お疲れ様です。
学習の秋、6年生ならずとも勉強に励みやすい季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
学年が上がるにつれ、科目や分野においては好き嫌い、あるいは得意嫌いがはっきりとしてくるのではないでしょうか。
我が家も得意科目である算数のみならず、他の教科(理科・社会・英語)に比べ、圧倒的に理解に乏しい酷語については、いろいろ試みているものの、成績に反映されていない現状にあります。
いよいよ単科の国語塾導入すら検討している次第ですが、とある国語塾の塾長が書いている『塾との上手な付き合い方』という本に出会いました。
読んでみると、とても興味深い内容でした。
特に我が家にように、『酷語』に頭を悩ませているご家庭には参考になるかと考え、一部ご紹介したいと思います。
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受験(国語)勉強は2年間で十分
中学入試は6年生の3学期に行われるため、それまでに受験勉強を終わらせる必要がある。
学習内容が確定していて、ゴールの時期も決まっている以上『早く勉強を始めるほど有利である』と考えるが、これは大きな誤りである。
個人差はあれ、小学生が勉強に集中できる期間は約2年間で、それ以上勉強を続けても集中力が続かない。
学力は伸びるが、伸び率は減少し、緊張感が薄れるために注意力が低下する。
ゆえに、あまり早い時期から受験勉強を始めると、入試本番を迎えるころにはピークを過ぎてしまう。
受験勉強のタイムテーブル
受験勉強の流れ、すなわちタイムテーブルを確認する。
受験勉強の期間区分
<基礎期>
4年生2月~5年生8月(7か月)
まったくの初心者が受験国語の基礎を習得する時期。
具体的には『設問の解き方』や様々な約束事をひとつひとつ丁寧に学ぶ。
<応用期>
5年生9月~5年生1月(5か月)
基礎期に学んだことの応用事項を勉強する時期。
入試問題を解くために必要な一通りの学力はこの時期までにマスターする。
つまり、受験本番1年前の時点で学力が完成していることが、実質的な受験資格といえる。
尚、基礎期と応用期では学力が未完成であり、この時期にテストを受けてもあまり意味がない。
<実践期>
5年生2月~6年生8月(7か月)
この時期はテストを通して次の3点をマスターすることが中心課題である。
①学力を得点に結びつけること
②応用期までにカバーできなかった応用論点や高度なテクニックを補充すること
③テスト復習を軌道に乗せること
<直前対策期>
6年生9月~6年1月(5か月)
志望校の過去問演習を通じて次の2点をマスターすることが目標。
①志望校の出題傾向に慣れ、その学校独特の設問が解けるようになること
②学力を得点に結びつけること
※また、本書では学力と得点の経時的な推移が示されています。
ここではお示しできませんが、学力と得点のグラフがまったく異なる点に注意する必要があることについて述べられています。
ただこの学力と得点の関連性を示したグラフはとても分かり易かったです。
最終章では、低学年のうちになすべきことが詳細に記載されています。主な柱は下記のとおりです。
小学4年生までの国語学習
中学入試の勉強期間は2年間であるが、受験国語の勉強を始めるための準備、すなわち小学校4年生までの国語学習を取り上げる。
小学校4年生までの国語学習の目的と注意点
・読み書き力を確実に習得すること
・学習姿勢を身に着けること
・関連知識や一般常識を養うこと
・必ず親自身が指導すること
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いかがでしたでしょうか。
今回は書籍ということもあり、ごくごく一部の抜粋に留めたことをお許し下さい。
中学受験は親と子の二人三脚。さらに、親と子と塾の三人四脚。中学受験を乗り切るためには、塾の活用は一部のレアケースを除き、絶対に欠かせません。
そもそも塾というものは、親・子が主体的に活用するものではありますが、『塾をどう選べばよいのか、どう塾を活用したらよいのか、さらに家庭での学習はどうすべきなのか』とりわけ国語においては、はっきりした答えが見い出しにくいかと思われます。
