懐かしの | 朝永皓乙の耳に残るは君の声

懐かしの

ちょっと祖母のところに行った折に、居間に僕が高2の時に描いていた油彩画が置いてありました。




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大分古いものなのに、まだ飾ってあったんだなぁって。

映像芸術の勉強をしていたんですが、いつも綺麗にフレームの中に納めてしまう癖があって。

ソコに納まらない位の世界を表現するっていう事が苦手でした。


簡単に言うと、与えられた紙からはみ出るような、突拍子もないことは出来ないっていう。

ついつい、箱に納めてしまうような、安全なものの選び方をしてしまいます。

豪放磊落で放埒だった長兄と、似ていながら正反対な部分です。

あんまり、世間の枠組みから逃げられません。

良いことでもあり、弱点でもあり。


思い切りとか、思い込みとか、度胸とか。

はじめの一歩が踏み出すのが遅くて、瞬発力や覚悟が欲しいと思ったり。


なので、この絵を描いた時はかなり思い切ったんですよね。

静物はモチーフで皆同じものを描いてたんですが、背景は何を描いてもよくて。

初めは、淡いオレンジのトーンで、光射す初夏の庭が見える窓辺を描いてありました。

でも、なんかありきたりだなって思って、思い切り黒で塗り潰して、パレットで拡散する光の周波みたいな、波模様みたいな模様描いて遊んだんですが。



評価は書き直す前の方が、バランスが良かったって。

でも、個人的にはやり切った感があったので、それで良いかなって。


初めて、絵の空気感とか色味とか光源とかグチャグチャにして描いたのが、この絵だったんで。


おばあちゃん子な僕としては、祖母が毎日僕の絵を見てるのかと思うと、嬉しいやら恥ずかしいやら。

もぅ、90才ですからねぇ…

来年の誕生日は似顔絵を送ってあげようと思いますニコニコ

おばあちゃん、長生きして欲しいな。



*ゆきと*