身を軋ませる音 | 朝永皓乙の耳に残るは君の声

身を軋ませる音

晩夏ですね。


虫の話と、ちょっとだけ怖いかもしれない話をします。
苦手な方はUターンでお願いしますね?ニコニコ





蝉の声が、少しひんやりして感じます。

今日、道端でいっぱい見掛けました。

蝉の死骸。


不謹慎なので写真撮らなかったんですが、周辺に大量の…






輪ゴムが散乱してました←






意味が判らんシラー

ゴミはごみ箱に。




空蝉というように、
蝉の体は一部が空洞になっています。

全身を震わせるとき、その空洞が音を膨張させるように、

空洞であるために在る器です。


その蝉の死骸を、蟻が集団で分解してズルズルと巣穴に運んでいました。

蜉蝣みたいに透ける羽だけは残していくんですよね。

翼をもがれたら飛べはしないのに、それも他者から見ればただの飾りなんでしょう。

空っぽな胴体が、蟻にとっての本質のようです。

中身より器なのか、
翼は服と同じなのか。

単純に栄養がないだけかも知れませんが。

誰が教えた訳でもないのに、何を基準に選別しているのか。

空蝉は古典の題材に使われることが多いですが、コレ、

現せ身(うつせみ:今生の身上)

の暗喩だそうです。

大人になるまでは途方もない時間を堪えて、
人生を謳歌できるのは、ほんの僅か。

諸行無常の象徴ですね。

卵、幼虫、蛹、成虫、


甲乙付けるものではないですが、幸福ってどこのことだと思いますか?

蝉の体が空っぽなのは、埋めてくれる何かを探し出すためだと思います。

だから、アレだけ輝いてる。

どんな生き物でも、他者を求めるエネルギーが一番強いと思う、不思議。




喉から手が出るほど、欲しいものは在りますか?



*ゆきと*