起きた | 朝永皓乙の耳に残るは君の声

起きた

悔しくて泣きながら起きた。

頭の痛い午前4時。
寝れずに現在に至り、多分目覚ましがなるまであと30分、このまま。
大人の都合とか男のプライドとか、僕には判らない。


子供だから?
夢を見るのは悪いこと?


酷く口が渇く。


甘やかされないのも優しさで、悔しかったら這い上がれという裏側で、
男のプライドを見せられる。

天秤には掛けられない。

どっちも大事。

現状の現実を好きでいる僕と、
それでも足掻きたい僕の本能。


選べない、それだけは、無理。



現実は汚くて残酷な面もある。

それでも、生まれ落ちたからには生きなきゃいけない。

僕はただ好きなものを好きだと言ってるだけなのに。

それが許されない事なの?

悲しい。



***

朝焼けに息を潜め
眠る街を見下ろして
広いベットの上で
膝を抱え行き場を失う

白いシーツの波間
君の感触を探して
僅かな残り香
消えた温もり
一人迷子

溺れるように祈って
願って生きるこの箱庭

歪んだ翼では
空の高さに恋をするだけ

連れていって

誰もいない場所へ




***

なぁんて、足りてないぐらいで、僕には良いんだ。



足掻くよ。


*ゆきと*