辺形に見えます。

したがって

DC=GJかつDC=5cmより

GJ=5cmとなりました。

 

 

残念ながら初見では愚息は解けませんでした。

逆にいえば『ひし形』がきちんと理解できていなかったことになります。

次の課題は条件を整理し、立式できるかということです。

条件整理するためにはひし形の定理・定義が理解していることが必要です。

 

まずは基本に立ち返り、しっかりと理解できるまで確認します。

そして思考問題で理解度のチェックを行います。

この問題は、今回のテーマの中では最難問でした。

これがSAPIX算数の実力のつけ方の神髄なのかもしれません。

 

にしむら先生の過去の動画にもありましたが、算数は

『理解する』自力で解ける』身につける』

の段階を経て実力がつくため、初見でできなかった問題は基本に立ち返り『定義・定理』を理解した上で、毎朝・晩2回ずつ復習することにより再現性を確立し、現在は完全に身についています。

 

今回、洲崎先生の推奨頂いている教材も駆使しながら、愚息には『初見で解けない問題』を1日1題ずつでも解き方をしっかりと『理解』し、時間をかけながら頻回に解くことにより、最終的に身につけられる』ようトレーニングしていきたいです。

頑張れ、マリオボーイ!

 

 

<追記>

先日テストの帰り道、ラーメンが食べたいとの息子の希望がありましたので『らぁ麺や RYOMA 神楽坂』に寄ってきました。

特製醤油ラーメンを2つ注文しました。

 

魚介スープに卵、チャーシュー、メンマに九条ネギ、そしてワンタンがところ狭しと入っています。

 

あっという間にぺろっと平らげました。

大人味でしたが、息子の口にも合っていたようです。

 

神楽坂には息子の好みの店がたくさんあります。

息子は『龍朋のチャーハン』も大好きです!

チャーシューたっぷりのボリューム満点のチャーハンです。

テイクアウトもできますので、よく取りに行かされます。

大盛チャーハンもぺろりと平らげ、『おかわりぃ~』と言いそうな勢いです。誰に似たのか、炭水化物が大好きです!

このままいくとハート♡様になってしまうかも・・・。

適度な運動もさせなければなりません。

いざとなったら『聖帝エクササイズスクールに入会させようと思います。

本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

また1週間頑張っていきましょう!