『何を塾に任せ、親は何をすべきなのか』ということ考え、さらに小学校四年生までの家庭での国語学習について、この本では具体的に解説されています。
・受験勉強は二年間で十分
・偏差値と学力について
・模擬テストの成績をどう判断するのか
・塾の種類と塾を選ぶポイント
・塾の合格実績の見方
・塾の役割と親の役割
・家庭学習の方法と受験生の精神管理
・小学校四年生までの国語学習
さらに中学受験の『国語論』も同ゼミナールから出されています。
本書は中学受験生をもつ保護者向けに「受験国語とはどの様なものか?」「具体的になにを勉強するのか?」「受験勉強を進める上でどの様な点に注意が必要か?」などを知ってもらうために上梓されたものです。
国語というよりは酷語の学習に難渋している我が家にとっては、いずれの書籍も大変参考になる内容でした。
もちろん、これらの本の著者は国語指導の専門家であり、茗荷谷で和(かのう)ゼミナールという、国語塾を経営されています。
単科塾にも関わらず、9000人もの卒業生がおられるそうです。
息子が4年生になったとき、この塾で『酷語』を徹底的に鍛えてもらおうかとさえ思った次第です。
そのためにも、現在の結果にこだわらず、今できることをしっかりと学習していかなければならないと思う今日この頃です。
皆様のご家庭では、どのように苦手科目の対策を行っておられるのでしょうか。
さて、現在我が家の家庭学習(算数)では、予習シリーズで基礎固めを行っているところではありますが、演習問題集や最難関問題集に加え、週テスト問題集にて理解の定着をはかっています。
この週テスト、毎回4段階(A、B、C、S)の問題に分かれ、そのうちA問題とB問題が、さらにB問題とC問題、C問題とS問題でいくつか問題が重複しています。おそらくは四谷大塚のクラス編成に合わせて、問題の難易度はA<B<C<Sとなっています。
今回はS問題を取り上げてみたいと思います。
『既約分数』について、どのように対応するのかが問われています。
さて、息子がどのように解いていくか、一緒にやってみました。
週テスト、なかなかよく練られていますね。
息子の力試しにはちょうどよい問題です。
ようい、どん!
カリ、カリ、カリ、カリ。。。
息子:『できたぁ~!』。
少し遅れて。。。
私:『こんなものかな!』。
私と息子で解法が分かれました。
解法その1が私の解法(所要時間約4分)、解法その2が息子の解法(所要時間約3分)です。
私は初見、息子は同様の問題を解いていたことを差し引いても、正直、息子の方がシンプルで短時間で解けています。
うーむ。更にできるようになったな、息子!
いつか私を超える日が来ることを楽しみに待ちたいと思います。ガンダム(息子)よ、強くあれ!
<追記>
さて、息子の9歳の誕生日が近づいてきました。
今年のプレゼントは何にするか思案しているところです。
昨年は自転車をプレゼントしました。
週末は近くの公園でサイクリングしてます。もちろん、サイクリングロードです。
週一回のスイミングとこのサイクリングが健康維持のための欠かせない運動となっています。
本人希望としてはNゲージ(西武鉄道のライオンズ号)でしたが、我が家の『聖帝様』にお伺いを立てたところ、即刻却下されました。
結果、第二希望のマリオ・レゴになりました。
今までもたくさんマリオ・レゴ作ってきましたが、飽くなき探求心ですね。楽しく作っている姿が今から目に浮かびます。
ただ、父親としては息子の希望は叶えてあげたいので。。。
実は、『聖帝様』に内緒でNゲージ(西武鉄道)をこっそり買う計画を目論んでおります。
しかし、万が一にも計画が露見したら。。。
死闘となることでしょう!
相手は南斗六星の帝王、極星聖帝様。
秘孔が効かぬ無敵の肉体と完全無欠の究極奥義を打ち破れるか?
息子のため、敵わぬまでも一矢報いるつもりです。
我が家の聖帝様も『歯向かう者(夫)には死あるのみ!』というお方なので
もし生きていましたら、またのブログでお会いしましょう!
本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
また1週間頑張っていきましょう‼️