like the princess Silver

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シルバー王女、12の悪い癖

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話したいことが世界中の山を全て集めても足りないほど。
会いたい気持ちはこの先あと何年生きるかわからないけど生涯全ての幸せと変えても構わないほど。

漫画や小説のような予感もなく、朝、いつもと違ってなんかかっこいいね、と言われ、そうかないつもと変わらないよ、という言葉を交わし、わたしが見えなくなるまで見送ってくれた母上と、突然別れて今日で5年目。

5年が早いのか遅いのか正直全くわからない。

もうそんなに経ってしまったのか、とも考えられるし
まだそれしか経っていないのか、こんなに会っていないのに、とも考えられる。

1月29日の長男の14歳の誕生日、2月8日の次男の12歳の誕生日

そして2月10日。

どうして止められなかったか、どうして今日だったか、どうして、どうしてがしばらく頭から離れなかったけれど

後日、3月13日の私の17歳の誕生日に向けて買っていてくれたケーキセットを見つけてそれはもう泣いたし、今でも思い出すだけで泣いてしまうし、大事にとっておいている。

私の誕生日もしっかりやってくれる気でいたんだと安心する。

後悔しないことなんてひとつもないけど、しっかりしっかり愛されていたんだなっていうのは、生前の生活からもそのあともちゃんと分かってる。

だからこそ、生きている内にたくさんありがとうを言えなかったことを後悔しているんだけど。

最後こそ納得がいかなかったけど、それさえ除けばこんなにいい母親、そして家族はどこにもいないと自負するほど、絵に書いた以上に最高の家族だった、今も昔も。

淋しそうに母上に会いたがる父上を見ているとどうしてもまだ苦しくて苦しくて向き合うことができないけれど、4人でもしっかりとやっていますよ、ママ。

来年も再来年も会えるまで頑張るから、どうかどうか姿こそ見えなくても、うちの家族に誰一人霊感とかなくても、すぐ隣で見守っていてください。特にパパの近くにはずっといてあげてください。

誰よりも大好きな母上へ。唯より。


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